アジアのエネルギー最前線
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ー 日刊アジアのエネルギー最前線 090306B ー フィリッピンのカラカ石炭火力売却で大臣は値引きはせずとー

●フィリッピンのカラカ石炭火力売却で大臣は値引きはせずと

With French-Belgian investor Suez Energy pulling out from its bid to buy the 600-megawatt Calaca coal plant, the energy chief is not discounting possibility of new snags in the privatization of power assets given the tough economic times. "Effects on our bid to fully privatize the power generating business remain to be seen," Energy Secretary Angelo T. Reyes intimated. (冒頭引用注20)

Calaca plant, sorce wjec

フィリッピンの発電資産売却で,カラカ石炭火力の落札企業がその権利を放棄,前渡金も没収された報道は,2009年1月29日付本HP(注29)に報告されている。世界の金融危機の中で,フィリッピンの電力改革に思わず障害が出たと言うことで,その先行きが心配されているところだが,今日は,レイエス長官が,強気の見通しを述べている。それだけにことの深刻さが,感じ取れる。

前の記事から,スエズエナージ(注22)の契約履行保証放棄は,カラカ石炭火力(注23)の運転環境の劣悪の結果とされている。カラカ石炭火力(注23)の運転を担当することになっていたスエズエナージ(注22)の現地企業エメラルドは,先週,マニラ事務所を閉鎖している。今回の中止のいきさつは,発電所の状況が劣悪であることと,NPC(注25)の引き取り価格が低いことが要因である,とされている。さて今日の記事。

フランス-ベルギー国籍スエズエナージ(注22)が,600MWのカラカ石炭火力(注23)の入札結果から撤退したことで,この厳しい経済情勢の中での発電資産の民営化に際して,エネルギー大臣(注24)は,この突然の障害による発電所の値引きを否定している。レイエス長官(注24)は,発電設備の完全民営化の目標は,まだそのまま続けられる,と言明している。

レイエス長官(注24)は,NPC(注25)の残りの資産の切り離しへの努力を弱めるものではない,それは,改革の義務をが,電力セクターの改革を実行するという政府への信頼感に影響してくるからである,と語っている。PSALM(注26)は,今回失敗したカラカ(注23)も含めてまだ多くの入札に書けるべき資産を準備している段階だ。多くの関係企業は,PSALM(注26)が今回の失敗からどの様に立ち直るか,注目している。

特に,スエズエナージ(注22)が,787百万ドルで入札結果を放棄したことで,幾らで売れるのか,に関心を持っているからである。財務省(注27)の評価では,カラカ(注23)の場合,実現可能な価格はいくらか,を現実的に判断しなければならない,と考えている。ポール財務次官(注28)は,最低価格を見直す必要がある,と言っている。

すべての眼が,PSALM(26)のこれからの動向に釘付けとなっている。PSALM(26)は,NPC(注25)の資産の70%の売却を早く終わらせなければならない。それが,改革の本丸である,オープンアクセス,電力の選択制度,の前提条件であるからだ。

(注) (18) 090306B Philippines, Manila Bulletin,(19) Energy chief hints at possible snags in power privatization,(20) http://www.mb.com.ph/node/197918,(21) By MYRNA M. VELASCO,March 06, 2009,(22) Suez Energy,(23) 600-megawatt Calaca coal plant,(24) Energy Secretary Angelo T. Reyes,(25) National Power Corporation (NPC),(26) Power Sector Assets and Liabilities Management Corporation (PSALM),(27) Department of Finance,(28) Finance Undersecretary Jeremias N. Paul Jr.,(29) http://my.reset.jp/~adachihayao/index090129A.htm,(30) reserve price,(31)

参考資料



フィリッピン

●090306B Philippines, Manila Bulletin
フィリッピンのカラカ石炭火力売却で大臣は値引きはせずと
Energy chief hints at possible snags in power privatization
http://www.mb.com.ph/node/197918


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