アジアのエネルギー最前線
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ー 日刊アジアのエネルギー最前線 090207A ー ミャンマー,インド副大統領が,タンシュエ将軍と会談ー

●ミャンマー,インド副大統領が,タンシュエ将軍と会談

経済界首脳を引き連れたインドのアンサリ副大統領(注1)一行のミャンマー訪問については,昨日,2009年2月6日付け本HP(注6)で取り上げたばかりである。副大統領(注1)一行は,早速,首都ネピトー(注3)で,ミャンマー首脳との会談に臨んだ。ネピトー(注3)からのインド側記者からの報告であるが,中国あり,天然ガスありで,なかなか核心に迫らない会談であるが,うちに込められた思惑がほとばしり出るようだ。

アンサリ副大統領(注1)は,早速に,ミャンマーナンバーワンのタンシュエ将軍(注2)と会談して,基本的な両国の関係強化を深めることに合意した上,当面の重要な協力分野を絞り込んだ。それは,農業と鉄道である。農業については,農業技術に重点を置き,鉄道については,機関車の供与に,ミャンマー側は関心を示した。

実務的には,アンサリ副大統領(注1)とマウンアイ将軍(注4)の会談に移ったが,この席には,殆どのミャンマー側の閣僚が出席するという歓待ぶりだったようだ。インド側の外務省カツ次官(注5)によると,会談は大いに農業問題に集中したという。セン駐ミャンマーのインド大使(駐7)もこれを確認している。大使(駐7)は特に,鉄道分野の協力についても語っている。インドの機関車供与は,歴史があるようだ。

農業や鉄道は,かなり表面的な協力分野であって,次に出てきたのは,水力開発や運輸と共に,ハイドロカーボン(注8)が強く取り上げられた。このハイドロカーボン(注8)が何を意味しているのか,原油天然ガスを含んだ全部の炭化水素の資源を総称しているのか,海底に眠る炭化水素の固形対を意味しているのか,よく分からない。おそらく,競争の激しい天然ガスという言葉を避けたのではないか,と言う気がする。どうですかね?

両サイドから,特にこの7年間の両国の深まる関係について言及しており,実績面から見た協力分野は,道路,電力,ハイドロカーボン(注8),通信,IT分野,などが強調された。国境の治安問題も話し合われたが,特にエネルギー安全保障の言葉も使っているので,水力電気の輸出や天然ガスの輸出などを頭に置いた話し合いだったのであろう。そこは中国も気にしているところだ。

インドは,欧米からのミャンマーの民主化についてのアドバイスを,中国同様無視してきているが,インドは,この外交の枠の問題とエネルギーの間の微妙なバランスの上で行動していることになる。今から5年前に,2004年,ミャンマーのタンシュエ将軍(注2)がデリーを訪問,インド側はこれを赤絨毯で歓迎したわけで,それが,インドの明確な意志を表している。

(注) (1) Vice President Hamid Ansari,(2) head of the country's military junta Gen Than She,(3) Nay Pyi Taw,(4) Gen Maung Aye,(5) Special Secretary in the Ministry of External Affairs, Vivek Katzu,(6) http://my.reset.jp/~adachihayao/index090206.htm,(7) Indian Ambassador to Myanmar, Aloke Sen,(8) hydrocarbon,(9)

参考資料

ミャンマー


●090207A Myanmar, zeenews
ミャンマー,インド副大統領が,タンシュエ将軍と会談
VP Hamid Ansari meets head of Myanmar's military junta
http://www.zeenews.com/nation/2009-02-07/505135news.html


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