アジアのエネルギー最前線
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ー 日刊アジアのエネルギー最前線 090204A ー ミャンマー軍事政権,中央部とアラカンの鉄道計画ー

●ミャンマー軍事政権,中央部とアラカンの鉄道計画

このHPも,最近のミャンマー西部,アラカン(注1)地方の動きに注目している。2009年1月15日付本HP(注2)で,アラカンでの水力開発を伝え,2009年1月29日付本HP(注3)では,首相の乗ったヘリコプターが濃霧で目的地に降りられず,など,軍事政権中枢のアラカンでの動きを注目してきた。基本は中国の天然ガスの動きであるが,これに,インドやバングラデシュの動向も絡む。

今日の記事。ミャンマー軍事政権(注4)は,アラカン州(注5)とビルマ中枢(注6)との鉄道による連携を計画している,それは地域開発を促進する目的である,と公式に報じている。これは,テインセイン首相(注7)が,2009年1月24〜29日にアラカン(注1)地方を訪問したときに発表されたものである。鉄道ルートは,アラカン州(注5)の州都シットウエ(注8)と,西部軍司令部のあるアン地区(注9)を結ぶ。

シットウエ(注8)とアン地区(注9)を結ぶこのルートの建設は,第1フェースと称して,4年以内に完成させる,と発表している。第2フェースは,アラカン山脈(注14)を越えて,アン地区(注9)と西部イラワジ川(注10)のミンブ(注11)を結ぶことになる。(アン地区(注9)はよく分からないが,おそらく
シットウエ(注8)から直線で60km東北にあるミョハウン(注15)の新しい地名ではないかと思う,足立註)。

この第2フェースによって,ビルマ中枢(註6)の西部とアラカン(注1)地方が,鉄道によって結ばれることになる。この鉄道計画は発表はされたが,ミャンマー軍事政権は,予算も,どの国が支援するかも発表していない。シットウエ(注8)の情報筋は,軍事政権はこのような大プロジェクトのを実施する能力はないので,おそらく中国政府の支援によるのだろう,と推測している。

中国は,ミャンマー軍事政権の最大の支援者であり,中国は現在,天然ガスを輸出するため,アラカン州(注5)からのパイプラインを準備中である。この工事は,ミャンマー最大の島,ランブリー島(注16)のチャウクプル(注17)で,先月,2009年1月,工事を開始している。このパイプラインは,ミャンマーから中国雲南省に向かう計画である。

また,ミャンマー軍事政権は,アラカン州(注5)で,多くの水力プロジェクトを準備中であるが,表面上,アラカン州(注5)の電力を賄うため,としている。2009年1月28日,ゾーウイン第一電力大臣(注18),キンマウンミン第2電力大臣(注19)が,水力プロジェクトの視察のため,ブティダウン地区(注20)のサイディン滝(注21)を訪ねている。

最近のミャンマー軍事政権は,20年間も無視してきたアラカン州(注5)に多くの開発プロジェクトを発表している。多くの住民や分析者は,注意深くその動きを,軍事政権の急なアラカンのインフラ開発に,どの様な背景が隠されているのか,監視している。

(注) (1) Arakan,(2) http://my.reset.jp/~adachihayao/index090115A.htm,(3) http://my.reset.jp/~adachihayao/index090129C.htm,(4) Burmese military junta,(5) Arakan State,(6) Burma proper,(7) Prime Minister Lt. General Thein Sein,(8) Sittwe,(9) Ann Town,(10) Irrawaddy River,(11) Minbu,(12) Arakan Roma,(14) Arakan Roma (Arakan Range),(15) Myohaung,(16) Rambree Island,(17) Kyaukpru,(18) Power Electricity Minister One Colonel Zaw Min,(19) Power Two Minister General Kine Maung Myint,(20) Buthidaung Township,(21) Sai Din Waterfall,(22)


参考資料

ミャンマー


●090204A Myanmar, narinjara
ミャンマー軍事政権,中央部とアラカンの鉄道計画
Arakan and Central Burma to be Connected by Railway
http://www.narinjara.com/details.asp?id=2054


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