指先の怪我の顛末記


ピアニストにとっては指先は大事。
しかし、たまには怪我もします。
怪我してから治るまでの顛末記です。
怪我の規模によっては、ほっておいてもいい場合もあるし、
縫ったほうがいい場合もあるでしょうから、
すべての怪我に対応できるわけではありませんが・・・






初日

人参を切っていたら、左手の親指の先を切ってしまいました。
指先だけに、傷口がパカっと開いてしまい血が止まりません。
爪きりの失敗やササクレなら、2〜3日で治りますが、
今回の怪我はちょっと気を使わないと2週間コースになりそうです。
関節を動かすとパカっと開くので、傷口を被わないと血がポタポタ垂れます。
カットバンを貼ってみたら、絆創膏の固い部分が傷口にあたり、痛いです。
何もあたっていない状態なら、わずかにズキズキするだけです。

それではと、傷口を水洗いした後、ラップでくるんで、テープで止めます。
乾燥はいけないので、ワセリンを塗りたいのですが、無いのであきらめる。
しかし、すぐに血がジワ〜〜っと出てきてラップの中は真っ赤ッか。
そこで、メンタムをつけてみる。

これで、指先さえどこかにぶつけなければ、痛みは無い。

【切断2時間後】
YUBI
 
調子にのって、気分転換にプールへ行く。
泳ぎ出して3分後にはズキズキしてきました。
しっかり被ったつもりでもそこはラップ。
水は入っていくのですね。

プールの塩素入りの水は傷口にはなじまない事を実証できたわけだ。
左手を水面から出して水中歩行する事にしました。
結局、ラップの中はビショビショなので、再度取り替える。

何回も取り替えても、しょせんラップとテープ。
コストは限り無くゼロに近い。

【切断4時間後】水が中に入ってビショビショ(うっすらと赤い)
YUBI
 

2日目

翌日は月曜日。
プラスモイストを買いに行こう!
これを売っている薬局はあまり無いので、ネットで探す。
幸い、家から30キロほどの所の調剤薬局にあるらしい。
薬局で「プラスモイスト下さい」と言ったら、すぐ出てきた。

【プラスモイスト御購入】12.5cm×12.5cm、3枚入り1200円
YUBI
 
【プラスモイストの中身】
YUBI
 
夜はプールに行きたいし、風呂も入りたい。
というわけで、ダイソーも寄ってゴムの指サックを探す。
有名なゴム製品とよく似ているが、これは10個入り105円!
リーズナブルじゃないですか!

【ダイソーで指サック御購入】10個入り105円
YUBI
 
夜、帰宅後にさっそくプラスモイストとテープを使ってみる。
バンドエイドだと、傷口にあたった所が痛かったが、これは痛くない。
微妙なソフト感が、患者への心配りを感じる。

【28時間後】
YUBI
 
プールに行きたいので、ゴムサック装着。
これと似た某ゴム製品だと、再使用は危険だが、これは何度でも再使用OK。
コツとしては、外す前にベビーパウダーをまぶしてから脱着すればゴムが貼り付かずにクルクルっとできる。

【指サック装着】
YUBI
 
プール、風呂の後に外してみたら、指はすっかりふやけてる。
水が入ったわけではないが、風呂で30分ほどつかっていたので、暖まってむれたわけだ。

【32時間後】
YUBI
 
またゴムの指サックを装着すると、さらにむれそう。
ジュクジュクさせておくのは良いとしても、
蒸れすぎはいけないと思う。
というわけで、プラスモイストを貼ってから綿の指包帯をはめる。
要するに、軍手の指1本ぶん、という事だ。

これで、むれる事もなく、普段の生活は大丈夫そうだ。
とりあえず寝る。

【綿の指包帯装着後就寝】
YUBI
 

3日目

いい感じに皮膚の再生が進んでいるようです。
感染症にかかっている気配もないし、消毒しなくて良かった。
でも、関節を曲げるとパクっと拡がってズキっとする。
まだピアノは弾けない。
再度プラスモイストを貼って御就寝。

