アジアのエネルギー最前線
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ー 日刊アジアのエネルギー最前線 2008年11月25日分 ー インドのパイプラインへの挑戦ー

2008年11月25日分 ー インドのパイプラインへの挑戦 ー



タイ,バンコクの空港が停まっている。これは大変なことである。バンコク空港と言えば,我々が必ずと言って良いほど使っていた空港で,ラオスもカンボジアもミャンマーもベトナムも,下手をすればアフリカも,この空港を使って調査に行っていた。おそらく相当の数の友人達が,彼方此方で足止めを食っているだろう。それにしても一体,タイの政治はどうなってしまったのか。

タクシンが首相の座に着いたときは,何か,お笑いのナンチャンに似ていたけれど,それでも大きな期待があった。南の石炭火力発電所を自ら視察に行ったり,経済開発の面で大いに期待した。しかし途中で,日本の円借款は邪魔になる,というような発言をしたり,通信で危ない噂が流れたり,結局は彼は,我々の当初の期待を裏切った。

それでも,勇敢にミャンマーに突っ込んでいったのはタクシンである。現在の,ヤダナの天然ガスの輸入やサルウイーン河の開発に手を付けるために,国際世論のうるさい中も,ミャンマーの当時の首都ヤンゴンまで出かけていた。結局,考えてみれば商売しかなかったのか。それにしても逃げ回る姿は格好悪い。結局国に帰って牢獄に繋がれたフジモリ大統領の方が,勇敢か。

そのミャンマーに仕掛けているのがインドの我がラメシュ副大臣(注4)だ。水力発電公社NHPCが,出来ません,と言って投げ出そうとしたイラワジ川上流のタマンティダム,1,200MW,に自ら出ていって,NHPCを叱りつけ,そのダムを造って下流の水利用に貢献し,電気はインドへ持って帰る,と息巻いて,ミャンマーに踏みとどまった。勿論,ラメシュ副大臣(注4)の狙いは,60兆立方フィートと言われるミャンマー沖の天然ガスで,ミャンマーが殆ど雲南とバンコクへ送ろうとした中に,割って入ろうとしている。

今日のニュースを見て驚いた。ラメシュ副大臣(注4)は,2008年10月にミャンマーに乗り込んだときに,既にアラカン山脈を越えて,ラキン州まで入り,カラダン川を遡って,インドのミゾラム州(注13)に達するルートを下見していたのだ。HPで地図を見て頂きたい。中国が,石油基地として開発しているラムリー島から北西に100km,ここにシットウエイ海港(注12)を改造して中国とにらみ合い,一方,シットウエイ海港(注12)からカラダン川を遡って,一部舟運,一部新設道路で,インドの最東端,ミゾラム州(注13)に繋ごうというのである。

これは勿論,両国の通商のためであって,エネルギーに関しては,今回の協議では一言も触れられていない。しかし,私から見ると,これは明らかに,ミャンマー沖のガスをパイプラインでインドへ持って帰るその下ごしらえなのだ。それと,突き出た半島同志,100kmの距離で,中国の海港とインドの海港がにらみ合う姿は,何とも勇ましい。インドは海軍が強いという。ラメシュ副大臣(注4)の仕掛けを見守ろう。

またもう一つ,インドのエネルギーラインで驚きの記事がある。トルコに集まる中央アジアとカスピ海沿岸のエネルギー資源を,イスラエルを通してインドに持ち帰ろう,と言うのである。読んだ私も,一瞬,世界地図と睨めっこをした。トルコの地中海沿岸の港セイハン(注26)から,約100kmのパイプラインをイスラエルに引くという,何処に行くのよ,反対方向じゃないか,と呟きながら,イスラエルのエイラット港(注28)を探した。

驚いたですね,イスラエルにただ一点,紅海に面している港があったのです。ぼけっと地図を見ていても分からない,私は今まで,イスラエルは全海岸が地中海にあると思っていた。ところが,スエズ運河を経ずに,紅海に面した港があって,そこから紅海を南下し,アデン湾を通過すると,もうそこはインドの内海とも言えるアラビア海ではないですか。私には想像も出来なかったルートだが,昔のインド人は,おそらくよく使っていた海路なのでしょうね。

