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夜話 平成28年3月

BP

 3・11、東日本大震災、あれから5年がたちます。みなさんはあの地震の揺れを覚えていますか?
 私は立ちくらみを感じ、地震だと理解したと思います。それから、1時間後位にテレビの前の人だかりを見つけて覗いてみると、仙台空港が津波にのまれて浸水していく様子をみて、大阪から700q以上も離れたところの地震が大阪まで揺れを感じ、事の大きさに衝撃を受けたことを覚えています。
 復旧が少しずつ進んだころ、岩手県のベンチャースカウトの記事を読んで、少し心が温まる話があったのでここで紹介をします。

 『2011年3月11日東日本大震災。地震で岩手・盛岡市も停電になり、市内の交通信号も全部止まったそうです。
車を運転する人にとっては、非常に困難な事態でした。学校からの帰り道、そんな状況を見たベンチャースカウト2名が「自分にできることは何か」と考えたそうです。
そして彼が考えたった行動は、手旗をもって交差点に立ち、交通整理をすることでした。また、ただ立っていては、誰も見てくれないかもしてない。そんな中、制服に着替え、凍える中、半そでで交通整理を始めました。
警察の車両も通り過ぎ「ご苦労様」と声をかけたそうです。何人かの人たちに「交通整理をしていたスカウトを見たよ」とか「さすがスカウト」というコメントを岩手連盟に寄せられたそうです。』岩手連盟「東日本大災害支援ニュース3号」より(抜粋)

 彼と同じような行動は勇気がなくてできないかもしれませんが、私たちは「そなえよつねに」の精神で、そして日々の善行を、暮らしの中で他の人のために行動し、スカウトのつとめを果たしましょう  

                                                                          団委員長 服部 慶治