アジアのエネルギー最前線
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●081101C 中国の石炭供給は,時に不足,時に余剰,不可解

中国の石炭については,このHPでも2008年7月31日(注30)に取り上げている。当時,中国の専門家が書いた石炭供給への渓谷の最後の言葉は,「中国の石炭不足は,世界経済の中で発展を続ける中国の経済成長を,この重要な時期に挫折させる可能性がある。」,というもので,オリンピックを乗り越えたとはいえ,発電の80%を石炭が担っている中で,昨年の炭坑での犠牲者は4000人に上る,まさに戦争である。

今日の記事はエナージトリビューン(注31)のもので外部から見た中国の石炭事情である。長文である。中国の石炭は不思議な世界だ。ある日中国政府は石炭は余っている,という,また別の日には,石炭火力発電所で7日分しかない,と慌てる。古い炭坑を閉鎖したと自慢していた中国政府は,急にそれを復活しろと指示する。何処が間違っているのだろうか?

ある人は,政府のシンクタンクの保守的な予測姿勢が問題だと言っている。2006年に,発改委NDRC(注32)は石炭余剰を警告,2,734の炭坑が閉鎖された。閉鎖が終わると発改委NDRC(注32)は石炭需要予測を8億トン上方修正,同じようなことを発改委NDRC(注32),2003年に,石炭火力が多すぎるとブレーキをかけた。2,3ヶ月前に政府は石炭4,000万トン不足と報じている。その後豪雪や四川省地震を経て,2.22億トンの石炭増量を指示,合計27億トンとした。

今年,2008年の発電用石炭は15.6億トンである。製鉄が4.96億トン,建設材料が4.32億トン,などである。政府は石炭の増量を促し,石炭火力は15日分を備蓄するよう指示している。2008年夏の不足電力は全国で10,000MW,そのうち広東省が6,000MWであった。輸入は0.49億トンとし,閉鎖した炭坑の復活を指示,2,534の炭坑が2月復活,3月には更に5,300が復活した。四川地震では,199の炭坑が被害を受け,その生産量影響は1.45億トンであった。

問題は,発改委NDRC(注32)の指示する石炭価格で,発電会社が大打撃を受けている。新規に4,247MWの石炭火力が完成したが,動いたのはその37%だけである。中国は2010年までに,発電設備を950,000MWとする計画で,水力が22.3%,210,000MW,火力が74.7%,710,000MW,原子力が1%,9,500MW,風力などが2%,20,000MWと計画している。

石炭価格の上限の制限も問題を起こしている。石炭輸出は,年率83.5%も伸びて,5月にトン132.40ドルであった値段が,110.40ドルに下落している。長期的には中国にとって石炭は主流で,2008年,今年は6.5%伸びで27億トン,2010年には31億トンとなる。因みに,米国の2007年の石炭消費は11億トンである。

中国の石炭産出の根拠地,山西省は,2010年までに昨年,2007年の5.4億トンを,年7億トンとする計画である。山西省は2,700億トンの石炭埋蔵を有し,中国全体の25%を占めている。環境問題が叫ばれているが,いずれにしても中国にとって,ここ数十年は石炭が中国のエネルギーの主流であることは間違いない。

(注) (30) http://my.reset.jp/~adachihayao/index3news0807.htm,(31) http://www.energytribune.com/,(32) the National Development and Reform Commission,(33)

Reference

China

●081101C China, energytribune
中国の石炭供給は,時に不足,時に余剰,不可解
China''s Coal Crunch
http://www.energytribune.com/articles.cfm?aid=1004

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