アジアのエネルギー最前線
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ー 日刊アジアのエネルギー最前線 2008年11月26日分 ー ミャンマーのラシオへの思いー

●ミャンマー,シャン州のラシオ,観光客を惹き付けるか








ミャンマーのラシオ(注1)の記事を見て,しばらく郷愁に耽る時間を許されたい。2000年9月に,麻薬と蕎麦を入れ替える仕事で,マンダレー(注3)から,ミャンマー北東,サルウイーン河沿い,中国との国境の町,老街まで車で走ったとき,ラシオ(注1)に一泊した。その時の写真もあるので見て下さい(注2)。ラシオの語感は頭に残っていて,それはどうも第二次大戦の記録と結びついているようだ。「ビルマは日本にとって南方資源地帯の西側防壁であるとともに,ラングーン−ラシオ−昆明と続く援蒋ルートの拠点でもあった。」(注4),の一文が示すとおり,戦争の重要な拠点であったのだ。

それから,今日の記事にも出てくるシュエリ水力(注5)で,これは600MWで2008年末にも完成する大規模な発電所であるが,ラシオ(注1)から80kmほど北のシュエリ川に中国が建設しているもので,中国国境までは僅か30km余りである。ラシオ(注1)は,この発電所の完成を待ちわびているが,果たしてラシオ(注1)に持ってこられるのかどうか。主要な目的は,マンダレー(注3)と中国領内への送電なのであろう。シュエリ水力(注5)については,2007年の記事がある(注7)。

私がJICAの一員のとき,ラシオ(注1)の少し手前で,日本工営の進める小水力発電所を手伝ったことがあった。その時,小さいながらなかなかの適地で山の中を歩いて踏査を行い,計画を進めることを楽しみにしていた。その時の写真もあるので,是非見て下さい(注6)。それで,喜び勇んで首都のヤンゴンに引き上げて,さて相手方電力省と協議しようとすると,先方から,作ってもらわなくて結構です,近くに中国が大規模な発電所を造るので,それで間に合いますので,と言う話である。それがあのシュエリ水力(注5)だったのである。

今日の記事は,ミャンマーで観光会社を経営するウラアイさん(注8)の話に耳を傾けて下さい。たまには,旅行先の候補の一つとして,ラシオ(注1)のような町を選ぶのも良いのではないか。ウラアイさん(注8)の撮った,マンダレー(注3)からラシオ(注1)まで走る列車の写真がある(注9)。位置関係を示す地図もある(注10)。ウラアイさん(注8)の記事は,「シャン州(注11)のラシオ(注1)は果たして観光客を惹き付けるか」,と言うタイトルである。

ラシオ(注1)出身のウラアイさん(注8)は,ラシオ(注1)はこの20年で急速な発展を遂げたという。そうして次の10年で有力な観光地になって行くだろう,という。最近,ラシオ(注1)に帰ってきて,町中の彼方此方に光り輝く電灯を見て,一生懸命地図を見ながら思い出すことに努めた。特にこの3年間の発展は劇的だ。20年前は,ラシオ(注1)の町は,二つに分かれていて,ラシオ(注1)からラシオギ(注12)に行く道はジャングルの中で真っ暗だった。この記事の筆者も,15年前にお母さんとラシオ(注1)を訪ねたときは,泊まった一軒だけに電気がついていて,周囲の家は蝋燭で明かりを灯していた。その時,シスコもカラオケもパブもなく,ただ涼しくて暗くて静かな夜だった。

最近のラシオ(注1)は,経済的な開発が行われている。ムース - マンダレー - ラシオ(注1)は大変に混雑していて,特に観光開発が盛んである。今のラシオ(注1)は,GSMの電話ネットワークはあるし,シュエリ水力(注5)もまもなく完成し,24時間電気が使えるようになるだろう。観光のスポットは,イエイカンタウン公園(注14),町全体が見えるパゴダの丘(注15),などなど。郊外では,温泉もあるし,滝もある。観光会社は,旅行パックを組んで,忙しくしている。まだ立派なホテルやレストランを造る必要があるが,この先,5年,10年が楽しみだ。

ラシオ(注1)は,マンダレー(注3)から汽車で来れるが,ヤンゴンから冷房付きのバスも出ている。20時間かかるが,1万5000〜1万7000チャットである。ヤンゴンからラシオ(注1)までの航空便のある。

(注) (1) Lashio,(2) http://my.reset.jp/~adachihayao/Myanmar.htm,(3) Mandalay,(4) http://yokohama.cool.ne.jp/esearch/sensi-zantei/sensi-burma.html,(5) Shweli hydroelectric project,(6) http://my.reset.jp/~adachihayao/MyanmarB.htm,(7) http://www.monstersandcritics.com/news/asiapacific/news/article_1293972.php,(8) U Hla Aye, who is the managing director of Shan Yoma travel company,(9) http://my.reset.jp/~adachihayao/081126B01.GIF,(10) http://my.reset.jp/~adachihayao/081126B03.jpg,(11) Shan State,(12) Lashio Gyi (Big Lashio),(13) Muse-Lashio-Mandalay road,(14) Taung Paw Paya (Hilly Pagoda), (15) Yay-kan-taung recreation park,(16)

Reference

Myanmar

●081126B Myanmar, mmtimes
ミャンマー,シャン州のラシオ,観光客を惹き付けるか
Can Lashio draw tourists to Shan State
http://www.mmtimes.com/no446/n011.htm

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