コスプレ考察 |
衣装は500年前に着ていただろう武装した甲冑姿です。ただし、背中側にある羽衣や光背は忘れられたそうです。 衣装の構成は胸当、肩当、腰当、籠手からなる鎧、前垂れ、腰布、マント、金環、如意棒、後は上下の服となっています。 鎧については見事な作りとしか言えない出来で、黒・金・紺・茶・チタンブラック(?)の多色の合成皮革で、ライオンボードなどのウレタンボードをふんだんに使用していると思われます。細かいところは下記参照と言うことで。 上下の服は青の綿系の布地のようで動きやすいようにゆったりとした作りになってます。 苦労された内の1つの前垂れはトラ縞模様のぬいぐるみなどに使われる布地の縁にボアという毛足の長い布地を縫い付けているようです。こういう布地を使ったことがないので解らないのですが単純に幅の分だけ縫い付けると多く見えたり少なく見えたりするのでしょうか? マントは首のところで結んでずれないようにしているものではなく、甲冑などに付けられている数カ所の金具で固定し赤い飾りで左右の端をまとめているようです。マントを留めている金具は1カ所だけ写真に写っているのですが他は見えないし工夫して落ちないようにしているようです。 全体の飾りや如意棒などの小道具なども手を全然抜いてないように思える作りで格好良いです。やはり羽衣などがないのが悔やまれます。 |
鎧の肩当ての部分です。 肩当ては肩から二の腕に接するような感じで装着されています。そのためそんなに硬くない素材でもきれいな曲面が出ているようです。 素材は薄手のライオンボードなどのウレタンボードに黒の合成皮革を被せ、金色の合成皮革に綿などを詰めた縁の部分を貼り付けているようです。縁の部分は裏で張り付いているところを見るとシール素材のファンタリーナかもしれません。 中央付近には凡字がありますが、これもシールの合成皮革を切り抜いて使われていると思われます。 縁の角の部分の処理などにかなりの苦労の後が見受けられます。 |
頭の金環です。西遊記では何か正式な名前が付いてたはずですが忘れました(お経を唱えられると縮まるやつ)。最遊記では妖力制御装置となっています。 金色のこのビニールコーティングされたワイヤー「自由自在」の一番太いやつでしょうか。15mmくらいの太さのようです。 「自由自在」と言うワイヤーは結構柔軟で曲げ加工などが容易で太さのサイズと色で何種類か売られています。東急ハンズなどのホームセンターで見つけられると思われます。アクセサリーなども扱う布地屋さんでも細いものは見つかるかもしれません。 |