No.429   夜神 殺芽 さん



コスプレ考察
剣豪といった衣装です。
構成は黒の丈の短い着流しに白(薄い紫?)の上掛け、肩当て、籠手、足甲、刀となっています。
黒の着流しは柔らかい感じの綿系の布地のようで動きやすいように膝までしかないようです。胸元も大きく開いたひったりとした作りです。
上掛けはどうなっているのかちょっと解りません。ただ布を被っているような無造作で荒々しさを感じさせる見事なものです。肩当てを引っかけているところからするとどこかに固定される作りになっているのでしょう。
足甲は肩当てと同じようにライオンボードをベースに黒と赤のビニールレザーを貼り付けて作られているようです。サンダルと合体したようになっていて足に完全にフィットした作りになっています。

髪を白くし高い位置で結わえ、胸には鳳凰か何かの入れ墨を書き込んでいる上に衣装の完成度がすごくてすばらしい出来です。さらに凄むともう完璧です。


肩当てです。夜神 殺芽さんがこだわって作られて部分です。
本物の鎧さながらに作られている上手い仕上がりの肩当てです。
素材は厚手のライオンボードを土台に黒のビニールレザーを貼り付けています。その上に、一番上のパーツには着物の柄物の布地を、その下のパーツには赤のビニールレザーを貼り土台を作ります。
土台の上に赤と黒のビニールレザーを短冊状に切って折り曲げ板状のパーツを作り、それを土台に貼り付けます。もしかしたら薄手のライオンボードに巻き付けているかもしれません。
その後各パーツを赤紫の太めのコードを通して組み上げます。一番上の部分は布地の境に貼り付け、その下の部分には穴を開け後ろから通し横へ接着し各パーツをつなげています。
肩への固定方法は白の着物の肩に引っかけるパーツを固定してあり、肩当ての一番上の所に取り付けたコードを引っかけてあります。着物という引っかけられそうにないものに工夫して取り付けられるようにしています。

刀です。
ベースは市販の木刀か何かでしょうか。それに赤と黒のビニールレザーを巻き付けているようです。
鍔は厚手のライオンボードに柄物の布地を貼り付け、縁の部分は金色のカッティングシートかビニールレザーを貼り付け作り上げているようです。
さらにこっているのは握りの部分。金色と赤紫のコードをばらした物でしょうか、それを交互に縛っていってます。かなり手間のかかった作業だったでしょう。
本物の刀の握りとは異なりますが荒々しい感じがいい感じです。

と思っていましたが、刀の芯になっているのはバスマット(スポンジと言うことですがウレタンだと思います)を丁寧に削ったものだそうです。そのため刀でリングが出来るほど柔らかいそうです。
表面にビニールレザーか何かを巻き付けているためある程度力を入れないとまっすぐで堅く見えるようなっているようです。私の想像の範疇を越えた見事な作りです。


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