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●081016B 中国,チベットで一連のダム開発を計画


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●中国,チベットで一連のダム開発を計画

2008年10月2日に,「アジア大陸の水源はチベット高原」,と題して,インドの教授の記事を解説したばかりである。特にチベットの下流にあるインドとして,チベットを中心とした水資源の源流に,何の相談もなくダム開発が行われることに,懸念を示していた。チベットはアジア大陸の水源だ,と言うものである。今日の記事は,当局の談話を交えながら,問題点を論じているが,まだ開発の実態は見えていない。

これは,地域の水資源責任者が記者に語ったものであるが,中国はチベット領内に一連の段階ダム計画を持っている,と言うところから始まっている。アジアの水源への影響を心配している人々や環境グループであるが,ラサの担当者は,チベットの貧困を救うには,ダム開発による水力発電が,もっとも適した経済開発の方法だ,と主張する。開発に当たっては,自然と社会に対するインパクトに心がける,としている。

当局によると,水力は,石油,ガス,原子力に比べてクリーンで効率的だと主張,2003年に行われた調査では,域内に年間1.8兆KWhの電力を包蔵しているという。具体的どこかと言うことは,今の段階では分からないが,少なくともブラマプトラ(注1)のような大河にはダムは造らない,としている。何処が開発の適地かとなると,上流は開発禁止,中流は多くの人が住んでいる,下流の峡谷部で住民が少ないところ,が開発のターゲットになるだろう,としている。

チベット当局の環境担当ホンシアン女史(注2)は,まだ調査の手が十分に入っていないチベットの水資源の開発には,慎重な手法を適用する,としている。ブリティッシュコロンビア大学のテッサリン氏(注3)は,環境に注意を払っても水質や自然流水の栄養循環などは忘れがちだ,とダムに反対する。彼は,以前は政府の開発政策には何も言えなかった住民だが,今では声を上げている,と言っている。

チベットは,開発の必要が叫ばれながら,具体的なダム開発計画が明らかにされない。前回のインドの教授の話によると,インドがもっとも警戒しているのは,大屈曲点と呼ばれている,ブラマプトラ河(注1)の中流部の大規模ダムである。中国政府は,この点に関しては黙して語らない。メコン川上流では,まだ下流が無関心に間に開発が進んだが,チベットは今,世界の注目を浴びている。温家宝首相も慎重にならざるを得ない。



(1) Brahmaputra,(2) Zhuang Hongxiang, an official at Tibet's environment bureau,(3) Tashi Tsering, a researcher on Tibetan water resources at the University of British Columbia,

Reference

China

●081016B China, unpo
中国,チベットで一連のダム開発を計画
Tibet China Plans String of Dams
http://www.unpo.org/content/view/8791/69/


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