日刊 アジアのエネルギー最前線

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ー 日刊アジアのエネルギー最前線 2008年9月29日分 ーインドの地球温暖化との戦い

「インドの地球温暖化との戦い」,今日の話題は,余り私の知らない分野であるが,タイトルが余りにも大袈裟で,これでインドの電力不足は解決する,とまで書いてあるので,まあ読んでみるか,と言う気になった。それは,インドのムンバイを中心としたグリーンビルディングへの挑戦であり,またインド北部,山岳州の Himachal Pradesh 州政府の再生可能エネルギーへの挑戦である。

インドの人類としての地球温暖化への挑戦は,石炭火力を如何に抑制して行くか,がもっとも大切と思うが,最近は日本政府,JICAなども,インドの電力分野の効率化に取り組んでいる。それがグリーンビルディングであり,小規模な再生可能エネルギーであるにしても,インドの人々の意識の高揚が,大きな力に結集されて行くことを願う。

グリーンビルディングは,インドでは現在,敷地面積にして2万平方フィートに過ぎないが,これを2012年までに10億平方フィートに拡大する,としている。インド・グリーン・ビルディング協会 Indian Green Building Council (IGBC) の構想である。建築構造そのものから,太陽光や雨水の利用を考えているらしいが,通常の建築に比べて,40〜50%の電力使用量が節約されるとしている。ビルの電力需要は全体の20%だと言っている。

インド人に言われたくないと思って,日本はどうなっているのか,調べてみたが,大々的に実施している,という資料には行き当たらなかった。おそらく,電力会社などは大きな関心を持っているだろうし,研究も進んでいると思う。米国では,1994年7月に,「全米グリーンビルディング協会(US Green Building Council) が設立され,建築業界は勿論,電力・ガス会社,金融・不動産,地方自治体,大学,環境保護団体,一般製造,メーカー等が参画し,業界の枠を超えた活動を展開しているという。

私は,バンコクやジャカルタなどの電力需要の歴史的な動きを見ていて,次のように考えている。経済成長が高いレベルになると,夕方のピークよりは昼間のピークが高くなる。これは,経済を成長させている企業の主要都市のビルディングがどんどん増えてきて,特に冷房需要が大きく増えてくる。だから,必ず朝9時に冷房のスイッチを入れ,大部分が夕方5時にスイッチを切るので,8時間ピークが究極の需要の形だと。

だから,例えばタイなどは,現在の状況を見てラオスの水力に15時間などの昼間負荷の運転を要請しているけれども,これは必ず8時間ピークに収斂してくる。だから例えば,ナムテン2水力は15時間で1,000MWであるが,近い将来,必ず2,000MWに増設する必要があると。このような観点からも,グリーンビルディングは,電力需要に大きな影響を与える。

今日は,このグリーンビルディングの他,Himachal Pradesh 州の再生可能エネルギー開発への努力と,明日から開催されるネパールとインドの水資源連絡会議が話題になっている。ネパールの水資源問題を解決するため,ダムの高さは,Pancheshwor が315m, Kosi High Dam が269mとなっているから,とんでもない大規模ダムと発電所の計画である。もっとも,ヒマラヤからの土砂流出や,下流の洪水防御を考えると,この規模のものが必要だが,その資金調達と建設期間を考えると,気が遠くなる。


本文

●080929A インドとネパール,水資源全体の高官レベル協議を明日開始
●080929B インド,Himachal Pradesh,水力再生可能で,炭素無排出の州に
●080929C インド,グリーンビルディング,ムンバイで大きな話題に


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