▲何ブロックもあるブッフェボードは一列のみに縮減。他のボードはディナーブッフェの前準備セッティングがあったものの、柵とチェーンで仕切られて立ち入り禁止ゾーンになっていた。 | ▲栄、伏見、名駅の名古屋都心大動脈を貫く大通りに面した名古屋観光ホテル。メニューは不満だけどこんな都心部で羽伸ばして1,400円は悪くないかな。 |
企画名 | デザートブッフェ |
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メインメニュー | ケーキ,パン |
ケーキのサイズ | 【中】 |
お値段 | |
制限時間 | なし |
実施タイム | ※なんかやめちゃったねー。土日祝版は続いてるけど。 |
ドリンク | コーヒー紅茶おかわりOK |
その他ルール | 全席禁煙/土日祝日版デザートブッフェは軽食など品数加増で午後12時〜4時、2,100円で実施 |
味 (ずばり、おいしいかどうか) | [6] |
●料金は安くないものの、品数とクオリティはなかなかの評判だった《名古屋観光ホテル/ル・シュッド》のデザートブッフェが、'07年6月、時間も大幅短縮の上、平日1,400円、土日祝日2,100円という料金体制に。メニューも再編成された。 特に平日ヴァージョンはお値段も求めやすくなったし、ホテル内ペストリーのケーキのハーフカット版がそのまんまお皿に盛ってこれるという悦楽も引き継がれているものの、あまりの品数の少なさには不満点も発露。正直微妙な感想。 平日版デザートブッフェタイムは午後3時〜5時、おかわりフリーのコーヒー紅茶Hot/Iceつき1,400円。この料金で都心部ホテルのラウンジでのんびり召せるブッフェとしては、なかなかイイ値段。 で、これまでのブッフェコーナーはアイスクリームやらパスタやら大皿スイーツやら和菓子やら、数ブロックに分かれてジャンルも豊かに40種もの品々が設けられていたのだが、今回は1ブロックにばっさり縮減、かなり寂しい印象。 メニューのコンテンツをざっとなぞると、ケーキ類はショップのハーフカット版が楽しめるものを中心に6種、パンも同じくショップ売りのハーフカット6種、そして問題は、ちっこいプラスチックカップに入った酷い味のプリン、まづいムースなど、有象無象の三下雑魚6種。これ、観光地の三流ランチバイキングで出されている業務用出来合い品レベルのシロモノで、無いよりはましかと思って食べてみたら、これがマヅくてどーもー。雑魚というより有害。手にするべからず。 しかし、なんてったってペストリーのケーキがそのまま食べ放題できる大盤振る舞いには随喜の落涙!……と思って頬張っていたのもつかの間。しっとりマドレーヌの上でコンポートしたイチゴが甘くとろける[タルトフレーズ]、濃厚チョコレート味なのにすーっとお口にとけてゆく[エソール]という2つの名品は、最初の15分で完売!再登場しやしねぇ(泣)。 つまりこれは3時のスタートと同時に早いもの勝ちの争奪戦、ということのなるようだ。 後半残っていたものの、なかなか楽しめたのは[アールグレイミルクショコラ]。一口ごとに漂う紅茶の香りが格調高い。ガナッシュの主張が強すぎるものの、下地のココアクッキーがかろうじて全体のバランスを支えている感じ。強いチョコ味は抑えた方が美味しいのでは。 [リースフロマージュ]もちょっと疑問が。彩り愛らしく、複雑に何層も織り成す丁寧な構成の過程も伺えるのだけど、主役のはずの高品質フロマージュ層がちょびっっっとしかなくて。なのに峻烈に酸っぱ過ぎのフランボアのペーストが大量に詰まっててバランス崩壊。底のしゃくしゃく歯ごたえクッキーとかもおいしいんだけど、心残りの一品。 あとパンはひとつひとつ、どれもおいしいけど、激甘傾向のココのケーキを頂いた後では虚心坦懐とはいかずお口が甘さで麻痺状態。でもあんぱんやラムレーズンパンなど、なかなかイイ線をいっている。 美味しいスイーツもあったのに満足度が低いのは、ケーキらしいケーキがたった6点、という品薄なラインナップに要因あり。しかも代表格はすぐ消えちゃうし、さらに下卑な雑魚による品数の水増しが、ここのブッフェのお味の平均点を大幅に下落させてしまっている。 ぶっちゃけ、“このブッフェのために焼き上げました”っていう真心のお品書きはひとつもなく、飽くまでアイドルタイムにベーカリーとパティスリーでの余りモノを寄せ集めた、手持ち無沙汰な時間帯を埋め合わせる、やる気の無い副産的なブッフェ。調理系がないとダメ、というタイプの人はしんどそうだ。 とはいえ、シックで落ち着いたラウンジで、甘いものも自由につまめて、濃いアイスコーヒーのおかわりを笑顔で給仕してくれる一流ホテルのサービスが1,400円で受けられる……という点を考慮して、少し鷹揚の評価。 |
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雰囲気 (入りやすい店か、落ち着いて食せるか) | [8] | |
リベラル感 (実施時間が不自由でないか、ルールがやかましくないか) | [9] | |
接客 (説明など不親切でないか、感じは悪くないか) | [9] | |
立地 (場所は便利かどうか) | [9] | |
お得感 (質量共に料金以上の満足が得られるかどうか) | [6] | 総合【★★★−−】期待は裏切られたが、攻略次第でまあまあ“オイシイ”ブッフェかも? |
▲タルトフレーズ,エソール | ▲品名不詳(これも雑魚かなぁ),シュークリーム(シュー皮はブッセタイム。カスタードはくどめ) | ▲品名不詳(コーヒーとよく合う、芋とプルーンのタルト),リースフロマージュ |
▲アールグレイミルクショコラ,品名不詳(マーブル状のチョコレートが渦巻くレアチーズタルト) | ▲品名不詳(雑魚ムース),オレンジデニッシュ(中にはカスタードクリーム。スライスオレンジとマッチ!) | ▲ブリオッシュあんぱん,品名不詳(できあいプリン) |
……ケーキ6種は少な杉。パン6種はともかく、業務用雑魚は無いほうが良い。新鮮カットフルーツが出てると嬉しい。 | ||
▲ラムレーズンブリオッシュ,フロランタン | ▲リースフロマージュ,スコーン |
■名古屋市営地下鉄東山線・鶴舞線 伏見駅 G番出口から出てそのまま直進徒歩2分。右手側にある《名古屋観光ホテル》内。
【所在地】 | 〒460-8608 愛知県名古屋市中区錦一丁目19-30 名古屋観光ホテル1F ブラッセリー ル・シュッド |
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【営業時間】 | 午前6時半〜午後11時 |
【tel】 | 052-231-7711 |
【公式サイト】 | http://www.nagoyakankohotel.co.jp/ |
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▲おーっと、初めて窓側、しかも角奥に案内されたナリよ。せっかくだからデジカメで店内パチリ。空いてたのよかなり。 | ▲うぇーまづ!これが問題の、有象無象、二束三文、業務用出来合いコーナー。“枯れ木も山の賑わい”という諺は、ブッフェには通じませんっ。 |