アジアのエネルギー最前線
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ー 日刊アジアのエネルギー最前線 2008年11月25日分 ー インド,トルコのガス原油をイスラエル経由で ー

●インド,トルコのガス原油をイスラエル経由で

インドは原油ガスが欲しい,パイプラインを探りまくっている。今日も,ミャンマーのカルダン川ルートを見てきたところだ。また,2008年11月4日付本HP(注21)では,インドのムケルジ外相が,イランにせき立てられてテヘランを訪問,米印原子力協定があるから,イランからのガスパイプラインに明確な態度を出せないのか,と記者団に迫られて,インドは独立国だ,と強弁した。今日の記事は驚きである。私もしばらく世界地図とにらめっこしなければならなかった。これはラメッシュの発想に違いない。

さて記事だが,トルコ側の記者会見で始まっている。インドはまだ何も言っていないが,記事はインド紙である。インドが原油ガスを,トルコからイスラエル経由,スエズ運河を通らずに手に入れる方法について,まもなく3国の政府関係者が協議すすことになった。これはインドが,中央アジアやカスピ海沿岸(注24)のエネルギーを手にするための容易な方法の提案で,トルコのエルドラン首相(注22)が述べた内容である。

エルドラン首相(注22)はインドの南部,バンガロール(注23)を訪ねているようで,月曜の業界首脳との会議で,明らかにした。この提案は,長い間議論が続けられたイランからのパキスタンを経てのパイプライン問題で,建設費が大きく計画を超えたことと,米国の強硬な反対によって,合意が成立しなかった直後になされたものだ。

トルコは,イランを避けるルートの中では,地域のハブの役割を果たしている。計画のパイプラインは,カスピ海沿岸(注24)からトルコの地中海の港(注25)セイハン(注26)までのパイプラインを,更にイスラエルの紅海(27)に面する港,エイラット港(注28)まで敷設するものである。直線距離で約100kmである。

このエイラット港(注28)から原油とガスをインドのタンカーで出せれば,スエズ運河(注29)の通過を避けることが出来る。トルコのエネルギー大臣ギラー氏(注30)は,トルコは既にこのプロジェクトの可能性調査を終了しており,来月にもトルコで,トルコ政府とインド政府の協議が行われるはずだ,と語った。

なるほど,紅海(27)に出てアデン湾(注31)を抜け,アラビア海(注3)に出れば,インドの港はもう目の前に見えている。インド海軍は結構強いらしいから,これは安全なルートだ。イスラエルがエイラット港(注28)で紅海に面しているとは,余り知っている人はいないのではないか。でも,トルコからイスラエルまでのパイプラインは,レバノンやシリアがあり,結構な危険地帯,それでもイラン,イラクよりは安全か。

(注) (21) http://my.reset.jp/~adachihayao/index081104B.htm,(22) Turkish Prime Minister Recep Tayyip Erdogan,(23) Bangalore,(24) Caspian region,(25) Mediterranean port,(26) Ceyhan,(27) Red Sea,(28) Eilat port,(29) Suez Canal,(30) Turkish Energy Minister Hilmi Guler,(31) Gulf of Aden,(32) Arabian Sea, (33)

Reference

India

●081125D India, Economic Times
インド,トルコのガス原油をイスラエル経由で
India, Turkey, Israel to discuss gas pipeline
http://economictimes.indiatimes.com/News/News_By_Industry/Energy/India_Turkey_Israel_to_discuss_gas_pipeline/articleshow/3754646.cms

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