アジアのエネルギー最前線
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ー 日刊アジアのエネルギー最前線 2009年1月13日分 ー ネパールは中国の投資を歓迎 ー

2009年1月13日 ー ネパールは中国の投資を歓迎 ー

ネパールのセティ川
http://www.internationalrivers.org/files/West%20Seti%20026.jpg

いろいろ読んだり聞いたりしてみても,どうも識者と言われる一般経済の評論家は,地球温暖化対策を梃子に経済を立ち上げることを主張している人が多い。それは即ち,再生可能エネルギーの開発であり,それによる雇用の増大を図る,と言うもので,オバマ大統領候補の言っていることと大体同じである気がする。そこに知的送電網が出てくるところまで,全く同じである。

二番線煎じと言われても仕方がないが,誰もやはり具体的な開発の姿は浮かんで来ないのではないか。言葉だけがテレビや新聞で踊っている,と言う感じがする。エネルギーの専門家達が一生懸命考えないからだと思う。まもなく発足するオバマ政権でも,私の気になるのは,エネルギー環境を総括する元環境庁長官のブラウナー女史の存在だ。すべてのエネルギー問題は最後に彼女のところで選別される。彼女は原子力に触れない。

再生可能エネルギーを本気で推進しようとしていることで具体性を感ずるのは中国だ。中国は,風力はともかくとして,太陽光は高くて中国では無理なので,機器の輸出に集中すると言って,再生可能エネルギーの主力は,大規模水力だ,と言っている。おそらく目標をクリアできるであろう。もう一つはフィリッピンで,地熱依存であるが,もう一つ,法的な拘束力を強めて,推進しようとしている。

このフィリッピンの手法は,法律で縛ってしまうから,必ず電力は高くても,再生可能エネルギーを買う義務がある。それは当然電気料金の高騰に繋がり,それと戦う電力規制委員会との綱引きや,更に高い料金となる一般需要家との摩擦の問題が発生するだろう。日本などは,需要が伸びないからのんきでいられるような気がする。

昨夜のカンブリア宮殿で,農業を梃子に雇用,と言うか国産食糧を増やそうとする企業の努力が放送されていた。どこかにテーマーを絞ってそこに雇用創出を実現する。中国は,大規模なダム建設で,その方面で熟練した技術者や労働者が生まれてきているが,それを海外に持っていこうとして,新天地を開拓している。メコン諸国やアフリカなどもそうだが,政治体制を整えたネパールも,インドに対抗しながら,次の標的となりそうだ。


本文

●ネパールは中国の投資を歓迎,中国紙報道

ネパールは今,難しい局面だ。プラチャンダー首相が真っ先に中国を訪問し,挨拶をしてからインドのシン首相を訪ねて,支援を要請し,10年間で10,000MWの水力開発,をテーマーに走っている。インド企業は既に数カ所の水力開発に手を付け始めている。2008年8月29日には,ネパールの副首相兼外相のオリ(注1)が北京を訪ねて,温家宝首相と会談,投資を要請している。

今日の記事は,カトマンズ発で,中国のビジネスマンとネパール政府要人の会議の模様を,中国紙記者が報道したものである。ネパールのバッタライ財務相(注2)は,この世界金融危機の中,ネパールは必死に中国のような国からの投資を要請する立場にある,と説明している。この日曜日,2009年1月11日,カトマンズーでの会議では,中国企業を前に,2,3年内の経済改革を約束して見せた。

この会議は,「中ネパール経済協力」(注3)をテーマーに,ネパール商工会議所(注4)が主宰して開いたもので,沈滞気味の中国のネパールへの投資を議論するものだ。バッタライ財務相(注2)は,質問に答えて,中国からの投資の問題を扱う投資委員会(注5)を首相直轄で設置する,とし,ネパールは問題の電力不足解消のため,特にエネルギーセクターに,中国企業の投資を要請する,と鼓舞した。

キウグオホン中国大使は,中国経済の発展と共に,2008年10月より中国企業のネパール入りは増え,200企業に達し,ネパールの経済発展に貢献するだろう,と説明している。中国企業は,積極参入の意向だが,問題は,税金,関税,ビザ,言語などに障壁が大きいと主張し,ネパール側が投資環境の整備に努めるよう,要望した。

(注) (1) Nepali Deputy Prime Minister and Minister for Foreign Affairs Khadga Prasad Sharma Oli,(2) Nepali Finance Minister Baburam Bhattarai,(3) "China-Nepal Economic Cooperation",(4) Federation of Nepalese Chambersof Commerce and Industry,(5) 'Investment Board',(6)

●インド,ジンダールがグジャラートの港で2,000MW

ジンダールグループ(注6)のASSOCHAMジンダール会長(注7)は,JITO(注8)の会議の後で記者団に対し,グジャラート州(注9)のシマール港(注10)近傍に,1,000億ルピーを投じて,2,000MWの火力発電所を建設するべく準備中,と語った。既に敷地は確定しており,必要な申請を行っている最中で,それが終わり次第着工,3年後に完成する,としている。

グジャラート州(注9)政府との関係については,昨年に既にMOUが結ばれているのでこれ以上は問題がない,としている。何か,スキャンダルがある感じであるが,記者の質問に,それは大きな問題ではない,と一蹴している。

(注) (6) Jindal group,(7) ASSOCHAM President Sajjan Jindal,(8) Jain International Trade Organisation (JITO),(9) Gujarat,(10) Simar port,(11) Satyam scam on the Indian Information and Technology (IT) sector,(12)


参考資料

ネパール


●090113A Nepal, news.xinhuanet
ネパールは中国の投資を歓迎,中国紙報道
Nepal welcomes Chinese investment

http://news.xinhuanet.com/english/2009-01/12/content_10642332.htm

インド

●090113B India, Economic Times
インド,ジンダールがグジャラートの港で2,000MW
Jindal group to set up 2,000 MW power plant near Simar port

http://economictimes.indiatimes.com/News/News_By_Industry/Energy/Power/Jindal_group_to_set_up_2000_MW_power_plant_near_Simar_port/articleshow/3964671.cms


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