No.605   龍波 光 さん



コスプレ考察
アヤメの忍び装束です。
忍び装束といっても時代劇に出てくるようなものではなく、丈の短い着物にヨロイが付いたファンタジー世界によくあるタイプです。

上手い具合の色と柄の布地がないので自分で染めて作られているそうで、3度の失敗にもめげず作られたその心意気は見習いたいものです。

推 測 構 成
着物
タイツ、レオタード
ヨロイ、籠手、シューズ
覆面、肩掛け(?)
はちまき
 
 
 
 
 
 
 
 



着物 着物は薄い紫で裾の方へ行くほどさらに薄く白になります。丈も短くサイドにスリットの入ったさらに動きやすいものになっています。
素材は薄手の綿系の布地で、元からこういう紫のグラデーションの布地ではなくいい具合になるように染めて作られたようです。裾のところには赤の組み紐の飾りが付けられています。
一色だけでなら比較的簡単に染められる染料もあるので良いのですが、グラデーションにするには徐々に濃い染液に浸けていくなど何度も浸けていくようにすれば何とかなるかもしれません。龍波 光さんの場合は色の境になる辺りをきつく絞り染めたと思われ、絞ることによって染液がそれ以上染み込んでこないようにしてあるようです。この方法も熟練を要するところがやっぱりあるようで失敗を繰り返されたようです。
染め物は奥が深いですね、やっぱり。
タイツ、レオタード 市販品のようです。
露出度が高かったりスリットが深くきわどかったりする場合レオタードやボディースーツを着用し自己防衛することをおすすめします。冬場には防寒にも一役買ってくれるはずです(夏場はちょっとつらいかも)。
覆面、肩掛け(?) 口元を覆っている布地です。
こちらは市販の色そのままだと思います。こちらも紫の薄手の綿系の布地ようで、覆面は後ろで結び、肩掛けは首を通すようにして着るようなっているようです。



CHECK POINT!
ヨロイの肩当ての部分です。
素材は黒のレザー地が使われているようです。そのままでは角張った感じに形が維持できないので、芯地か何かをレザー地の下に貼り付け折り曲げ形にしてあるようです。
取り付けには胸部のヨロイに縫いつけるような形になっていたと思われますが、別のイベントで引っかかって壊れてしまったそうです(応急処置として安全ピンで留められています)。このくらい軽いものだとマジックテープなどで貼り付ければ、引っ張られたときなどはがれてくれるのでパーツ自体が壊れることを防ぐことが出来るかもしれません。
籠手は市販の滑り止め付きの手袋と着物の上から取り付けられています。黒のニット地の上に肩当てと同じ作りのものが付けられています。取り付けには赤のコードで留められています。手首のところには赤のフェルトで作られたと思われる袋と一緒に付けられています。
シューズは市販のサンダルの底を使って作られているようです。こちらも肩当ての部分と同じ作りのものが付けられていますが、ハトメで穴を開けそこに赤のコードを使いサンダルの底とあわせているようです。足首のところの飾りは白のフェルトか何かを薄い緑で染められているようです。

はちまきです。
朱色の綿系の布地に、黒で円を何重にも重ねたような模様が付いています。
模様は塗ると盛り上がるペン(塗料)で描かれたもののようです。あらかじめ下書きをしてその上をなぞって書かれていると思われます。下書き自体は布地に直接描くか、紙などに描いてペンでなぞった後はがしはちまきに貼り付けているかもしれません。

この盛り上がるペンはちょっとした模様などこれで描くとまた違った感じに見え、使い方によってはいい感じになるかもしれません。


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