アジアのエネルギー最前線
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ー 日刊アジアのエネルギー最前線 2008年12月28日分 ー 中国の金沙江の開発進む ー

2008年12月28日分 ー 中国の金沙江の開発進む ー

人民日報より
向家ハダムの河川締め切り


中国,雲南省,長江上流の金沙江には,結構思い入れがあった。雲南省のエンジニアーが,ミャンマーなどにそろそろ下ってきている時代で,彼等と接触したかった。あのころは,日本政府もメコン河開発に熱心で,中国の雲南省と協力すれば,素晴らしい仕事が出来たのに,と悔やまれる。多くの友人も出来ていたが,彼等が独自の行動で南下し始めてからは,全く疎遠になってしまった。

今日の記事を見ると,金沙江(注5)は,長江(注6)の支流で,2,290kmの流路を持ち,その源をタングラ連山(注11)発し,青海(注12),チベット,四川省(注9)及び雲南省(注10)を流れ下っている。ダム計画は,主としてその中流,下流に位置し,12のダムが計画されており,その総出力は,50,080MWとされている,となっている。

先日,金沙江から80万ボルト超高圧直流送電線で,長躯2,000km,上海に電力が送られると報道されていたが,その水力プロジェクトが,向I家堤水力プロジェクト(注5)である。河川切り替えに成功したニュースである。この向I家堤水力プロジェクト(注5)は,総工事費434億元,約63億ドル相当で,2015年完成予定である。出力は,6,000MW,年間発生電力量は,307億KWhである。

写真にも,最後の金沙江の流水が締め切られる直前の写真が出ているが,ここの流域面積は,20万平方kmはあると思うので,早々の難事業である。水没は12万人余り。お祝い気分に満ちた現場の状況が,写真報道されている。動員された観客の数も多く,赤い旗,国旗かな,を振りながら,中央政府の賓客を歓迎している風景は,まさしく中国である。

日本もこういう時代があったことを思い出す。木曽川の河原で,間組の神部社長がはちまき姿で,紅白のテントの前で扇子をかざしながら,式典参加者の音頭をとっていた写真がある。経済の進展とダム開発,それは非常に象徴的なシーンで,国民を酔わせてしまう作用がるようだ。中国は今,その最盛期にある。その国内の興奮が,そのまま,ミャンマーやラオスや,また遠くアフリカにまで吹き出している。

(注) (1) http://my.reset.jp/~adachihayao/index081227B.htm,(2) Longtan hydropower station,(3) http://my.reset.jp/~adachihayao/index081224C.htm,(4) Xiangjiaba hydropower plant,(5) Jinsha River,(6) Yangtze River,(7) Three Gorges Project Development Corporation,(8) Li Yong'an, general manager of the China Yangtze River Three Gorges Project Development Corporation,(9) Sichuan province,(10) Yunnan provinnce,(11) Tanggula Range,(12) Qinghai,(13) www.chinaview.cn 2008-12-28 19:09:55 Print,(14) http://www.sc.xinhuanet.com/topic/xjb/



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本文

●フィリッピン,ERCが,NPC料金自動調整のルール

フィリッピンの電気料金の報道を追っかけるのはうんざりする。そう言う駆け引きばかりで,電源開発への機運は全然盛り上がらない。2008年12月23日付本HP(注1)では,電力規制委員会ERC(注2)は,国家電力公社NPC(注3)の,KWh当たり0.3685ペソの料金値上げ申請を,NPC(注3)が根拠を説明できていない,として却下した。逆に,KWh0.56ペソの削減を,この12月の請求書に適用すべく,承認した。

今日の記事。電力規制委員会ERC(注2)は,電気料金をもっと予測しやすくするために,国家電力公社NPC(注3)の,発電原価と為替レートを自動的に調整するルールに焦点を当てている。ERC(注2)のジュアン長官(注4)は,燃料費,発電原価,為替レートの調整方式を,2009年2月〜3月に規則化しようとしているが,その時期は,公聴会と法案公開の日程によって決まる,と言っている。

フィリッピンの電力投資企業は,国家電力公社NPC(注3)の時間制料金表TOU(注5)の値上げを要求している。それは,投資企業とNPC(注3)の間の暫定供給契約TSC(注6)が,このTOU(注5)に固定されてしまっているからである。資産買収企業,例えば,600MW,マシンロック火力(注7)のAES(注8)などは,NPC(注3)の机上で造られた料金表の最低線を押しつけられ,まさにピンチに陥っている。

実際,融資機関もこの点を心配しており,電力セクターへの融資に二の足を踏んでいる。ERC(注2)のジュアン長官(注4)も,その点は分かっているが,NPC(注3)の値上げ申請案は,説明が足りない,と言っている。ERC(注2)のスタッフは,自動調整方式の採用で,投資企業の言う眞の発電原価に迫ることが出来るのではないか,と言っており,関係者からの意見を聴取している,としている。

いずれにしても,提案されている燃料電力購入調整FPPCA(注9)と為替レート調整FXA(注10)は,現在の,発電原価調整方式GRAM(注11)と増分為替レート調整ICERA(注12)による料金設定の遅れを補うだろう,言われている。この調整遅れは1年にも及んで,NPC(注3)が需要家への請求書の歪みと不合理を生じている。

