アジアのエネルギー最前線
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ー 日刊アジアのエネルギー最前線 2008年11月24日分 ー ネパールは,中国の30年間に亘る改革の経験に学べー

●ネパールは,中国の30年間に亘る改革の経験に学べ

ネパールの最初の政権の仕事は,インド訪問ではなくて,北京訪問だった。2008年8月28日付け本HP(注1)でこのプラチャンダー首相の北京訪問に触れている。「プラチャンダーは,約束したユートピアの実現よりは,戦争を仕掛ける方がどれだけ簡単か,そのうち思い知るだろう。」,と,当時のワシントンストリートジャーナルは書いている。また,2008年9月16日付本HP(注2)では,プラチャンダー首相が,インド訪問に当たって,北京を先に訪問したことの言い訳を,縷々述べている。

今日の記事は,ネパールの中では中国通で通っているネパール週刊誌(注3)のシュレスタ記者(注4)が,中国紙(注5)のインタビューに答えたもので,歯の浮くような中国への憧憬の言葉が連なっているが,まあ,ネパール人の中にこのような親中派がいて,今回の革命に近い毛派の政権奪取の中で,インドと中国をどの様に秤にかけようとしているか,とくと拝見してみたい。シュレスタ記者(注4)は,1991年以来,16回北京を訪問していると言う。この記事は,カトマンズ(注6)で書かれたものである。

シュレスタ記者(注4)は,開口一番,長い内戦の結果,これからネパールの経済改革が始まるが,それは中国が過去30年間に解放への改革’注7)してきた歴史に学びたい,と切り出している。そうして,経済開発の基本は政治的な安定である,として,ネパールの和平達成に,期待を寄せ,今こそ中国に学んで中国のように繁栄を達成したい,としている。勿論,全く中国のコピーでなく,ネパールなりの方法で,と念を押している。

シュレスタ記者(注4)は,共産主義(注8)を礼賛している。誰が共産主義(注8)は廃れたと言っているのか,中国を見ればその答えが分かる,と言っている。そこには,マルクス(注9)やエンゲルス(注10),更には毛沢東(注11)とトショウヘイ(注12)の名前が出てきて,如何にも古めかしい。政権を取ったマオイスト(注13)も,以前は中国を,共産主義のはぐれもの,と蔑んでいたが,今は,中国がマオイスト(注13)の新しい規範になりつつあるのは,如何にもおかしい。180度転換である。

シュレスタ記者(注4)は,どうも勘違いしているのは,このマオイスト(注13)党が,他の政党を巻き込んで大きな政党になる,即ち,一党独裁の携帯に進む,と考えているようにもとれる。なぜ今回,マオイスト(注13)が政権を取れたのか,その民主主義の本質が理解できていないようだ。シュレスタ記者(注4)は,今話題となっているネパールの水力資源開発に,中国の力が大きいだろう,と言っている。一方でインドが主力占める水力開発であるが,少なくとも実施の方法は中国に学ぶべき,と言っている。

またシュレスタ記者(注4)は,雇用の問題について,ネパールの政府内で外国人を見かけたことがあるか,問いかけ,上海では実に118,000人の外国人が働いており,この中には日本人と韓国人が5万人,アメリカ人が1万人,更に100人のインド人が,コンピューターソフトに関わる仕事に就いている,とネパールとの違いを浮き彫りにしている。この中国の変化は,1978年以来の開放政策にある,と指摘している。

シュレスタ記者(注4)は,1978年以来の中国の発展を驚きの眼で描いており,2020年には,中国が世界の先頭立って走っているだろう,と言っている。1978年の中国には,民間企業はゼロであったが,現在の中国では,GDPの30%を民間資本が稼ぎ出しており,また30%は外国資本で,30%が公共部門であることも,シュレスタ記者(注4)の関心を引いている。

このシュレスタ記者(注4)のインタビュー記事を読んで思ったのは,発展途上国にとって中国が如何に羨ましい存在であるか,と言うことと,ネパールの政治形態にへの思い違いが,今後のネパール人達の政治的行動にどの様に出てくるか,興味がある。またこれは危ない点でもあるが,ネパールは中国と違って,国民がマオイスト(注13)に飽きると,いつでも政権政党の首をすげ替えることが出来る,と言う点だ。

(注) (1) http://my.reset.jp/~adachihayao/index3news0808.htm,080828C,(2) http://my.reset.jp/~adachihayao/index3news0809.htm,080916B,(3) Nepali weekly newspaper Jan-Aastha,(4) Shrestha,(5) http://news.xinhuanet.com/english/,(6) Kathmandu,(7) "Reform and Opening-up",(8) communism,(9) Marx,(10) Engels,(11) Mao Zedong,(12) Deng Xiaoping,(13) Communist Party of Nepal (Maoist) (CPN-M) ,(14)

Reference

●081124B Nepal, xinhuanet
ネパールは,中国の30年間に亘る改革の経験に学べ
Experience of China's 30-year reform helpful to Nepal
http://news.xinhuanet.com/english/2008-11/23/content_10400710.htm

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