アジアのエネルギー最前線

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ー 日刊アジアのエネルギー最前線 090715A ー インドの原子力問題についてクリントン長官が挑むー

From YouTube

Nuclear Power in India
India generates just 80 watts of electricity per capita - that's about one light bulb's worth per person. With the population projected to hit 1.5 billion by mid-century, the country is turning to ...



●インドの原子力問題についてクリントン長官が挑む

War in Afghanistan, instability in Pakistan and upheaval in Iran have diverted attention from India. Its cooperation is essential to slow climate change, pass new world-trade rules and stem a regional arms race. Secretary of State Hillary Clinton’s planned trip later this week is the Obama administration’s first high-profile effort to resolve differences with Prime Minister Manmohan Singh’s new government.

米国のクリントン国務長官(注6)が,間もなく,2009年7月17日に,国務長官として初めてニューデリーに入り,インドのマンモハン・シン首相(注7)らと会談に入る。オバマ政権にとっては,初めてインドと公式対話を交わすわけだが,何でもありであったブッシュ政権(注8)のインドへの接近を,オバマ政権はどの様に整えて行くのか,世界のメディアが注目している。

気候変動問題,通商問題,南北対立問題,テロの問題,アフガニスタンの問題,パキスタンの問題,などインドと米国が話し合わなければならない問題は山積しているが,最大の問題は,インドの原子力開発への米国の協力の問題だろう。何しろインドは,世界の核開発の諸条約,特に核実験禁止条約(注11)にも加盟していない状況で,ブッシュ政権は原子力平和利用に協力する協定を結んでいる。

オバマ大統領の核軍縮の流れの中で,インドとの原子力協力をどの様に進めるのが,オバマ政権として,国際社会に対する一定の説明が必要になるだろう。ただ,インドの膨大な原子力開発計画に対しては,原子力メーカーであるGE(注9)やWE(注13)を傘下におさめている東芝が,今や遅しとクリントン長官の出発を待ちわびている。日立は既にGEと協力関係にあり,三菱重工もフランスからインドを凝視している。

気候変動問題でのインドと米国の対立も,そう容易な問題ではない。温暖化ガス排出削減の義務化を求める米国に対して,インドの言い分は,インドの温暖化ガスの排出は世界の4%,まず米国から削減を行うべき,との姿勢を崩していないし,現在,米国議会で審議中のクリーンエネルギー法案(注16)では,義務を回避する国からの輸入に関税をかける内容があり,インドなどの反発を招いている。間もなく長官は,デリーへ向かう。

(注)A (1) 090715A India, bloomberg,(2) title: Clinton Seeks to Resolve India Nuclear Arms Dispute,(3) http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601080&sid=aCm_QG1Q0_68,(4) (Update1),By Indira A.R. Lakshmanan,July 14 (Bloomberg),(5) U.S. President Barack Obama,(6) Secretary of State Hillary Clinton,(7) Prime Minister Manmohan Singh,(8) George W. Bush’s presidency,(9) General Electric Co,(10) global nuclear nonproliferation treaty,(11) comprehensive test-ban treaty,(12) nuclear-energy deal, signed in October,(13) Westinghouse Electric Corp,(14) Toshiba Corp,(15) Indian National Congress party,(16) clean-energy bill,(17) U.S.-India Business Council,(18)

今日の参考資料

●090715A India, bloomberg
インドの原子力問題についてクリントン長官が挑む
Clinton Seeks to Resolve India Nuclear Arms Dispute
http://my.reset.jp/adachihayao/index090715A.htm

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601080&sid=aCm_QG1Q0_68

最近の関連資料

●090625B India, Economic Times
インドは原子力開発に関して経済性を考えて国産技術開発を
'India should look at generating cheaper power'
http://my.reset.jp/adachihayao/index090625B.htm
●090525A India, Economic Times
インドでGEと日立がインド企業と原子力ABWR開発で協力
GE Hitachi Nuclear Energy, L&T to develop nuclear power plant
http://my.reset.jp/adachihayao/index090525A.htm
●090324B India, Economic Times
インドの原子力セクターにGE-日立が参入へ
GE-Hitachi to build nuclear reactors for NPCIL, BHEL
http://my.reset.jp/adachihayao/index090324B.htm
●090205A India, Economic Times
インド,仏のアレバと,原子力協力で覚書署名
India to sign MoU with AREVA for nuclear reactors on Feb 4
http://my.reset.jp/adachihayao/index090205A.htm
●081216D India, Economic Times
インド,フランスのアレバがウラニューム供給,300トン
Areva inks pact with NPCIL to supply 300 tonnes of uranium
http://my.reset.jp/adachihayao/index081216D.htm
●081207C India, Economic Times
インド,原子力開発を,民間資本へ解放へ
India may open nuclear sector for private players soon
http://my.reset.jp/adachihayao/index081207C.htm
●081119G India, Economic Times
重電メーカーBHEL,原子力開発で,仏のアレバと技術提携
BHEL, Areva T&D to form JV for manufacturing nuclear reactors
http://my.reset.jp/adachihayao/index081119G.htm



