アジアのエネルギー最前線
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ー 日刊アジアのエネルギー最前線 2008年11月4日分ーインドのムケルジ外相,イランガスで,米印原子力協定は障害ではない

●インドのムケルジ外相,イランガスで,米印原子力協定は障害ではない

2008年11月2日の本HP(注15)では,イランのノザリ石油相(注16)が,イラン-パキスタン-インドガスパイプライン計画IPI(注17)に関して,ガス供給の安全についての方法論はもう議論を尽くした,インドのコミットが欲しい,と述べている。専門家は,インドはこの76億ドルプロジェクトに関して,パキスタンとの緊張が高まったときを考えて,慎重な姿勢を崩していない,としている。

インドのムケルジー外務大臣(注18)は,テヘラン訪問から帰国したようだ。しかし今日の記事は,テヘランを離れるときの話のようだ。ムケルジー外務大臣(注18)は,イランのホセイニ経済財務相(注19)と記者会見に臨んで,インドの米国との原子力協定は,イランのガスを輸入することに,何の障害もない,と語った。インドはエネルギー資源は重要と考えて,原子力平和利用についても,米国だけでなくフランス,ロシアや他の国とも話をしている,その中でも重要なのはイラン-パキスタン-インドガスパイプライン計画IPI(注17)であると。

専門家によると,インドはこの76億ドルプロジェクトについて,特にパキスタンとの緊張状態の時のガス遮断を考えて,慎重な立場にある,としている。イラン側は,インドのムケルジー外務大臣(注18)がテヘランに来るまでは,インド抜くでもこのパイプラインプロジェクトをパキスタンとやる,と言っていた。米国は,イランとの協力を行う国に,厳しい態度をとってきた。

私は,この記事から,今度のインドのムケルジー外務大臣(注18)のイラン訪問は,イラン-パキスタン-インドガスパイプライン計画IPI(注17)からインドは離脱しない,というメッセージをイランに送ったのではないか,と思っている。実際に着手するかどうかは別問題である。しかし,インド抜きではやらせないよ,とも受け取れる姿勢で,パキスタンと中国の関係など,今後この問題を巡って,更に複雑な動きになるだろう。

(注) (15) http://my.reset.jp/~adachihayao/index081102A.htm,(16) Oil Minister Gholamhossein Nozari,(17) Iran-Pakistan-India (IPI) gas pipeline project,(18) Indian Foreign Minister Pranab Mukherjee,(19) Iranian Minister of Economy and Finance Shamsuddin Hoseyni,(20)

Reference

India

●081104B India, Economic Times
インドのムケルジ外相,イランガスで,米印原子力協定は障害ではない
Nuclear deal with US no hurdle for importing Iranian gas: Pranab
http://economictimes.indiatimes.com/News/News_By_Industry/Energy/Nuclear_deal_with_US_no_hurdle_for_importing_Iranian_gas_Pranab_/articleshow/3667911.cms

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