2008年9月24日分
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【週刊 アフリカのエネルギー最前線】
●石炭,それはアフリカの硬質黒色の金塊だ


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●石炭,それはアフリカの硬質黒色の金塊だ

なぜアフリカでは石炭が発電に使われないのか,と強く訴えた記事である。確かに,南アフリカ以外では石炭火力の話は余り聞いたことがない。International Monetary Fund の Regional Economic Outlook for Sub-Saharan Africa, in 2007 によると,アフリカでは全人口の20%が電気を使っているだけだという。

確かに,Nigeria and Ghana を中心に,水力発電所は彼方此方にあるが,最近は渇水のために,停電がしばしばである。また,両立するかどうかは別にして,生活水不足で,全アフリカで悩んでいる。石油,ディーゼル,軽油,太陽光,天然ガスなどは価格が高く,アフリカには向いていない。

この記事では,世界でこれほど多くの発展している国が石炭を使っているではないか。中国を見よ,最近,93,000MWもの石炭火力を新設した。アメリカを見よ,50%以上の電力を石炭に頼っているではないか。南アメリカでも,50%以上が石炭火力だ。石炭は,世界で8,500億トンの包蔵があり,そのうち500億トンがアフリカにある。技術も進歩している。石炭こそがアフリカの貧困を救う。

このように激しく石炭とアフリカを論じている。確かに,アフリカを石炭火力で救おう,と言う話は余り聞いたことがない。調べてみたが,日本語の資料も余りない。地質調査書が1970年代の古い資料を公開している。それを見ると,推定予想を入れて,850億トンとなっているが,そのうち85%の725億トンが南アフリカである。

その他では,スワジランドが50億トン,ローデシアが66億トン,モザンビークが7億トン,タンザニアが3.7億トン,ザンビアが1.2億トン,モロッコが1億トン,と続く。しかし,これは明らかに,少し前の時代にアフリカが栄えた頃,特に白人の入植が多かった地域が数字が多くなっており,調査が行われていないことを表している。英文の資料も見てみるが,アフリカを見る新しい視点とも言える記事である。




Reference

●080924G Africa,nst.com
石炭こそがアフリカの硬くて黒い金塊だ
Coal is Africa's hard black gold
http://www.nst.com.my/Current_News/NST/Wednesday/Columns/2357542/Article/index_html