インド側は沈黙を守っているが,トルコの首相が構想を明らかにして,来月にも三国の打ち合わせに入るという。結局,イランのガスパイプラインはブッシュ大統領に反対されて,この道をとるのだ,と言う表現で記事は書かれている。それにしても,ミャンマー領内に僅かに突出しているミゾラム州(注13)から,バングラデシュを経由せずにインドに持ち帰るとか,イスラエルの僅かな隙間に手を突っ込むとか,どうもこの当たりの話は,アジア開発3人男の一人,ラメッシュの仕掛けですね。ややこしいから後でHPで地図を出しておくので見て下さい。まさにアジアのエネルギー最前線の話ですよ。

(注)(1) Xinhua,(2) http://my.reset.jp/~adachihayao/index081101A.htm,(3) Ramree Island,(4) Indian Minister of State for Commerce and Power Shri Jairam Ramesh,(5) http://my.reset.jp/~adachihayao/index3news0808.htm,080801A,(6) http://my.reset.jp/~adachihayao/index3news0809.htm,080917B,(7) Maung Aye, vice chairman of the State Peace and Development Council.,(8) foreign secretary Shivshankar Menon, (9) deputy minister U Kyaw Thu,(10) a multi-modal transit and transport facility,(11) Kaladan River,(12) Sittway Port in Myanmar,(13) Indian state of Mizoram,(14) Sitpyitpyin,(15) Nay Pyi Taw,(16) Rakhine state,(17) Reedkhoda,(18) Tamu-Moye,(19) Mandalay,(20) 3rd meeting of Myanmar-India Joint Trade Committee,(21)

(注) (21) http://my.reset.jp/~adachihayao/index081104B.htm,(22) Turkish Prime Minister Recep Tayyip Erdogan,(23) Bangalore,(24) Caspian region,(25) Mediterranean port,(26) Ceyhan,(27) Red Sea,(28) Eilat port,(29) Suez Canal,(30) Turkish Energy Minister Hilmi Guler,(31) Gulf of Aden,(32) Arabian Sea, (33)

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本文

●ミャンマーとインド,経済協力の促進を確認

このニュースが,ヤンゴン駐在の中国紙シンフア(注1)記者から発せられていることに注意したい。中国は,2008年11月1日付本HP(注2)にて報告しているように,ミャンマー沖合西の島,ラムリー島(注3)に,中国のエネルギー根拠地を港と共に造成中である。またインドは,私が強く注目しているラメシュ副大臣(注4)が,嫌がる水力発電公社NHPCを説き伏せて,ミャンマーのタマンティ水力などに,調査継続の指示をして,更に中国に持ち去られようとしているミャンマーの天然ガス狙いで動いていることは,2008年8月1日付本HP(注5)と,2008年9月17日付本HP(注6)に詳しく流れが書かれている。

さて今日の記事,エネルギーについては殆ど語られていないが,裏にある動きを考えながら読んでみよう。ミャンマーとインドは,この日曜日,ミャンマーにて,外務省当局者による第9次二国間協議を行い,広範な分野の協力について討議を行った。これは,2008年4月,ミャンマーの第2位にあるマウンアイ将軍(注7)が,インドを訪問したときの合意事項を,更に前進させるための今日である。インドを代表したのは,メノン外務次官(注8),ミャンマーを代表したのはウチョーツー外務副大臣(注9)である。

2008年4月,ニューデリーで,ミャンマーのマウンアイ将軍(注7)との間で合意された項目は3つに亘るが,特に注目したいのは,両国の交通ルートの開発(注10)で,それはミャンマーのカラダン川(注11)を使って,ミャンマーのシットウエイ海港(注12)とインドのミゾラム州(注13)を結ぼうというものである。この案は,シットウエイ海港(注12)の改良工事,カラダン川(注11)の上流の町シットピットピン(注14)とシットウエイ海港(注12)の間の舟運のための河川改修,シットピットピン(注14)から国境までの道路建設,を含むものである。

また,2008年6月,インドの我がラメシュ副大臣(注4)が,ミャンマーの新首都ネピトー(注15)を訪問したとき,20百万ドルのアルミニュームワイヤーの工場,64百万ドルの23万ボルト送電線建設,などの経済協力で合意している。そのとき,我がラメシュ副大臣(注4)は,ランキン州(注16)を訪ね,自分の足でこのカラダン川(注11)多目的輸送ルートの視察を行っている。

