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ー 日刊アジアのエネルギー最前線 2008年11月22日分 ー インドネシアの石炭株暴落,石炭価格の暴落の影響 ー
●インドネシアの石炭株暴落,石炭価格の暴落の影響

パイトン石炭火力
インドネシアの株式市場が暴落している,2008年初めから50%の下げで,アジア最悪である。この記事は,解説者のチャン氏(注1)が書いたものである。世界的な金融危機が,消費に与えた影響が大きい。その中でも,石炭企業ブミ(注2)はひどく81%も暴落,他の石炭関連企業も48〜54%下げている。主たる理由は,石炭価格が2008年7月のピーク値トン192ドルから,現在の103ドルまで,46%下げたことだ。
石炭企業ブミ(注2)の株式に投資家の信頼を失わせたのは,その株式を保有していたバクリエブラザーズ(注3)が,35%の持ち合いを売却しようとしたことによる。チャン氏(注1)は,これはインドネシア石炭の短期的な沈滞減少だと思っている。それは,インドネシア石炭が,まだまだ重要だという認識に基づく。石炭は,世界中で,発電,製鉄,セメントなどに広く使われ,発電分野では,石炭が40%を占め,見通し可能な将来では,石炭がまだ発展し続けると,信じられるからだ。
インドネシア石炭は,アジア最大で,またアジアは2007年において世界の石炭の60%を消費しており,2010年には64%となると予想されている。インドネシアは世界最大の石炭輸出国である。炭素汚染が問題になっているが,石炭の経済性は揺るがない。百万Btu当たりに換算すると,石炭は1〜2ドルに対し,石油ガスは6〜12ドルである。石炭の埋蔵量は世界で8,470億トンであり,次の133年間,次の5〜6世代に十分である。
インドネシアの石炭埋蔵量は930億トンである。インドネシアの石炭はスマトラ(注4)とカリマンタン(注5)に分布している。インドネシアの石炭は,硫黄分と窒素酸化物が少なく,廃棄部分も少なく,設備や灰捨て場の費用を節約できる。米国や欧州の規制にも有利である。それにインドネシアの石炭は露天掘りが多く,経済的である。国内的にも,既設ディーゼル,7,753MWを石炭に変える計画が進み,また2009〜2010年に新雪石炭火力10,000MWの準備が進んでいる。
インドネシアの石炭の探査への外資の投資が進まないのは,不確定な規制措置と法制度である。インドネシアの石炭がこのまま推移すると,石油のように石炭輸入国に陥る可能性がある。インドネシアの石炭は,エネルギー鉱物資源省(注6),環境省(注7),投資調整庁(注8),財務省(注9),通信自治省(注10)の多くの省庁で管理されていることが弊害だ。これが除かれれば,インドネシアの石炭産業は,極めて有望だ。
下記より引用
http://www.australiancoal.csiro.au/pdfs/cook_daulay.pdf

チャン氏(注1)は,インドネシアの石炭は,短期的には株の値下がり,探査への投資減少,と危機的だが,将来の見通しを明らかにして投資を呼び込めれば,投資企業にとって非常に魅力的である,と結んでいる。今日の数字を見ると,世界の石炭包蔵の10%強をインドネシアが持って入り,私の言う,今しばらく人類は石炭に頼らなければならない,という主張の中で,インドネシア石炭の果たす役割は,大きいと思う。
(注) (1) David Chang , Analyst ,(2) Bumi Resources ,(3) Bakrie and Brothers ,(4) Sumatra,(5) Kalimantan,(6) Ministry of Energy & Mineral Resources,(7) Ministry of Environment,(8) Investment Coordinating Board,(9) Ministry of Finance,(10) Ministry of Communication and Regional Governments,(11)
Reference
Indonesia
●081122D Indonesia, The Jakarta Post
インドネシアの石炭株暴落,石炭価格の暴落の影響
Power of the future despite looking black
now
http://www.thejakartapost.com/news/2008/11/21/coal-power-future-despite-looking-black-now.html
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