(注) (1) http://my.reset.jp/~adachihayao/index081223B.htm,(2) Energy Regulatory Commission (ERC),(3) National Power Corporation (NPC),(4) ERC executive director Francis Saturnino Juan,(5) time-of-use (TOU) rates,(6) transition supply contracts (TSCs),(7) Masinloc coal-fired power facility,(8) AES Corporation,(9) Fuel and Purchased Power Cost Adjustment (FPPCA),(10) Foreign Exchange Adjustment (FXA) ,(11) Generation Rate Adjustment Mechanism (GRAM),(12) Incremental Currency Exchange Rate Adjustment (ICERA),(13)

●中国,金沙江,大規模水力プロジェクト,河川切り替え

中国の大規模水力の開発が,まさに最盛期を迎えている。2008年12月27日付本HP(注1)では,6,300MW,全国第3位の規模を持つ龍灘水力発電所(注2)の第1期工事を完了した,との報があり,2008年12月24日付け本HP(注3)では,今日の記事にある中国西部の向I家堤水力プロジェクト(注5)から80万ボルト直流送電の鍵となる技術の開発に成功した,など,ニュースが続いている。

今日はその向I家堤水力プロジェクト(注5)が,河川切り替えに成功したニュースである。日曜日,2008年12月28日,中国南部の金沙江(注5)の河川が締め切られた。長江(注6)の上流に,新規水力発電所を建設するためである。この向I家堤水力プロジェクト(注5)は,総工事費434億元,約63億ドル相当で,2015年完成予定である。出力は,6,000MW,年間発生電力量は,307億KWhである。

三峡公司(注7)の長江のリヨンガン氏(注8)は,この電力は,中国東部,南部,中央部の各地域に送電されるが,四川省(注9)及び雲南省(注10)の地元にも便益をもたらす,と語っている。また,洪水調節,灌漑などの機能も持っている。既に,雲南省(注10)と四川省(注9)で,125,100人が移住している。向I家堤水力プロジェクト(注5)は,政府が進める金沙江(注5)の階段状開発の一つである。

金沙江(注5)は,長江(注6)の支流で,2,290kmの流路を持ち,その源をタングラ連山(注11)発し,青海(注12),チベット,四川省(注9)及び雲南省(注10)を流れ下っている。ダム計画は,主としてその中流,下流に位置し,12のダムが計画されており,その総出力は,50,080MWとされている。JICAが関係した金案橋プロジェクトも,その一つである。河川切り替え(注13),完成図(注14)がある。

(注) (1) http://my.reset.jp/~adachihayao/index081227B.htm,(2) Longtan hydropower station,(3) http://my.reset.jp/~adachihayao/index081224C.htm,(4) Xiangjiaba hydropower plant,(5) Jinsha River,(6) Yangtze River,(7) Three Gorges Project Development Corporation,(8) Li Yong'an, general manager of the China Yangtze River Three Gorges Project Development Corporation,(9) Sichuan province,(10) Yunnan provinnce,(11) Tanggula Range,(12) Qinghai,(13) www.chinaview.cn 2008-12-28 19:09:55 Print,(14) http://www.sc.xinhuanet.com/topic/xjb/

参考資料

フィリッピン

●081228A Philippines, Manila Bulletin
フィリッピン,ERCが,NPC料金自動調整のルール
ERC set to rule on automatic adjustment for Napocor rates

http://www.mb.com.ph/BSNS20081228144334.html

中国

●081228B China, news.xinhuanet
中国,金沙江,大規模水力プロジェクト,河川切り替え
River blocked for China's new gigantic hydropower project

http://news.xinhuanet.com/english/2008-12/28/content_10571292.htm



過去のニュース

●インドがカシミールで水力推進決意 (081227)
●インド国家電網に世界銀行ローン (081226)
●インドのアルナチャルプラデシュの開発機運 (081225)
●中国2千キロの80万ボルト直流送電 (081224)
●中国がインドネシアのエネルギーに31億ドル (081223)
●インドのガスとLNGを巡る情勢 (081222)
●パキスタンの水力便益地元還元 (081221)
●フィリッピンの電気料金は民営化で下がるか (081220)
●インド北辺水力開発に変わった兆し (081219)
●フィリッピンの再生可能で産業界が沸き立つ (081218)
●フィリッピンが再生可能400万KW開発へ (081217)
●米国の知的送電網開発の気運 (081216)
●メコン委員会も気候変動戦争に参戦 (081215)
●インドが省エネ取引市場を計画 (081214)
●インダスのニールム川に火花散る (081213)
●中国の地方政府の開発志向は止まらない (081212)
●NGOが世界銀行は温暖化の元凶と (081211)
●原油価格下降の現状とこれからの動き (081210)
●中国の経済外交が国内巨大需要へ急旋回 (081209)
●パキスタンのバシャダムの資金不足 (081208)
●フィリッピンの送電網は中国へ (081207)
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●比のロペスが国産資源開発へシフト (081202)
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アジア大陸の水源はチベット高原 (081002)
インドの配電組織改革 (081001)
フィリッピンの再生可能エネへの取組 (080930)
インドの地球温暖化との戦い (080929)
サルウイーン河のダム開発 (080927)
メコン流域会議開催と中国 (080926)
インド,25年までに6千万KW水力開発 (080925)

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