アジアのエネルギー最前線
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ー 日刊アジアのエネルギー最前線 2008年11月7日分ーIEAが原油動向で報告書 ー

●IEAが警告,原油供給は逼迫,価格は急上昇の可能性

CO2CRC www.co2crc.com.au/needgeo/ より借用

世界の原油価格については,今年,2008年,の半年間で,ジェットコースタのような激しい動きを味わった。それに世界の金融危機が重なって,今後,どの方向にぶれて行くのか,議論も多いところである。2008年10月7日には本HP(注1)でも,元アブラハム米国エネルギー長官(注2)の関係する報告書(注3)で,短期的視野ながら,90ドルから115ドルの範囲内で,ここ数ヶ月は動くはずだ,と,OPEC(注4)の減産体制の行くへを見ながら,原油価格先行きを占っている。

今日の記事。IEA(注5)が,膨大な年次レポートを作成し,15ページ程度のサマリーを,本報告書の発表に先立って公表した。一言で言えば,世界は多くの不確定要素と数年間先のエネルギー価格上昇に遭遇しており,企業群は,無理矢理に老朽化した油田を運転しながら新規の油田探しに狂奔している状態だ,と言っている。そうして,油田探査,原油生産,それに発電設備に,より多くの投資を呼びかけている。現時点の安価な原油価格が続くことはない,と言っている。なお報告書は,世界の800の原油ガス田の調査を基礎としたものだ,と言っている。


今年,2008年7月,に最高147ドルまで達した原油価格は,この木曜日,2008年11月6日,ニューヨーク市場(注6)で,一気に6.9%,バレル4.53ドルの下落を演じ,2007年3月以来の安値,60.77ドルとなった。IEA(注5)は,現在の経済的混乱が収まれば,原油需要が回復し,2030年までにはバレル200ドルに達する,としている。

エネルギー需要の拡大とインフラの老朽化が並行して起こるので,企業群は,2030年までに26兆ドルの投資を強いられる。そのうちの半分は,発電設備と配電設備の増強に当てられる。残りの殆どは,今後数十年続くと思われる一次エネルギーとしての原油探査と開発に回される。増大する原油需要に対して,この先22年間,新たに日6,400万バレルの増産が必要で,この値は現在のサウジアラビア(注7)の生産量の6倍に当たる。そのうち半分は,この先8年内に必要となる。

エネルギー関連企業は,過去,2000〜2007年に,新規の原油ガスプロジェクトに,合計3,900億ドルを投資してきたが,これから2030年までは毎年3500億ドルの投資を行う必要がある,と言うことである。問題は,既設原油ガス田の老朽化で,特にOPEC以外,メキシコ,ノルウエー,ろ紙でそれが顕著である。これらの老朽化した原油ガス田の生産量の落ちは毎年6.7%に上り,2030年時点では8.6%に達する。相対的に,サウジアラビア,イラン,イラクなどの重要性が高まってくる。

IEA(注5)は,再生可能エネルギーについては,楽観的な見方をしている。風力,太陽光,地熱の伸びは年7%と見ている。水力を除いた再生可能エネルギーは,2006年に1%であったものが,2030年には4%になるだろう,としている。なお,米国,欧州,日本での原油需要は昨年より増えることはないが,これからの需要の伸びは,中国,インド,と中東だと見ている。

私は,この報告書は,石炭原子力に触れていない点で,エネルギー全般を見ているとは言えないが,少なくとも,中国,インド,と中東の原油の需要増で,現在の日8700万バレルのレベルの原油需要が,2030年で,プラス6400万,合計で日1億5,100万バレル,しかも老朽化した油田ガス田の生産の落ちを言われると,やはり何らかのエネルギー革命は,2030年までに起こらざるを得ないと言う気がする。電気自動車の進展ををどう考えるか,また別の機会に論じることにしよう。

(注) (1) http://my.reset.jp/~adachihayao/iindex3newsME.htm,(2) former U.S. Energy Secretary Spencer Abraham,(3) Abraham Energy Report,(4) the Organization of Petroleum Exporting Countries,(5) the International Energy Agency,(6) the New York Mercantile Exchange,(7) Saudi Arabia,(8)

Reference

Power

●081107A IEA,online.wsj.com
IEAが警告,原油供給は逼迫,価格は急上昇の可能性
Oil Supplies Will Tighten And Prices Jump, IEA Warns
http://online.wsj.com/article/SB122600164194705909.html?mod=googlenews_wsj

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