ミャンマーとインドの国境線は1,600kmであり,両国の経済関係は,この2,3年,急激に深まっている。ミャンマー側によると,ミャンマーとインド両国の通商は,2007〜2008年財政年度で995百万ドルで,ミャンマーからの輸出が810百万ドル,インドからの輸入が185百万ドルである。ミャンマーにとってインドは,タイ,中国,シンガポールに続く第4位の通商額で,輸出額としてはタイに続く第2位で,全輸出量の25%に達している。

また,インドのミャンマーへの投資額は,2008年1月当時,契約ベースで,219.57百万ドルに達し,このうち137百万ドルは,2007年9月の原油ガス分野への投資に使われている。最近では,インドのリードコダ(注17)とミャンマーのタムモイ(注18)間の通商設備の整備がなされている。2008年10月には,ラメシュ副大臣(注4)がマンダレー(注19)を訪問し,第3回インド-ミャンマー通商協議(注20)が持たれている。この会議では,金融などの他,電力及びエネルギー分野の協力も話し合われた。その他ラメシュ副大臣(注4)は,ITセンターの開設,500人のミャンマー学生の招聘,租税や保健医療などの行政に関する支援も含まれている。

この記事から脈々として伝わってくるのは,中国に対抗するインドの,特に我がラメシュ副大臣(注4)の遠謀深慮が窺われる。最後の狙いは,ミャンマーの天然ガスにあるのだが,それを前面に出さずに,ミャンマーのソフトなプラットフォーム構築に力点を置き,しかも,中国が大々的な港湾建設を行っているラムリー島(注3)の目と鼻の先,100km西北のシットウエイ海港(注12)とカラダン川(注11)の舟運に注目して,最後は,バングラデシュを通過しない最近のインド,ミゾラム州(注13)へ繋ぐと言うことは,ラメシュ副大臣(注4)がこのルートを,インドへのガスパイプラインの本命と位置づけて,現場まで見ていることに注目したい。

(注)(1) Xinhua,(2) http://my.reset.jp/~adachihayao/index081101A.htm,(3) Ramree Island,(4) Indian Minister of State for Commerce and Power Shri Jairam Ramesh,(5) http://my.reset.jp/~adachihayao/index3news0808.htm,080801A,(6) http://my.reset.jp/~adachihayao/index3news0809.htm,080917B,(7) Maung Aye, vice chairman of the State Peace and Development Council.,(8) foreign secretary Shivshankar Menon, (9) deputy minister U Kyaw Thu,(10) a multi-modal transit and transport facility,(11) Kaladan River,(12) Sittway Port in Myanmar,(13) Indian state of Mizoram,(14) Sitpyitpyin,(15) Nay Pyi Taw,(16) Rakhine state,(17) Reedkhoda,(18) Tamu-Moye,(19) Mandalay,(20) 3rd meeting of Myanmar-India Joint Trade Committee,(21)

●インド,トルコのガス原油をイスラエル経由で

インドは原油ガスが欲しい,パイプラインを探りまくっている。今日も,ミャンマーのカルダン川ルートを見てきたところだ。また,2008年11月4日付本HP(注21)では,インドのムケルジ外相が,イランにせき立てられてテヘランを訪問,米印原子力協定があるから,イランからのガスパイプラインに明確な態度を出せないのか,と記者団に迫られて,インドは独立国だ,と強弁した。今日の記事は驚きである。私もしばらく世界地図とにらめっこしなければならなかった。これはラメッシュの発想に違いない。

さて記事だが,トルコ側の記者会見で始まっている。インドはまだ何も言っていないが,記事はインド紙である。インドが原油ガスを,トルコからイスラエル経由,スエズ運河を通らずに手に入れる方法について,まもなく3国の政府関係者が協議すすことになった。これはインドが,中央アジアやカスピ海沿岸(注24)のエネルギーを手にするための容易な方法の提案で,トルコのエルドラン首相(注22)が述べた内容である。

エルドラン首相(注22)はインドの南部,バンガロール(注23)を訪ねているようで,月曜の業界首脳との会議で,明らかにした。この提案は,長い間議論が続けられたイランからのパキスタンを経てのパイプライン問題で,建設費が大きく計画を超えたことと,米国の強硬な反対によって,合意が成立しなかった直後になされたものだ。

トルコは,イランを避けるルートの中では,地域のハブの役割を果たしている。計画のパイプラインは,カスピ海沿岸(注24)からトルコの地中海の港(注25)セイハン(注26)までのパイプラインを,更にイスラエルの紅海(27)に面する港,エイラット港(注28)まで敷設するものである。直線距離で約100kmである。

