アジアのエネルギー最前線
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ー 日刊アジアのエネルギー最前線 081231A ー フィリッピン,電源資産売却が終わってから,調整制度をとー

●フィリッピン,電源資産売却が終わってから,調整制度をと

何が争点なのか,よく分からないが,記事を追っかけてみよう。NPC(注1)から民営化された発電設備の買い手企業は,資産が完全に移行されてからのみ,発電チャージ調整が適用されることを求めている。規制委員会ERC(注2)は,NPC(注1)試算の買い手企業かまたは所謂,「受け取り発電企業」,SGC(注3)が,暫定供給契約TSC(注4)を結ぶ状態になったとき,発電チャージ調整が適用されるというのが,その方針である。

ERC(注2)は,発電原価の調整は,発電企業が,発電原価調整方式GRAM(注5)と増分為替レート調整ICERA(注6)の適用を申請するものだ,としている。準備期間中は,それぞれのNPC(注1)設備の売却が終わったところで,NPC(注1)-SGC(注3)の責任で,GRAM(注5)とICERA(注6)の調整は行われるべき,とERC(注2)は言っているのである。

NPC(注1)-SGC(注3)によって求められる新しい料金調整方式の承認の前は,発電料金は,NPC(注1)の時間制料金TOU(注7)を準用することになっている。NPC(注1)-SGC(注3)によって配電部門DU(注8)及び需要家に供給される電力への適用単価は,TOU(注7)単価で,この中には,GRAM(注5)とICERA(注6)の調整が含まれてくる,とERC(注2)は言っている。

ERC(注2)は更に指摘して,暫定供給契約TSC(注4)が失効する場合は,NPC(注1)-SGC(注3)が二者間の契約を更改する努力をし,ERC(注2)に許可を求めるべきだ,としている。このような解釈は,新規に民営化に関連する企業の,暫定供給契約TSC(注4)に対する権利と義務Iを通告しておく必要がある,と言っている。このような解決方法は,暫定供給契約TSC(注4)によるあらゆる問題点に適用される,と。

また,KWh当たり0.3ペソの単価低減義務MRR(注9)は,暫定供給契約TSC(注4)も適用されるものだ。また,VAT(注10)の適用は,NPC(注1)-SGC(注3)に関わる設備の性格による,それは,再生可能エネルギーについてはVAT(注10)がゼロとなっているからである。要するに,単価調整は,発電企業側からの申請によって決まるので,ERC(注2)からは動かない,と言っているのだろう。

(注) (1) National Power Corporation (NPC),(2) Energy Regulatory Commission (ERC),(3) "successor-generating companies" (SGCs),(4) transition supply contracts (TSCs),(5) Generation Rate Adjustment Mechanism (GRAM),(6) Incremental Currency Exchange Rate Adjustment (ICERA),(7) time-of-use (TOU),(8) DU (distribution utility) customer,(9) Mandated Rate Reduction (MRR),(10) VAT (value-added tax),(11)


参考資料

フィリッピン

●081231A Philippines, Manila Bulletin
フィリッピン,電源資産売却が終わってから,調整制度をと
Only after asset turnover Buyers can seek adjustment in charges
http://www.mb.com.ph/BSNS20081231144525.html



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