アジアのエネルギー最前線
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ー 日刊アジアのエネルギー最前線 090208A ー ベトナム,ソンラ水力の住民移住に遅れー

●ベトナム,ソンラ水力の住民移住に遅れ

ベトナムの北部,紅河の上流,ソンラ水力プロジェクト(注1),1990年代初めは国家威信をかけた大プロジェクトであった。結局,2003年に至って,自らの手で着工に踏み切ったが,今から約1年前,2008年3月4日の私のメモ(注2)を見てみると,時の首相が現場を訪問,激励している。また,ソンラ水力プロジェクト(注1)の設計管理を,日本工営とJパワーが実施し,詳しい報告書がある(注3)。

今日の記事。ベトナム国会(注4)のメンバーが,ソンラ水力プロジェクト(注1)の現場を訪れ,住民移住の実態を視察して,住民の移動が困難に直面して,状態は良くない,とコメントしている。写真(注6)は,ディエンビエンフー県ムオンライ地区に建設されているナムカン移住地区(注5)である。国会調査団の団長は,少数民族委員会のクソールフオック議員(注7)である。2日間の調査は,2009年2月5日に終わった。

この調査には,関係各省庁からも参加した。多くの移住地域を視察した調査団は,ある移住地区ではインフラが不十分であり,かつ,文化や習慣の保全に対して必要な環境が未だ未整備だ,とし,移住民が困難に直面している,と見ている。関係当局は,移住政策の実施に当たって,彼等が直面した障害による問題点を説明している。それに対して国会調査団は,問題点をすぐに政府や国会に報告していない,責任を全うしていない,と。

国会調査団は,更に,2009年2月10日〜16日に再び調査を続け,ディエンビエン(注8),ソンラ(注9),ライチュ(注10)各県の移住計画の実施状況を視察し,報告書を国会へ提出する予定である。ソンラ水力プロジェクト(注1)は,2003年着工,2,400MWで,2012年完成の予定。移住人口は,2万世帯,10万人で,94.4%が少数民族である。

(注) (1) Son La hydropower project,(2) http://my.reset.jp/~adachihayao/index3news0803.htm,(3) http://www.n-koei.co.jp/library/pdf/forum15_011.pdf,(4) National Assembly,(5) Nam Can resettlement area, built in Muong Lay town, Dien Bien Province,(6) http://www.saigon-gpdaily.com.vn/National/2009/2/68289/,(7) K’Sor Phuoc, chairman of the Council for Ethnic Minority Affairs,(8) Dien Bien Province, (9) Son La province, (10) Lai Chau province,(11) 21°57'30"N 103°8'42"E. MUONG LAY TOWN.,(12)



参考資料

ベトナム


●090208A Vietnam, saigon-gpdaily.com
ベトナム,ソンラ水力の住民移住に遅れ
Lack of progress in hydropower project resettlement
http://www.saigon-gpdaily.com.vn/National/2009/2/68289/


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