【52時間後】
YUBI
 

4日目

ジュクジュクした感じは無くなり、関節を動かしても痛まない。
ピアノを弾いても痛まないので、少し練習再開。
大事をとって、左手10度以上は避けておく。

【76時間後】
YUBI
 
【指から剥がした残骸(参考)】
YUBI

5日目

もうバンバン弾いても痛まない。
見た目は傷跡があるが、指の機能上は全快という事かな。
傷跡があるうちは全快と呼んではいけないのかな?
プラスモイスト、指サックは必要ないのでメンタムだけ塗って寝る。

【100時間後】
YUBI
 

6日目

もう記録を残す事もないが、カサブタが少し減ってきたのを一応撮った。
押しても弾いても痛みのカケラも無い。

【124時間後】
YUBI
 

7日目

さらにカサブタは小さくなってきた。
あと2〜3日で目立たなくなり、
さらに数日で傷の痕跡は無くなりそうな気配。

【148時間後】
YUBI



【レシピ】

サランラップ少々
テープ(できれば絆創膏用のテープが望ましい)
プラスモイスト少々
ゴム指サック
ベビーパウダー(ゴムサックの再使用のため)
軍手の指部分
メンターム(白色ワセリンがあればそのほうが良いはず)


【まとめ】

今回の怪我で気をつけた事としては、
深い傷ではないから、決して消毒しない事!
極度の油汚れは伴わないので、石鹸や洗剤で洗わない事!
(洗剤は界面活性剤なので、皮膚がつっぱって治りが遅れる)
乾燥させると治りが遅く、痛むので、常にジュクジュクさせておく事
患部がもし化膿してきたら抗生物質が必要かもしれないので医者へ行く事
(腫れる気配は無かったので大丈夫でしたが)

けっこうズキズキしていて、指先だけに関節を動かすと傷口がパカっと開いたりしてましたが、乾燥させないように気をつけたおかげで、4日後にはバリバリ弾いても大丈夫なところへきてくれました。 と、そんな具合で1305円(1200+105)の治療費で済みました。

今回の怪我は、プラスモイストなど無くても、ラップしておくだけで治る程度でしたが、年末の演奏が立て込んでくる直前でもあり、極力素早く練習再開するために買ってみた、という事です。
プラスモイストは一番小さな袋を買いましたが、使ったのは(1センチ×4センチ)程度。
という事は99.9%は残ってしまいました。
でもこれで、怪我ややけどが来ても準備万端、と思えば妙な納得感はあります。
1枚入りで400円程度の商品が全国で買える時代が来ないかな
ズイコーさん、よろしくね(笑)

脱稿!
---2010年12月---




後日談(15日目)

さて、患者としては傷跡が無くなってこそ完治という感覚もある。
お医者様のサイトなどに怪我の治療の経過写真などがありますが、
ほとんどは最終写真も、けっこう無気味な傷跡がある。
それも当然かもしれません。
生活に支障が無い状態まで治れば、もう病院に行かないわけだから。

女優様の顔ならいざしらず、
一般人の指先など、傷跡があってもどうという事もない。
でも、せっかくなので、傷が見えなくなった所も出しておこう!
15日で傷跡が無くなった事を確認できました。

【364時間後】
YUBI
 

さらに追加

傷跡が無くなったところを載せましたが、
最後があって最初が無いのも気になる。
というわけで、怪我をした状況の再現写真を撮ってみよう!

写真のごとく、人参を切る時に包丁の刃の根元が親指を攻撃したわけだ。
包丁と左手の関係は常に気をつけないといけない!
実はここが一番大事なポイントかもしれない。


【刃傷の瞬間再現写真】
YUBI
 


【参考】
プラスモイストの釣書と、扱っている薬局一覧

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