No.295   野田 天星丸 さん



コスプレ考察
衣装はルージュの王女としての正装です。
本来着るはずであろうドレスに比べればスカート丈も短く、ルージュの性格に合わせ動きやすいデザインになっているようです。
構成は上着、インナー、ビスチェ、スカート、マント、フットウォーマー、王冠となっているようです。
上着はハイネックで胸元までしかない変わったデザインのもので、袖の部分はパフスリーブでそでぐりの部分が大きく広がり内側にギャザを寄せた二重のフリルが入っています。素材はこの衣装のメインとなる白のサテン地に、フリルの部分は紺色の薄手の別珍のような布地が使われているようです。袖口の金色のラインはサテン地のバイアステープのようです。
ビスチェは白のサテン地をインナーは紺色の別珍のような布地を使われているようで、裾の部分で互い違いにギザギザになるように上手く位置あわせして作られています。ビスチェのフロントはハトメで穴を開け、白のコードを通し編み上げにしてあります。
スカートは袖口のところ同様に白のサテン地と紺色の別珍のような布地で三重構造に。こちらもたくさんギャザを寄せ手間がかかっているようです。
フットウォーマーは白のサテン地で作られていて、膝の所には切り込みを入れ穴を作り模様になるようにしています。反対の裾の方には黒のレースが縫いつけられています。

王女様の正装と言うこともあって豪華な雰囲気にしようということもあり、金色のバイアステープが大量に使われていて大変だったでしょう。さらに布地の質感や衣装を着たときのバランスなども考えるとまた大変だったでしょう。その点で難しい衣装の1つではないでしょうか。


王冠です。
十字を基調としたデザインで赤・青・緑のクリスタルをはめ込んだものになっています。
これは市販のもので、フリーサイズとまではいきませんがある程度まではサイズが変更できるようになっています。ただしプラスティック製の為滑ってしまうのが難点で、留めるときにはヘアピン等が必要です。ちなみに東急ハンズで購入したとかという話です

作るとしたら塩ビ等のプラスティックの板やライオンボードで王冠の形を作り、カッティングシートを貼り付けます。後はクリスタルを取り付けるなどすればさらに良くなるかと思います。

肩の飾りです。
マントを付けるためのアタッチメントにもなっているようです。
素材は紺色の綿系の布地に金色のサテン地のバイアステープで縁取りされているようです。上部には金色のボタンと大きなクリスタルの付いたブローチ(ボタン?)が付けられています。
肩への取り付けには安全ピンで固定しているようです。2カ所ぐらい留められていると思われます。
こういったものの取り付け方にも様々な方法がありますが、安価で確実な方法です。

フットウォーマーの飾り部分です。
膝の所の部分ですが、穴の部分は折り返した部分を縫いほつれないようにしてあるようです。この方法は穴が小さいこともあって細かい作業になり難しい所です。
他の方法としては似たような形のレースを付ける方法もあります。
もう一つの方法は裏側からアイロン接着用の両面テープで布地を貼り付けます。穴を開ける部分は特に念入りに両面テープを付け硬くしアートナイフなどで切り抜きます。これなら解れませんしきれいに仕上がると思います。


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