アジアのエネルギー最前線
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ー 日刊アジアのエネルギー最前線 2008年11月25日分 ー ミャンマーとインド,経済協力の促進を確認 ー

●ミャンマーとインド,経済協力の促進を確認



このニュースが,ヤンゴン駐在の中国紙シンフア(注1)記者から発せられていることに注意したい。中国は,2008年11月1日付本HP(注2)にて報告しているように,ミャンマー沖合西の島,ラムリー島(注3)に,中国のエネルギー根拠地を港と共に造成中である。またインドは,私が強く注目しているラメシュ副大臣(注4)が,嫌がる水力発電公社NHPCを説き伏せて,ミャンマーのタマンティ水力などに,調査継続の指示をして,更に中国に持ち去られようとしているミャンマーの天然ガス狙いで動いていることは,2008年8月1日付本HP(注5)と,2008年9月17日付本HP(注6)に詳しく流れが書かれている。

さて今日の記事,エネルギーについては殆ど語られていないが,裏にある動きを考えながら読んでみよう。ミャンマーとインドは,この日曜日,ミャンマーにて,外務省当局者による第9次二国間協議を行い,広範な分野の協力について討議を行った。これは,2008年4月,ミャンマーの第2位にあるマウンアイ将軍(注7)が,インドを訪問したときの合意事項を,更に前進させるための今日である。インドを代表したのは,メノン外務次官(注8),ミャンマーを代表したのはウチョーツー外務副大臣(注9)である。

2008年4月,ニューデリーで,ミャンマーのマウンアイ将軍(注7)との間で合意された項目は3つに亘るが,特に注目したいのは,両国の交通ルートの開発(注10)で,それはミャンマーのカラダン川(注11)を使って,ミャンマーのシットウエイ海港(注12)とインドのミゾラム州(注13)を結ぼうというものである。この案は,シットウエイ海港(注12)の改良工事,カラダン川(注11)の上流の町シットピットピン(注14)とシットウエイ海港(注12)の間の舟運のための河川改修,シットピットピン(注14)から国境までの道路建設,を含むものである。

また,2008年6月,インドの我がラメシュ副大臣(注4)が,ミャンマーの新首都ネピトー(注15)を訪問したとき,20百万ドルのアルミニュームワイヤーの工場,64百万ドルの23万ボルト送電線建設,などの経済協力で合意している。そのとき,我がラメシュ副大臣(注4)は,ランキン州(注16)を訪ね,自分の足でこのカラダン川(注11)多目的輸送ルートの視察を行っている。

ミャンマーとインドの国境線は1,600kmであり,両国の経済関係は,この2,3年,急激に深まっている。ミャンマー側によると,ミャンマーとインド両国の通商は,2007〜2008年財政年度で995百万ドルで,ミャンマーからの輸出が810百万ドル,インドからの輸入が185百万ドルである。ミャンマーにとってインドは,タイ,中国,シンガポールに続く第4位の通商額で,輸出額としてはタイに続く第2位で,全輸出量の25%に達している。

また,インドのミャンマーへの投資額は,2008年1月当時,契約ベースで,219.57百万ドルに達し,このうち137百万ドルは,2007年9月の原油ガス分野への投資に使われている。最近では,インドのリードコダ(注17)とミャンマーのタムモイ(注18)間の通商設備の整備がなされている。2008年10月には,ラメシュ副大臣(注4)がマンダレー(注19)を訪問し,第3回インド-ミャンマー通商協議(注20)が持たれている。この会議では,金融などの他,電力及びエネルギー分野の協力も話し合われた。その他ラメシュ副大臣(注4)は,ITセンターの開設,500人のミャンマー学生の招聘,租税や保健医療などの行政に関する支援も含まれている。

この記事から脈々として伝わってくるのは,中国に対抗するインドの,特に我がラメシュ副大臣(注4)の遠謀深慮が窺われる。最後の狙いは,ミャンマーの天然ガスにあるのだが,それを前面に出さずに,ミャンマーのソフトなプラットフォーム構築に力点を置き,しかも,中国が大々的な港湾建設を行っているラムリー島(注3)の目と鼻の先,100km西北のシットウエイ海港(注12)とカラダン川(注11)の舟運に注目して,最後は,バングラデシュを通過しない最近のインド,ミゾラム州(注13)へ繋ぐと言うことは,ラメシュ副大臣(注4)がこのルートを,インドへのガスパイプラインの本命と位置づけて,現場まで見ていることに注目したい。

(注)(1) Xinhua,(2) http://my.reset.jp/~adachihayao/index081101A.htm,(3) Ramree Island,(4) Indian Minister of State for Commerce and Power Shri Jairam Ramesh,(5) http://my.reset.jp/~adachihayao/index3news0808.htm,080801A,(6) http://my.reset.jp/~adachihayao/index3news0809.htm,080917B,(7) Maung Aye, vice chairman of the State Peace and Development Council.,(8) foreign secretary Shivshankar Menon, (9) deputy minister U Kyaw Thu,(10) a multi-modal transit and transport facility,(11) Kaladan River,(12) Sittway Port in Myanmar,(13) Indian state of Mizoram,(14) Sitpyitpyin,(15) Nay Pyi Taw,(16) Rakhine state,(17) Reedkhoda,(18) Tamu-Moye,(19) Mandalay,(20) 3rd meeting of Myanmar-India Joint Trade Committee,(21)


Reference

Myanmar

●081125C Myanmar, mathaba
ミャンマーとインド,経済協力の促進を確認
Myanmar, India to cement economic and trade ties
http://mathaba.net/news/?x=612352

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