世界校正士と哲学猫、幻想詩人

01  こまったなあ

確かに、私達の心の中で、その生物は動く、
生まれ落ちるのを待ち、未来を狩ることを渇望して。

風花と桜花があまりにも眩しいので、私はまばたきすらできない。

空白図書館地上階

02  G59

それはまるで、光の雨の中。
記憶の降る棚G59。

産

03  蟲

今は目覚めた形を無くした光の精よ。

どうぞ、あの冬の国に春を届けておくれ。

しかし人の目には醜き姿。

そっと静かに動くのだから。

目に付かないように、小さく早く。

今はそう、許しておくれ。

コリンロゼット

04  デンシャー

コリンロゼット、あるいは空から落ちた果てなき錨

雷おじさんの物語

05  白黒

雷おじさんの物語