ポリバリコンを使ったマグネチック ループアンテナ-
   

HF帯   磁界ループアンテナ
21~50mhzを考えて作りました。

 0.7ミリ厚?の両面基板から切り出して
  作ってあります。
 ローター、ステーターの間にポリの板を
 はさむことによって間隙が狭くなるので
 バリコンが小型になります。
 この大きさで24から54まで同調します。
 ステーターをささえる両側の板は3mm厚
 のエンビ板を使用。直径は10.5cmです。
  バリコン駆動モーターは1.5vで1回転の
 キヤモーターを使用。 

                   エレメントは2*50mmのアルミフラットバー直径は60cm



バリコンの部品 ローターは不要部分の銅箔を剥ぐ。  組み立てるとこんな具合になります。
 ローターとステーターの間に1mmのポリエチレン板をはさむことによって小型で大きい容量が
得られ、絶縁耐圧も高くなる。高価だがテフロンの板などにすれば理想的だと思います。  

ここまでは同じようですがローターを2枚へらし24〜54mhzまで同調させようと試みました。
ロ−ターは5枚ステーターは6枚で約40pf〜7pfの容量変化です。
エレメントを1900cmにして60cm直径のマグネチックループ?が完成
50mhzにたいしては大きすぎるので磁界型として動作しているかわかりません。
でも、大きいことは良いことだと勝手に思っています。.
 モーターの軸にギアで可変抵抗器を回せるようになってますがまだ未完成。

今回製作したマッチングボックス。給電ループは38cm(円周)でFT114-61のコアにテフロン同軸を巻いて
バランとしてあります。これで、マッチングは完璧でSWR1.1です。
しかし、問題もあります。ギアモーターは1分間1回転ですが、50mhz付近では回転が速すぎて同調が
困難でした。なにせ、21〜54mhzまで約33mhzもの帯域幅があります、バタフライ型バリコンは
90度で容量最大から最小ですから、モーター1度の回転でかなりの周波数変化になりますのでQの高い
このアンテナでは0.1度の制御が必要です。モーターの慣性がありますので寸動しても目的の
周波数にセット出来ません。ボールカップリングなど入れるか何か考える必要があります。
                                 
  

アンテナとしては巧くかっこよく出来ました。使い勝手はいまいちですが、、、

今回はバリコンにかかる高電圧に対して凄さをを感じました。
 24mhzで200wattで送信したところローターとステーターの取り付け部分で放電して
絶縁のポリ板が燃え溶け出しました。当然調整中のことですのすで、急にSWRが変化して
同調が取れなくなりました。一度飛んでしまうと電流の流れ道が出来るのか使い物にならなく
まります。これは、ポリ板の耐圧の問題でなくローターとステーターの支持部との距離が約6mmありましたが
そこで放電ししました。
 50mhz帯では高性能でよく飛びよく聞こえます。ベランダの外に突き出さなくとも大変に良く働き
 QSOも十分に楽しめます。 
  
      

 JA1CXB  大泉 次郎


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