確かに、私達の心の中で、その生物は動く、生まれ落ちるのを待ち、未来を狩ることを渇望して。
風花と桜花があまりにも眩しいので、私はまばたきすらできない。
それはまるで、光の雨の中。記憶の降る棚G59。
今は目覚めた形を無くした光の精よ。
どうぞ、あの冬の国に春を届けておくれ。
しかし人の目には醜き姿。
そっと静かに動くのだから。
目に付かないように、小さく早く。
今はそう、許しておくれ。
コリンロゼット、あるいは空から落ちた果てなき錨
雷おじさんの物語