No.410   イヨQ さん



コスプレ考察
オユウの武者姿です。
武者姿ですが、日本風の鎧と中世ヨーロッパ風の鎧を足して2で割ったようなデザインになっています。
衣装の構成は鎧とインナー、スカート、ベルト、手袋、ブーツ、剣、盾となっているようです。
インナーは市販のハイネックのセーターを袖の部分と胸元の部分を切り抜いたものと思われます。そして黒の化学繊維のニット地の手袋とスナップボタンを付けたレザーのベルトでつなぎお互いずれないようになっているようです。
スカートは黄土色のレザー地をメインに裾のところに飾り付けされているようです。飾りはウエスタン風に灰色のレザー地を細く短冊状に切ったもので、その下に銀色のレザー地を菱形に切ったものをお互いに糸で結びウロコ状のかたびら風にして飾り付けられているようです。
ブーツは茶色のレザー地が使われ膝上までのかなりのロングブーツになっていて、外側のサイドに黄土色のレザー地とボタンやスナップボタンで飾り付けされています。このブーツ、市販のローファーを1足つぶして作られていると思われます。完全にローファーに密着するようになっていて、後ろか飾りのある外側のサイドが開くようになっているのではないかと思われます。こちらも茶色のベルトでガーター風にスカート辺りとつながっているようです。
剣は刃の部分はプラスティックの板をベースになる素材に貼り付けているのでしょうか。基部は粘土、握りはパイプに茶色のレザー地を滑り止めに、尻の部分には発砲スチロールの球体を付け作られているようです。鞘の部分は紺色の別珍を貼り付けられていてスナップボタン(もしくは直接?)で腰のベルトに付けられているようです。
鎧の装着については、籠手や肘当てはゴムやレザー地のベルトで留められているようです。腰当はハトメであけた穴にコードを通しそれを結んで腰に、胸当ては着込むように作られていると思われます。肩当てはインナー自体に貼り付けるような形で取り付けられているのではないかと思われます。

いつもと同様に見事な作りで、今回はさらに鎧の質感も時代を考慮してレザー地にしてうまく作られています。加工の仕方もきれいです。


鎧の肩当ての部分です。
鎧は肩だけでなく胸当て、籠手、肘当、腰当があります。
ベースの素材は厚手のライオンボードでしょうか? それを赤色のレザー地で覆われているようです。レザー地自体は比較的伸縮性のあるものが使われているようです。さらに縁の部分や縦のラインは薄手のライオンボードをレザー地で覆った後貼り付けられていると思われます。鎧同士はゴム系の接着剤で固定されているようです。
胸当ては銀色のレザー地を貼り付けた後、銀色のレザー地のブレードもしくはコードで縁取りされています。胸元には銀色の盛り上がる塗料か何かで模様を描いてあるようです。
この鎧で特筆すべきことはきれいに曲面が形成されていることです。胸当ては違う素材がベースなのかもしれませんが、肩の部分などかなり球形に近い形になっています。


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