アジアのエネルギー最前線
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ー 日刊アジアのエネルギー最前線 2009年1月1日分 ー カンボジアの電気料金に圧力ー

2009年1月日分 ー カンボジアの電気料金に圧力 ー


カンボジアの高止まりした電気料金については,このHPでも,常にフィリッピンと対比しながら,何度も言及してきたが,具体的にプノンペンの新聞が取り上げたのは,余り見たことがない。具体的な数字が出ている。発電原価は,KWh当たり800リエル(注3),約20セント相当,と言っている。これに対して販売料金は,3つのカテゴリー,390リエル,610リエル,720リエルに分かれているが,いずれも原価割れである。

我々も良く知るスイセン大臣(注2)は,本当のことを言っている,次の新設水力が系統に入るまでは,電気料金は下がらないと。タイは石炭火力で経済を延ばしてきた,しかし,カンボジアには石炭がなかっただけでなく,大規模発電所を造るだけの需要規模がなかった。タイとの共同の石炭火力を提案した時期があったが,当面の電気料金下げには繋がらない。

今日は孫達に押しかけられて,遅くなった上に疲れてしまった,また明日フォローさせてください。


●カンボジア,石油が下がっても電気料金下がらず

カンボジアの電気料金が高い,と言う話は有名であるが,このようなニュースの形になったのは珍しい。プノンペンポストの記事である。原油価格が下がっている中,カンボジアの電気料金が下がる見込みはない。産業鉱業エネルギー大臣スイセン大臣(注2)は,新規電源が完成するまでは,電気料金を下げることは難しく,国有電力会社EDC(注1)は,既に原価を割っている状態である,と。

EDC(注1)の数字では,プノンペン市の日ピークは,250MWに達している模様だが,実際の供給力は,200MWしかない。電力不足は,新しいビルディングの建設が進んで,ますます悪化している。EDC(注1)は,電気料金は既に原価を割っていて,これ以上の料金カットは困難である,と言っている。実際の電力の原価は,KWh当たり,800リエル(注3),約20セント相当,と言っている。

スイセン大臣(注2)は,原油価格がバレル140ドルから下落してから,既にその便益を得ており,新しい水力が動き始めるまでは,電気料金は下げられない,と語っている。新しい水力発電所群が運転開始するのは2011年である。プノンペンの電気料金は,3つのカテゴリー,390リエル,610リエル,720リエルに分かれている,

カンボジアは,全国に亘る送電網を持っていない。すべての主要都市は,それぞれの小型ディーゼル発電機や民間の発電機で,電力供給が行われている。カンボジアの電力原価は,タイの約4倍で,これがカンボジアのビジネスの大きな妨げとなっている。ベトナムからの高圧送電線も含めて,発電設備を拡張するための多くのプロジェクトが,現在工事中である。

サムレインジ党のイムソバン議員(注4)は,電気料金のために多くの製品価格が30%増しになっていて,外国製品と競争するのは難しい,電力不足は深刻になっており,高級官僚が電気料金を払わないのケースが多く,状態を更に悪化させている,と語っている。今年,2008年6月,原油価格が若干下がったときに,国会は,25百万ドルのEDC(注1)への補助金を理由に,電気料金カットを迫ったことがある。

カンボジアのNGOフォーラムのチットサムアティ会長(注4)は,原油価格の低下に従って電気料金を下げるべきだ,それによってカンボジアの重要な分野の産業が,恩恵を受けることになる,と政府を追及している。全体的に非常に簡単な記事だが,なかなかカンボジアの国内で電力料金が大きく取り上げられることはなかった。取り上げていたのは,寧ろ我々だったのかも知れない。

(注) (1) Electricite du Cambodge,(2) Suy Sem, minister of industry, mines and energy,(3) riel,(4) Yim Sovann from the Sam Rainsy Party.,(4) Chhit Sam Ath, executive director of NGO Forum on cambodia,(5)


参考資料

カンボジア

●090101A Cambodia, phnompenhpost
カンボジア,石油が下がっても電気料金下がらず
Sky-high power costs here to stay official
http://www.phnompenhpost.com/index.php/2008123123417/Business/Sky-high-power-costs-here-to-stay-official.html


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