アジアのエネルギー最前線
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●081025C ASEAN会議,中国が提案,中国からの送電網は,金融危機に強い

中国とASEAN諸国を繋ぐ送電網の発想は,メコン河流域の沿ったルートで検討されてきた。今年,2008年3月30日に,メコン沿岸諸国によって拡大会議が開かれ,中国の経済的南進の政策をバンコクポストが報じ,それについて本欄でも議論している(注1,080330C)。このときは,タイのサマック氏が首相の座に着き,元気に中国の南進との連携を目指した。今や彼は首相の座を追われた。

さて今日の記事は,温家宝首相の提案で開かれた第5次中国ASEAN博覧会(注2)の席上で,中国側から語られた,中国ASEANの連携構想で,時あたかも世界の金融危機の中にあって,これへの対策上も,中国ASEANの連携インフラの重要性を説いたものである。大学の専門家ヘズオジュン氏(注3)は,特に運輸,通信,電力の分野の連携が,金融危機に対処するに効果的,と言う意見を述べている。

ヘズオジュン氏(注3)は,特に電力について述べている。即ち,電源開発で中国ASEANが協力することは,中国とASEANの遭遇している電力需給の逼迫を和らげるばかりでなく,中国ASEANに大きな投資効果をもたらすものだ。中国の統計(注4)によるとASEAN諸国では,この2,3年間で1000億KWhの電力増が予想され,そのための必要投資は,2,000億ドルに上る。

また,広西荘族自治区の水資源電力集団のチェンルンキウ総裁(注5)は,この電源問題に関連して,それぞれの国地域で開発された水力電源を,互いに融通し合うという大きな効用を説いている。その他,港湾建設による中国ASEANの自由貿易圏(注6)も有効と提案された。この第5次中国ASEAN博覧会(注2)は,2008年10月22〜25日まで,広西荘族自治区(注7)のナンニン(注8)で開かれたものである。

私は,この中国の中国ASEAN電力連携構想について,この簡単な記事からはよく分からないが,雲南省の昆明からメコン川沿いの中国南西部の南進計画の他に,東シナ海沿岸を通る中国南部とベトナムを結ぶ線の重要性を協調したものと持っている。中国とベトナムの関係から,この南部沿岸ルートは,忘れられがちであるが,現今,重要性を増してきたと言えるのではにか。

(注) (1) http://my.reset.jp/~adachihayao/index3news0803.htm,(2) 5th China-ASEAN (Association of Southeast Asian Nations) Expo,(3) He Zuojun, deputy chief ofthe Finance Research Center with the Guangxi University,(4) the China Electricity Power Industry Association,(5) Chen Runqiu, president of the Guangxi Water Resources and Electric Power Group,(6) China-ASEAN Free Trade Zone,(7) south China's Guangxi Zhuang Autonomous Region,(8) Nannin,(9)

Reference

China

●081025C China, news.xinhuanet
ASEAN会議,中国が提案,中国からの送電網は,金融危機に強い
China-ASEAN co-op in infrastructure helps resist risks from financial crisis
http://news.xinhuanet.com/english/2008-10/24/content_10247471.htm

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