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●スリランカの電力は水力と火力に転機 (090307)
●ベトナムの住民移住で国会が活躍 (090306)
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●インドの石炭火力は燃料不足に (090131)
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●フィリッピンの電力改革に黄色信号 (090126)
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●カンボジアの電気料金高止まりは続く (090101)

●インドのマハラシュトラの電源 (081231)
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●インドがカシミールで水力推進決意 (081227)
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●インドのアルナチャルプラデシュの開発機運 (081225)
●中国2千キロの80万ボルト直流送電 (081224)
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●インドのガスとLNGを巡る情勢 (081222)
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●インド北辺水力開発に変わった兆し (081219)
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●インドが省エネ取引市場を計画 (081214)
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●中国の経済外交が国内巨大需要へ急旋回 (081209)
●パキスタンのバシャダムの資金不足 (081208)
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●メコン事務局長が投稿立場説明 (081204)
●ベトナムの電力改革迷走か (081203)
●比のロペスが国産資源開発へシフト (081202)
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●タイEGATの海外進出への飛躍 (081129)
●世銀の大規模インフラに批判の声 (081128)
●フィリッピンの再生可能エネルギー再び (081127)
●ミャンマーのラシオへの思い (081126)
●インドのパイプラインへの挑戦 (081125)
●パキスタンの水問題深刻 (081124)
●ベトナムの開発に何か変化が (081123)
●インドネシアの石炭探査投資を (081122)
●中国雲南省がコルカタへ調査団 (081119)
●パキスタンのダムになお異論 (081118)
●ミャンマーは更にダム開発加速 (081117)
●インド北東地域の送電線計画 (081116)
●メコン洪水で再び中国ダム論争 (081115)
●金融危機とインドの電源開発 (081114)
●カンボジアのNGO天国終焉 (081113)
●インドの電力プール市場 (081111)
●フィリッピンのマイクロ水力 (081109)
●カンボジアの多彩な水力開発 (081108)
●IEAが原油動向で報告書 (081107)
●インドの大規模火力に資金難 (081106)
●中国の石炭に下降傾向 (081105)
●タイ首相ナムグムの水を東北タイへ (081104)
●タイの原子力地点決定は2009年末 (081103)
●イランのパイプラインとインドの優柔不断 (081102)
●ミャンマーでの中国のプレゼンス (081101)

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マニラ配電の先行き見通し (081030)
カンボジアなどへの中国の進出 (081029)
中国の水力開発規模は世界一 (081028
インドネシアの 電気料金上げ (081027)
中国企業がアザドカシミールにダム投資 (081026)
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丸紅のフィリッピンへの取り組み (081024)
インドネシアと中国のLNG契約 (081023)
ラオスの水力で住民補償が再燃 (081022)
世界で50カ国以上が原子力発電を計画 (081021)
世界金融情勢の変化の影響 (081020)
インドとパキスタン対立の悪夢 (081019)
パキスタン大統領の北京挑戦 (081018)
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米国がインドへ原子力通商使節団 (081016)
フィリッピンの天然ガスと電気料金 (081015)
フィリッピンの長期エネルギー計画 (081014)
インドの大規模石炭火力計画 (081013)
ミャンマーの水力への外国投資 (081012)
ダム建設を巡るカシミール問題 (081011)
フィリッピンの国産エネルギーへの拘り (081010)
バングラデシュとミャンマーの関係 (081009)
バングラデシュのエネルギー長期見通し (081008)
中国政府のチベット開発政策 (081007)
●ADBが初めてベトナム水力支援 (081006)
●知的送電線ネットワークの発想へ (081005)

中国とインドのエネルギー問題 (081004)
インドの原子力開発加速へ (081003)
アジア大陸の水源はチベット高原 (081002)
インドの配電組織改革 (081001)

フィリッピンの再生可能エネへの取組 (080930)
インドの地球温暖化との戦い (080929)
サルウイーン河のダム開発 (080927)
メコン流域会議開催と中国 (080926)
インド,25年までに6千万KW水力開発 (080925)

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