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夜話 平成27年4月

BP

   第23回世界スカウトジャンボリーの開催まで、後、3ヶ月になりました。開催の準備も整えられてきて、5月にはホスト国、日本派遣団の隊集会も開かれ、いよいよ大詰めの段階に入ってきたようです。
 第1回の世界ジャンボリーは1920年にロンドン・オリンピアで約8,000人のスカウトが集まり交流し、この時、日本からは2人のスカウトが参加して、キャンプ生活だけでなく、ホームステイをして、イギリスの生活様式やマナーを学んで帰ってこられたそうです。
 改めて今大会は「和」をテーマに、161の国と地域から3万人(内日本からは6千人)のスカウトが参加して、山口県きらら浜で2015年7月28日から8月8日までの期間開催されます。スカウトたちは海外のスカウト達とキャンプを行うのではなく、会場の前の瀬戸内海での水上プログラム、ハイキングや自然観察などのアウトドアのプログラムだけでなく、環境や開発・人権・食料などの地球の抱えている課題を考え、行動につなげていくプログラムや、様々な国のスカウトが自国の食事や音楽・民族衣装を紹介したり、会場周辺での奉仕活動、そして、終戦から70年を迎える広島で、参加者が平和について考え、語りあう、広島ピースプログラムなどがあります。
 また、ジャンボリーの大会前後には、ホームステイを受け入れる。プログラムが行われ、当団でも2家庭、4名のベルギーのスカウト(予定)を受け入れることになっており、地区もしくは、団で歓迎の催しを行いたいと思っています。  ジャンボリーへの参加、ホームステイのホストファミリーの募集は、大会まじかまで行っているので、この日本で、そしてお家の中で世界感を感じていただける機会だと思います。
 普段のボーイスカウトの活動は、住んでいる地域を中心に自然との関わり、人との関わりを大事に活動していますが、一歩外に出れば、同じ意識を持ったスカウトが世界中に居ることがわかり、それが団の関係者すべての方に共有できる価値観であればと思います。  

                                                                             団委員長 服部 慶治