このエイラット港(注28)から原油とガスをインドのタンカーで出せれば,スエズ運河(注29)の通過を避けることが出来る。トルコのエネルギー大臣ギラー氏(注30)は,トルコは既にこのプロジェクトの可能性調査を終了しており,来月にもトルコで,トルコ政府とインド政府の協議が行われるはずだ,と語った。

なるほど,紅海(27)に出てアデン湾(注31)を抜け,アラビア海(注3)に出れば,インドの港はもう目の前に見えている。インド海軍は結構強いらしいから,これは安全なルートだ。イスラエルがエイラット港(注28)で紅海に面しているとは,余り知っている人はいないのではないか。でも,トルコからイスラエルまでのパイプラインは,レバノンやシリアがあり,結構な危険地帯,それでもイラン,イラクよりは安全か。

(注) (21) http://my.reset.jp/~adachihayao/index081104B.htm,(22) Turkish Prime Minister Recep Tayyip Erdogan,(23) Bangalore,(24) Caspian region,(25) Mediterranean port,(26) Ceyhan,(27) Red Sea,(28) Eilat port,(29) Suez Canal,(30) Turkish Energy Minister Hilmi Guler,(31) Gulf of Aden,(32) Arabian Sea, (33)


●パキスタンのバシャダム建設,水危機に有望

パキスタンの水問題,今日で3日連続である。一昨日,2008年11月23日付本HP(注33)では,インドのシェナブ川(注35)のバギリハールダム(注6)について,パキスタン側の激しい反対論が提起されたし,昨日,2008年11月24日付本HP(注34)では,遠くワシントンから,パキスタン全土の水問題の厳しさが訴えられ,ダム建設の促進が要請されていた。今日は,一種の国民へのコンセンサスを得る目的なのか,ディアマー-バシャダム(注37)の着工決定を歓迎する記事である。

パキスタンの水とエネルギー不足を克服するために,「水資源開発構想2016(注38)」,の中には,カラバーダム(注39),ディアマー-バシャダム(注37),アコリダム(注40),ムンダダム(注41),クラムタンギダム(注42)の建設が,高々と謳い上げられている。規模の小さい州では不安が多く,大規模ダムの建設は,厳しい政治的な議論に晒されている。この民主的な新しい政府の元で,やはり,融和と同意が醸成されてきた。シェナブ川(注35)でインドがダムを造ったことで水危機が本格化し,国家経済委員会(注43)はディアマー-バシャダム(注37)の着工を決意し,国内の全勢力から,手を挙げて歓迎されている。

ディアマー-バシャダム(注37)は,インダス河のタルベラダム(注44)の上流315km,ギルギット(注45)の下流165km,北西辺境州(注46)と北域の境界にあるチラス(注47)から下流40kmの位置にある。ダムの領域は110平方kmで,湛水池は100km上流のカラコラムハイウエー(注48)のライコット橋(注49)まで達する。発電所出力は,4,500MWで,工事費は126億ドル,ダムの高さは272m,貯水容量は730万エーカーフィート(注50)で,完成は2016年となっている。海外の専門家によるパネルでも,最適地だと言われており,移住人口は2万8,000人または4,250世帯である。7年で返済予定で,発電は15億ドル,灌漑は6億ドルの年便益を見積もっている。

全国的には,2015年までに発電設備を18,000MWから33,000MWに挙げるために300億ドルを必要としている。ダムは洪水で流れ去る貴重な水を貯め,社会経済開発に貢献する。飲料水,灌漑,洪水調節,発電などに便益をもたらす。インダス河流域に建設されている灌漑施設に,直ちに使うことが出来る。タルベラダム(注44)の効果は,最初の計画を大幅に上回ったが,30年間の堆砂などで機能が落ちている。

パキスタンの貯水池容量は世界的に見て少ない。一人当たりで,米国は6,150立方m,オーストラリアは5,000立方m,中国は2,200立方m,に対してパキスタンは僅かに132立方mである。乾燥地帯では洪水の水をダムで持ち越す必要があるが,ナイル河ではアスワンハイダム(注51)で1,000日分,米国の例では900日分,南アフリカのオレンジ河では500日分,インドでは120〜220日分であるが,インダスのパキスタンは僅かに30日分である。乾燥地帯に属する国では,年間流量の40%を貯留する必要があると言われているが,パキスタンでは8%で,運用困難である。もし計画が実現すれば,裸地2,500万エーカーが耕作可能となる。

