MyanmarB
ミャンマー・シャン州,小水力の旅
2001年11月23日より4日間の記録

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空路ヤンゴンよりヘホ,更にマンダレーよりシッポー経由ナムランへ
(クリックで少し拡大可能)


プロローグ

ミャンマーに対しては軍事政権と言うことで,本格的なODA供与困難な状況であるが,人道的な援助についてはこの限りにあらず,最近では,バルーチャン第2発電所に対する無償援助も決定して,東京電力や日本工営の方々が現地に入っている。関西電力も独自の立場から,ミャンマー電力セクターに対する協力を開始している。この再生可能エネルギ開発調査については,JICAが協力できるギリギリの線で出ていったわけであるが,電力不足に悩んで早急に手持ちの水力を開発したいミャンマー側との間では,必ずしも息の合った協力とは云えないが,それでもJICAの努力で,小水力の開発を開発調査の中で実施しようと言う,JICAとしては難しい調査に踏み込んでいるわけである。今回の現場踏査は,このように実際の工事が目の前にあるということで,随分熱の入ったも0のであった。

ミャンマー電力セクター総括

ミャンマーは,国土面積67万6,578平方km,人口(1997年)4,640万人,現在の電力総設備は1,572MW(電力公社MEPE所有が1,207MW,自家発365MW)MEPE所有のうち中央系統に繋がっているもの866MW,系統外が341MW)である。MEPE所有のうち,水力は28%,汽力18%,ガスタービン47%,ディーゼル7%の割合である。

主たる発電所は,水力が Baluchang 2(68MW,71年増設),Kinda(56MW,85年),Baluchang1(28MW,92年),Sedawigyi(25MW,95年),Zawgyi(18MW,95年)などである。汽力では,Ywama(30MW,95年),Tharkayta(約35MW,97年)など,ガスタービンでは,Ahlone(100MW,95年),Hlawga(100MW,95年)など。

水力開発を重点的に進めようとしている。水力の計画地点数は29地点,有力なものでは,Paunglaung(280MW,工事中),Yeywa(700MW,計画中)など。サルウイーン河には,上流より,Tsang(3600MW,計画中),Ywathit(3500MW,計画中),Hutgyi(400MW,計画中)などがあって,IPPによるタイへの売電を視野に入れている。2000年4月合意の日本政府の無償資金協力によるBaluchang2のリハビリ(約30億円),2001年8月合意の関西電力による5年間,12水力発電所のコンサル業務などが進んでいる。


11月23日金曜日 Heho地点踏査

2001年11月23日早朝ヤンゴン空港を出発,ひとっとびで10時頃,ヘホ空港に降り立つ。

写真01 10時 ヘホ空港の外に並ぶレストラン街,車はここまで中に入れない
写真02 11時01分 ヘホの電力公社MEPEの事務所に到着

これよりヘホ地点の踏査に出発

写真03 11時53分 歩き始めてから30分ぐらいで,目指す川の上流に到着
写真04 12時13分 このあたりは平地で農耕地として恵まれ,高級野菜が植えられている
写真05 12時31分 更に綺麗に手入れされた野畑が続く

車を降りてからおおよそ1時間半で,予定しているダムの地点に達する。

写真06 12時52分 取水地点に達する,川幅は4,5mの小さい川である
写真07 13時21分 取水地点の直下,急に流れは滝と変わり,絶好の水力地点
写真08 13時22分 更に滝は続く,このとき雨期直前で,水は豊富

これより左岸に予定されていた水路トンネル経過地に沿って歩き始める。

写真09 14時20分 谷を一つ越えてやっと平坦なところで出る,小休止
写真10 15時00分 取水地点を離れてから約2時間,西方向にインレ湖
写真11 15時34分 水圧管路予定ルートを降りる,日本工営部隊

