2008年9月24日分
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【週刊 中南米のエネルギー最前線】
●ブラジルの Electrobras,ペルーで5つの水力開発へ


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●ブラジルの Electrobras,ペルーで5つの水力開発へ

これから一週間に一度,中南米のエネルギー問題を扱うことにしました。久しぶりのペルーの情報で懐かしい。過去の記録を見ると,1998年8月にペルーを訪ねている。その時の写真を見て下さい。JICAにいるときに,フジモリ大統領が実現して,私の周囲も大いに盛り上がっていた。しかし,1996年,私が日本に帰った直後に,ゲリラによる日本大使館占拠事件が起こって,ODAも殆ど動かなくなってしまった。

それでも,時々,ペルーで発電所建設を続けるJパワーの友人からメールを貰ったりして,すごいなあ,と敬服していたものである。それは Yuncan 水力プロジェクトで,JBICの円借款が関わったものだが,今それを紐解いている。もう友人も帰国したと聞いているので,無事に完成しているのだろう。地図で見ると随分アンデスの山奥である。

Yuncan 水力プロジェクトは,パスコ県パウカルタンボ町にあって,ペルー北東部のアマゾン川支流 ウアチョン川及びパウカルタンボ川に計画されている一般水力発電計画。ウアチョン川には取水ダム(ウチュウエルタ・ダム)を,パウカルタンボ川には調整池ダム(ウアジャマーヨ・ダム)を建設し,これら二つのダムと発電所を延長約20kmのトンネルで結び,両河川より最大毎秒30トンの水を取水し513mの有効落差を利用して出力130MW,発生電力量約900GWhの発電を行う,と記されている。

ペルーの電力事情。少し古い,Jパワーのメモを見る。1998年の発電電力量は,18,552,700MWhであり,その内訳は,水力 137億8,770万kWh(74%)火力47億6,510万kWh(26%)であり、水力発電に大きく依存している。また、電気事業者の発電電力量は167億9,140万kWh(91%)、自家発の発電電力量は17億6,140万kWh(9%)となっている。

今日の記事。今,ブラジルの Sao Paulo で開かれている ExpoPeru 2008 に出席したペルーの minister of energy and mines, Juan Valdivia が
ブラジルの国家電力公社 Electrobras と話し合い,Electrobras のペルーに水力への投資が決定した,と,Ministry of Energy and Mines (MEM) から発表があったものである。

全体的には,10の大規模水力プロジェクトが協議されており,そのうち5つに於いて,投資が具体化した,と言うことで,Peru’s vice minister of energy, Pedro Gamio が調印に当たった。その中でも特に記すべきものは,Inambari Hydroelectric Power Plant in Madre de Dios が20億ドル,1,355MW,Paquitzapango Hydroelectric Power Plant in Junin が,1,379MWである。いずれも2014年運転開始を目指している。

位置を調べてみたが,不正確。この地図を見て下さい

Reference

●080924H Peru, livinginperu
ブラジルの Electrobras,ペルーで5つの水力開発へ
Brazil's Electrobras to launch five hydropower projects in Peru
http://www.livinginperu.com/news-7443-miningenergy-brazils-electrobras-launch-five-hydropower-projects-peru