このような意味から,パキスタンの国民は一致してダム計画を支持している。しかし,ディアマー-バシャダム(注37)は,明日着工しても完成までに8年を要する。この間パキスタン政府は,小規模ダムで対処しようとしている。国家経済委員会(注43)は,小規模ダム314地点の着工を承認している。包蔵水力50,000MWと言われているが,まだ86%が残されたままだ。

しかし,大規模ダムについては,ディアマー-バシャダム(注37)について影響ある政治区域を明確にすること,地元便益を確実に分配すること,移住者に対する完全な補償,地元住民の心情への十分な対策を講ずること,などが必須であるが,パキスタンは水との闘争で十分な力を蓄えている。それは,資源の有効利用への知識,既設設備の有効利用,水使用のための制度の近代化,来る数十年の改革の実施,などである。

何とも,パキスタンは,ディアマー-バシャダム(注37)建設に当たって,まさしく戦争前夜の様相である。これは政府が国民の一致団結を呼びかけた記事と見て良かろう。インドへの挑戦状も,実は大規模ダム建設への,政府の意図的な行動,と見ることも出来るだろう。中国は既に,このディアマー-バシャダム(注37)への協力を約束している。

(注) (33) http://my.reset.jp/~adachihayao/index081123A.htm,(34) http://my.reset.jp/~adachihayao/index081124A.htm,(35) Chenab river, (36) Bagilihar dam,(37) Diamer-Basha dam, (38) “Water Vision - 2016”,(39) Kalabagh dam,(40) Akhori dam, (41) Munda,(42) Kurram Tangi dam,(43) National Economic Council (Ecnec),(44) Tarbela Dam,(45) Gilgit,(46) North Western Frontier Province (NWFP) ,(47) Chilas,(48) Karakoram Highway (KKH),(49) Raikot Bridge,(50) MAF,(51) high Aswan Dam reservoir,(52)


●ネパール,民間資本,水力開発促進のための施策を要請

ネパール新生共和国の初代首相になったマオイストのプラチャンダー首相は,演説でも,またインドを訪問したときも,口癖のように,10年間で10,000MWを開発する,と言い続けている。実際にこれが可能なのかどうか,誰もが疑問を持っている。安倍首相が年度内にすべて年金を明らかにする,と言っても誰も信じず,しかし安倍さんはそれを繰り返さざるを得なかった。その様な状態にプラチャンダーが追い込まれませんように。

この月曜日,2008年11月24日,ネパールで,「水力開発展望2020(注52)」,が開催された。この席上で,水力開発への投資を刺激する対策が必要なことが議論された。発言したのは,ネパール商工会議所会頭クマール氏(注53)で,「政府は,水力分野の開発を高い優先度に置いている。しかしこの政策に対しては,潜在的な投資企業に投資を促すための,集中した施策が必要である。」,と政府を促した。

他の参加者からも,この先10年間で10,000MW開発するための政策が明確に見えてこない,と注文がついた。これに対して政府高官は,政府は,水力開発を促すため,効率的に,開発ライセンスを付与する政策を実行中である,と言う答えが返ってきただけである。実際に政府は,既に,13,000MWに相当する開発免許を与えていることは,確認されている。

(注) (52) "Vision 2020: A Vision for Hydropower Growth",(53) Federation of Nepalese Chamber of Commerce and Industries (FNCCI), president Kush Kumar Joshi,(54)

Reference

Pakistan

●081125A Pakistan, pakobserver
パキスタンのバシャダム建設,水危機に有望
Construction of Bhasha Dam is a welcome sign

http://pakobserver.net/200811/25/Articles02.asp

Nepal

●081125B Nepal, nepalnews
ネパール,民間資本,水力開発促進のための施策を要請
Govt must be clear on harnessing hydropower: Private sector

http://www.nepalnews.com/archive/2008/nov/nov25/news05.php

Myanmar

●081125C Myanmar, mathaba
ミャンマーとインド,経済協力の促進を確認
Myanmar, India to cement economic and trade ties

http://mathaba.net/news/?x=612352

India

●081125D India, Economic Times
インド,トルコのガス原油をイスラエル経由で
India, Turkey, Israel to discuss gas pipeline

http://economictimes.indiatimes.com/News/News_By_Industry/Energy/India_Turkey_Israel_to_discuss_gas_pipeline/articleshow/3754646.cms




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