この日は,このまま村まで降りて,車でインレ湖西岸に沿って下り,湖畔にあるカウンダインと言うロッジに泊まる。


11月24日土曜日 Hehoよりマンダレーへ

早朝に起床,朝食前に付近を散歩

写真12 06時22分 これが昨夜泊まったロッジの部屋が並ぶ建物
写真13 06時58分 インレ湖から朝日が昇ってくる,霧に覆われて
写真14 07時34分 現場へ向かって出発,托鉢に向かう僧侶達

昨日の踏査の補充で,Heho地点の右岸の水圧管路案を見届けに向かう。

写真15 08時17分 現場到着,位置を確認する日本工営部隊
写真16 08時24分 水圧管路の中腹に立つ工営と東電のITソルジャー達
写真17 08時55分 山を下り始める,強烈なブッシュをかきわけて
写真18 10時36分 山を下りて昨日の左岸ルートを望む,地滑り地形

踏査を終えて車に乗り,ヘホの空港を目指す。途中昼食をとったのが,ニャウングシュエと言う観光客の集まる町,ここより船の通う水路が南のインレ湖に二繋がっていて,観光客のみならず,村人達も買い物をして船で,湖畔の村に帰って行く。

写真19 11時22分 ニャウングシュエのホテル,外見なかなか立派
写真20 11時44分 レストランの2階に上がり,水路を眺める,両岸に出店
写真21 12時30分 買い物を終えた村人達が,船に乗って帰って行く
写真22 13時02分 ヘホ空港に向かう,途中綺麗な白色のパゴダ

ヘホ空港より空路マンダレー,当夜マンダレー泊まり。

11月25日日曜日 マンダレーより陸路シッポー寺を経てナムランへ

早朝7時10分にマンダレーのホテルを出発,ここから先はいつか来た道である,そうだ,昨年2000年9月,東の国境コーカン地区へ入ったときと同じルートをとる。

写真23 08時21分 メイミョウの町,昔日本陸軍の根拠地として印象的
写真24 08時58分 メイミョウの有名な時計台のある緑のビル
写真25 10時05分 東を目指す,この前も紹介したアジアワールドの料金徴収所
写真26 10時20分 このルート最大の難所,川を橋で超えるため屈曲路

シッポーには12時24分に到着しているが,セキュリティの問題もあって出発が少し遅れる。これより国道を離れて,ナムランの村を目指して南に下がることになる。

写真27 15時30分 途中,警護部隊の交代がある,地区によって担当が違う

ようやくナムランの村付近に到着,

写真28 16時51分 ナムランの村人が造った灌漑用水の設備
写真29 16時55分 この水路から水車を回している,発電器もついている
写真30 16時59分 水路の傍で遊ぶナムランの子供達

この夜は村のゲストハウスに泊まる,電気は9時に消えてしまう。

11月26日月曜日 ナムラン地点踏査,シッポーへ

写真31 07時01分 村の食堂で朝食のラーメン,この店の赤ちゃん
写真32 07時07分 これが昨夜のゲストハウス,風呂は外の井戸

近くのナムランの現場へ

写真33 07時46分 武装を整えてこれよりナムランの現場へ
写真34 07時54分 目指す川の上流に噴出する泉,小さい祠もある
写真35 08時09分 その泉の源にある祠に到着
写真36 08時36分 これが発電所の鉄管上部,油をとる花畑
写真37 09時13分 霧に包まれた幻想的なお花畑を行く
写真38 10時00分 発電所地点,農作物をたたいて脱穀する村人
写真39 10時45分 非常に想像力豊かな村の少女,私もこんな少年だった

帰途につく,シッポーに宿泊

11月27日火曜日 シッポーより陸路マンダレー,空路ヤンゴンへ

写真40 07時20分 シッポーの宿の前で
写真41 07時50分 シッポーの宿の前でたたずみ少年僧侶
写真42 10時33分 帰途 鍾乳洞
写真43 12時55分 帰途の町,珍しい建物


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