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●081008C バングラデシュ,エネルギーのシナリオを改訂せよ


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●バングラデシュ,エネルギーのシナリオを改訂せよ

この記事を書いた人は,バングラデシュの地質専門家とある。要となる数字を確実に抑えて,しかも網羅的に議論を進め,これからのバングラデシュが経済成長を遂げるためには,石炭しかない,と言い切っている。天然ガスのバングラデシュで理解してきた我々であるが,勿論,天然ガスに限界のあることは知っていた。しかし,これほど確実に,バングラデシュの将来を説いた人は,彼以外いないのではないか。

まず彼は,経済成長は電力なしでは成し遂げられない,と言う点から始めている。にもかかわらず,政策担当者や専門家は一向に行動を起こす気配がない,と嘆いている。彼等の優柔不断と資金不足が,今日のバングラデシュの電力危機を招いている。バングラデシュの電力は,中枢神経を失っている,と厳しく非難している。

電力の現状,天然ガスが82%を占め,残りが石油9%,水力が4%,石炭が5%である。組織は,BPDBが電力の大本締めで,ダッカ首都圏とその周辺の配電をDPCDとDESCOが担当,Khulna 周辺を WZPDCL,農村地帯をREBが担当している。設備出力は,5,245MW,このうち稼働可能は,3,400MW,ピーク需要は4,200MW,電力不足は,800MW。実に簡潔に表現している。

開発であるが,この7年間で開発されたのは,80MWの Tongi power plant のみで,しかもガス不足で停まっている。電化の状況は,現在電気の供給を受けているのは,人口の42.09%,2006年度に於ける一人当たりの電力消費は,169.92KWh,マスタープランによると,2020年までに全バングラデシュを電化する,としているが,完全に不可能である。

さて,頼みのガスだが,確認済みと可能性を含めて,23のガス田で,20.63TCF(兆立方フィート),そのうち既に7.42TCFは消費済みである。残りのガスポテンシャルは,2007年12月時点で,13.21TCFとなっている。2000年から2050年までに必要な天然ガスは,3%成長で40〜44TCF,これまでの延長で64〜69TCFなどである。低成長で2020年までに必要な量は,9.9〜17.4TCFである。もう既に政府はガス使用制限に踏み切っており,先が見えている。

石炭について,北西部で5つの炭田から30億トンが発見されている。二つの炭田,Barapukuria and Phulbari では調査が行われたが,他の炭田ではまだ調査が不十分で,更なる現地調査が急がれている。今は Barapukuria Underground Coal Mine で年百万トンの生産が見込まれている。この炭田の傍で280MWの石炭火力が,既に建設された。全体の5%である。

Dr M Tamim, special assistant to the Adviser for the Ministry of Power, Energy and Mineral Resources は,もうガスの発電所は尽きた,と言っている。石炭についての長い長い議論は,もう終わりにして欲しい。もう今が決断の次期であり,確実な石炭探査とその活用の実施の段階と考えよ。


Reference

Bangladesh

●081008C Bangladesh, energybangla
バングラデシュ,エネルギーのシナリオを改訂へ
Revisiting the Energy Scenario in Bangladesh
http://energybangla.com/index.php?mod=article&cat=SomethingtoSay&article=1055


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