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●081001A インド電力セクターの究極の問題は過大な損失


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●インド電力セクターの究極の問題は過大な損失

非常に不思議な文章である,インドらしい含みが多いので,大学の入試問題に出したら良いような英文である。インドでは,供給力不足の問題と同時に,送配電上の損失が大きな問題になっており,しかも,配電損失の実態がつまめず,その改善に苦慮している。JICAなど日本の技術陣もこの改善のために多くの開発調査や配電網改善の資金協力を行ってきた。

この記事の言うところは,次の点か。確かにインドの電力事業に於ける損失は極めて大きい。全体では年間2,500億ルピー,約56億ドル相当にも上り,需要家一人当たりに直すと37.2ドルにも達する。インドの電力の最後の目標は,この損失を削減することにあると思っている人が多い。しかし問題は,配電事業のあり方である。私も少し自信がないが,次のように筋道を展開している。

それは,配電事業が,供給信頼度を改善し,顧客サービスを向上し,配電コストを削減することに尽きる。配電自由化によって様々な形態の配電企業が生まれているが,遠隔地に於ける企業には事業としてのインセンティブがないが,都市のフランチャイズ型の企業には健全な企業も多い。配電企業が生まれるときに,州政府などの出す入札時の,十分な調査が行われていないケースが目立つ。まあ,何を言っているのか良く分からない。英語の読解力にもよる。それほどこの英語は,簡単そうで難しい。

私のメモの中にも,次のような記述がある。新電気事業法2003の中の第62条では,同じ地域の中に複数の配電業者の存在を認めており,また第14条では,複数の配電業者の中でも独立の配電網の存在を認めている。これらの場合にも,電気料金には規制委員会が最大の頭打ち料金を設定する。デリーでも,Reliance のBSESとタタ電力の配電企業が競い合っている。

ただ,我々の調査でも,電力の損失が40%近くに上る州もあり,やはり,何と言ってもインドに於ける電力損失は大問題である。過去の報告を見ると,01年度は2526億に対して,02年度は3318億ルピーと急激に増大した。損失の主たる原因は,技術的欠陥と盗電である。

この盗電の問題については,我々が Andera Pradesh 州を訪問したとき,警察力を導入することによって,損失が随分軽減された,と聞かされた。おそらく半分ぐらいは盗電ではないか,思わず軽率な判断をしてしまいかねない。現在,第11次五カ年計画で70,000MW開発という大きな目標を掲げて,電源開発に取り組んでいるが,損失の問題をいつまでも放置しておく訳にはいかないだろう。

Reference

India

●081001C India, Economic Times
インド電力セクターの究極の問題は過大な損失
The last-mile problem in efficiency
http://economictimes.indiatimes.com/News/News_By_Industry/Energy/The_last-mile_problem_in_efficiency/articleshow/3547225.cms


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