2008年10月01日分
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【週刊 アフリカのエネルギー最前線】
●080930E ケニヤ電力公社 KenGen,危機に関し,関係企業の会議を招集


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●ケニヤ電力公社 KenGen,危機に関し,関係企業の会議を招集

ケニアは,ダム建設への円借款などを通して,日本も深い関係を持っている。私も,初めてのアフリカ訪問は,35年前のケニヤであった。今のケニヤは,国土面積58.3万平方km,人口3,510万人(2006年世銀),GDP総額191億ドル(2006年世銀),一人当たりGDP540ドル,発電設備1,082MW,ピーク需要908MW(2005年)であり,アフリカ東部の有力国である。

今日の報道は,電気料金の問題である。製造業のグループから,電気料金が高すぎると,猛烈な抵抗に遭っているのは,ケニア国家電力公社総裁 KenGen Managing Director Eddy Njoroge である。具体的な数字は明らかにされていない。この2008年6月に,Energy Regulatory Commission が電力公社の求めに応じて,料金値上げをした。

これに対して,製造業グループの Kenya Association of Manufacturers (KAM) の Vimal Shah, KAM Chairman が,経済レベルに対して電気料金が高すぎる,操業を停止する,と脅かしているわけである。KenGen Managing Director Eddy Njoroge は,高い理由として,渇水と石油価格の暴騰を挙げている。特に,需要の65%を占める Masinga reservoir が1045mまで下がり,SevenFolk dams in the Tana basin 全体が渇水に見舞われている。

KenGen Managing Director Eddy Njoroge は,直ちに関係者,Kenya power and Lighting Company (KPLC),Kenya Association of Manufacturers (KAM) からなる会議を持つ,と言っているが,賢明な]方策は困難だろう。地球の気候変動が,アフリカにも渇水をもたらせている。

「ソンドゥ・ミリウ水力発電事業」(60MW)に円借款を供与したJBICは,当時の状況を次のように記している。

「ケニアの電力需給状況は,設備の老朽化等により逼迫してきており,2005年時点の総発電設備容量は1,082MW,最大需要は908MWMWであった。今後10年間の電力需要は年平均約5%の割合で増加すると見込まれているが,老朽化した発電所の閉鎖が続く上,電力輸入先のウガンダ国内の電力不足のため電力輸入拡大も困難と見られており,逼迫する電力需給に対応するためには新規発電所の建設が緊要である。」


参考資料

●080930E Kenya, eastandard
ケニヤ電力公社 KenGen,危機に関し,関係企業の会議を招集
Electricity firms, manufacturers set for crisis meeting
http://www.eastandard.net/InsidePage.php?id=1143995616&cid=14&j=&m=&d=


過去の情報

● 石炭こそがアフリカの硬くて黒い金塊だ (080924)