アジアのエネルギー最前線
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ー 日刊アジアのエネルギー最前線 090122B ー インドのCERC,公社事業の資本参入,IRR15.5%へー

●インドのCERC,公社事業の資本参入,IRR15.5%へ

中央の電力セクターの公益事業体,NTPC(注26)とNHPC(注27)は,そのプロジェクトへの資本投下に於いて,今までより高い内部収益率で,収益を見積もりことが出来るべく,基準が改定になる。火曜日,2009年1月29日,中央電力規制委員会CERC(注28)は,向こう5年間に於ける料金規制で,資本内部収益率ROE(注29)を,14%から15.5%とすることで発表した。工期を守るものは,更に0.5%上げる。

これによって,この景気が悪化する中,発電や送電線部門で,より利益性が増し,投資が増えることが期待される。CERC(注28)のデオ委員長(注30)は,この基準改定は,発電企業と需要側の両者のバランスをとったものだ,と言っている。この新しい基準は,2009〜2014年に適用するもので,2009年4月1日に発効する。

なおこの基準は,税引き前で,ベースのROE15.5%は,税率によって更に上がる。即ち,前に基準の21%は,23.5%となる。これは投資を有利にするが,その一方,需要家は所得税に耐えられなくなると思われる。CERC(注28)のクマール事務局長(注31)は,これが需要側の不満であったが,改訂によって需要側の所得税は,中央公共事業体から買電することで,100〜120億ルピーの削減になると見ている。

また改訂の中でCERC(注28)は,電力企業の開発事業に不利であった償却繰り上げ制AAD(注32)を排除した。しかしこれは,新規プロジェクトの負債の返還を保護しいた償却率を書き直すことになった。12年間経ってしまうと,残りの償却はプロジェクトの耐用期間全体に分散されることになる。電気料金は安くなるのか,の質問にクマール事務局長(注31)は,15〜20%高くなるが,これを5〜10%に抑える,と言っている。

CERC(注28)の規定では,資本率が30%を超えると,残りは通常のローンとして扱われるが,30%以下であれば,料金設定で配慮される。2009年4月1日以前の発電や送電線のプロジェクトは,料金設定に当たって,2009年3月31日以前の負債資本比率(注33)で判断される。2009年4月1日以降の経費は,資本支出として,料金設定で考慮される。

水力発電所について,新規プロジェクトについては,最初の10年間の水文リスクを考えて,別個に検討することで,配慮が加えられている。またCERC(注28)は,再生可能エネルギー関連のプロジェクトについては,料金規制を,別個切り離して考えることに決定している。

(注) (26) NTPC,(27) NHPC,(28) Central Electricity Regulatory Commission (CERC),(29) rate for return on equity (RoE),(30) CERC chairman Pramod Deo,(31) CERC secretary Alok Kumar,(32) advance against depreciation (AAD),(33) debt-equity ratio,(34)


参考資料



インド

●090122B India, Economic Times
インドのCERC,公社事業の資本参入,IRR15.5%へ
CERC raises power returns base to 15.5% for five years
http://economictimes.indiatimes.com/News/News_By_Industry/Energy/CERC_raises_power_returns_base_to_155_for_five_years/articleshow/4009412.cms


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