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●081024A 丸紅,フィリッピンの再生可能を視野に,EDC株式視野か


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●丸紅,フィリッピンの再生可能を視野に,EDC株式視野か

少し錯綜してきて難しくなってきたところで,丸紅のフィリッピンの再生可能エネルギーへの参入が浮かび上がってくる。NEDOの報告書によると,2007年5月のアロヨ大統領訪日の際に,JBICの篠沢恭助総裁との会談で,一層のJBICのエネルギー支援が話し合われたが,特にフィリッピン各地の電力分野で活躍する丸紅への電力事業支援が,話題に取り上げられている。

また2008年10月17日の本欄(注1)では,ファーストジェン(注2)が,その所有する水力発電所の資産105百万ドルを,関連会社であるEDC(注3)に売却し,売却対象は,ファーストジェン水力企業(注4)の株式60%であり,具体的な発電所は,112MW,パンタバンガン-マシウエー水力(注5)で,売却先はEDC(注3)である。この発電所が注目されているのは,ダム建設なしで増設できる可能性を持っていることである。EDC(注3)は,その安定以外に,将来の成長を買った,と見られている,と報告されている。

今日のマニラブリテンの記事は,更にこの上に,丸紅(注6)のフィリッピン戦略が重なってくる。丸紅(注6)は,ロペス財団の保有するファーストジェン(注2)の株式40%獲得を真剣に考えているようだ。この40%と言う数字は,国家石油PNOCとEDC(注3)を通じて,地熱発電事業をコントロールするに十分なシェアーである。

ファーストジェン(注2)側の情報では,丸紅(注6)は既にレッドバルカン(注7)の買収でファーストジェン(注2)と合意した。このレッドバルカン(注7)は,2007年11月のフィリッピン最大の地熱発電の売却入札に買ったEDC(注3)の株式60%を所有している。ファーストジェン(注2)によると,この丸紅(注6)関連の手続きは年内に完了する,としている。

ファーストジェン(注2)会長のロペス氏(注8)は,この丸紅(注6)の参入は,丸紅(注6)とEDC(注3)の互いに得意なノウハウが活かされて,大きな収益に繋がる,と期待している。タントコ運転責任者(注9)も同様趣旨の発言に付け加え,海外への飛躍に期待がかかっている。EDC(注3)を足がかりに,ロペス財団が丸紅(注6)の協力を得て,海外を視野に置いていることが見えてくる。

最近の報道(注1)にもあるように,EDC(注3)は事業の多様化を狙って,ファーストジェン(注2)が60%の資本を持つファーストジェン水力(注4)が保有する,112MW,パンタバンガン-マシウエイ水力(注5)に関心を持っている。なお,ファーストジェン(注2)は,発電設備2,582MW,フィリッピン全土の17%を持つ有数の発電企業である。

私にはとても複雑な構図に見えて,図でも書いてみなければ分からないが,丸紅が,旧JBICの支援を受けて,フィリッピンが目指すエネルギーの国産化,再生可能エネルギー開発の方針に乗って,深くその核心に迫っている,と言う状況はよく分かる。丸紅側の発表がないか調べてみたが,まだその段階ではないようだ。ただ,私はいつも繰り返すように,ゼロサムゲームの買収劇を,新規電源開発へのエネルギーとして欲しい。

(注) (1) http://my.reset.jp/~adachihayao/index081017A.htm,(2) Philippine power producer First Gen Corp,(3) Energy Development Corp,(4) First Gen Hydro Power Corp,(5) the 112MW Pantabangan-Masiway hydroelectric power complex,,(6) Japanese conglomerate Marubeni Corp,(7) Red Vulcan Holdings Corp,(8) Federico Lopez, president and chief executive officer of First Gen,(9) First Gen chief operating officer Richard Tantoco,(10)

Reference

Philippines

●081024A Philippines, Manila Bulletin
丸紅,フィリッピンの再生可能を視野に,EDC株式視野か
Japans Marubeni eyes stake in EDC
http://www.yourrenewablenews.com/japans+marubeni+eyes+stake+in+edc_13592.html


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