ここでは「どんなコスプレをするか」から「採寸&設計」まで材料を買出しに行く前までについて紹介していきます。 どんなコスプレをするにしても計画を立てないと完成しません。いかに期限までに出来るだけきれいに仕上げるかはこの計画次第・・・ なお、これについてはまるで知識の無い素人向けです。 |
1-1.どんなコスプレをするか 好きな漫画やアニメ、ゲームから好きなキャラクターを選ぶのが本来のコスプレの姿らしい。 しかし、中には異性の気を引くためのキャラクターを選択するケースもままあるらしい。 例えば、「と○メモ」のキャラクターのスクール水着とか同様な感じのコスプレ。個人的になんだかなぁといった感じに思えてしまう。 逆に好きならどんなに似合わなくてもいいかと言えばそうも思わない・・・ 特に見るにも耐えないような野郎の女装は止めて欲しいものがあったりする。 と言うわけでなるべく周りを不愉快にさせないキャラクターの選択について考えてみましょう。 私が今までしたコスプレは・・・ ・テンカワ アキト(機動戦艦ナデシコ) ・琉・F・和彦(CLOVER) ・高屋敷 昴(聖・はいぱあ警備隊) ・クロウ・リード(カードキャプターさくら) 選択理由は ・好きな漫画やアニメのキャラクター ・メガネをかけて背が高い(最近メガネキャラの比率が低いけど・・・) ・作り応えのありそうな衣装 といったところ。 製作後おおむね良い評価をもらいました(おおむねね・・・)。 自分の好きなものを作れば総じて上手く作れるもので、自分の身体的特徴も加味して選択すれば思いのほか周りからいい評価を受けるものです。写真も結構撮ってもらえますよ、きっと。 なんせ私でも花形透をやったときサークルスペースの人が「花形だ!」と叫ばれたほどですから。 ちなみに下心が全然なかったかといえばそうでもないです。いつも理性で押さえ込んでますから(笑)。 1-2.いつのイベントまにで仕上げるか 「いつのイベントまにで仕上げるか」というのは重要なことであまり仕上がりが遅れると廃れて他のコスプレイヤーの誰も同じコスプレをしていなくなっていることになりかねません。 まぁ、個人の趣味でレトロなのを作る場合もありますから一概には言えませんし、他の人と同じなのは嫌だと言う人もいるかもしれません。 と言うわけで絶対と言うような期限はありません。 ただ、ずるずるとやっていても仕方ないのである程度決めておきましょう。 私の場合、作業が遅いので2,3ヶ月かかるようなスケジュールを組んで作っています。 ただ、それより前にあるイベントまでに仕上げて試しに着て様子を見た方が良いと思います。細かい部分を手直ししながら何回か着るようにするといいでしょう。 経験則からくる意見ですが。 1-3.資料収集 好きな漫画やアニメ、ゲームのキャラクターであればあらかじめ大体の資料があると思います。 しかし、カラーサンプルや背面側の絵がないなど時々別に資料を探す必要が出てきます。 雑誌やイラスト集など最近は古本などもあり色々と手に入れる方法があります。 これでも見つからない場合、インターネットが使用できるならオフィシャルホームページにあるイラストで確認するとか、コスプレ関係のホームページにある掲示板にて情報の提供をお願いすると言う手もあります。 さらにどうしても見つからない場合はあきらめてアレンジしたり推測したりして作りましょう。これも自作の醍醐味です。 私の場合、クロウ・リードがそうでカラーサンプルが無く、コミックスのカラーイラストのモノクロ版と李家の式服だからということより推測し、李小狼の式服と同じ色にしてみました。 後から解ったことですがオリジナルとは全然色が違いましたけどね。 資料収集は大切なので出来る限り探しましょう。無いときは開き直りの一言に尽きます。 でも、自分のアレンジも大切です。思い切ってアレンジしてみるのも手です。 1-4.デザイン 集めた資料から大体の形状や使う素材など絵や文字で決めていきます。 使う素材に関しては大体こんな感じのものといった程度で良いでしょう。 後はポケットや小物入れの有無、布地の加工の仕方などもメモのように入れておくと忘れてもあとあと助かるので思いついたことは書き込んでおきましょう。 日頃から街中で色々な人の服を観察しながらどうなっているのだろうかと考えるようにしてみましょう。デザインの参考になることでしょう(暇つぶしにもなります(笑))。 特殊な部分の加工についてはしっかり決めておきましょう。後でどうにもならないといようなことのないように。 あと、その衣装の他の人には真似の出来ないような売りになるような部分があるとさらにいいでしょう。 ちなみに今までの衣装では・・・ 水性があって伸縮性のある素材を使用。文字の素材も工夫。 ・日向 マコト ・・・ 肩の部分の黒とオレンジの模様の加工方法と胸元&ベルトの バックルを模型の素材を使用とそれぞれを工夫した。 ・テンカワ アキト ・・・ ネルガルマークをフェルトにて製作。あとはエプロンも製作。 ・琉・F・和彦 ・・・ 肩当やメガネなどを模型素材や会社の廃材を使用し製作。 ・高屋敷 昴 ・・・ 襟のふちのラインの縫い方を工夫。 ・クロウ・リード ・・・ 背中の60cm巨大魔方陣の製作方法。その他飾り物も工夫。 1-5.採寸&設計 素人にとって採寸はどこの寸法を取ればいいか解りにくいでしょう。はっきり言って私もいまだに解りません(笑)。 というわけでいかに採寸するかですが、 なるべく正確に着れる衣装のサイズを得るには今自分が着ている衣類のサイズを測りましょう。 作る衣装に近い形状の衣類(Tシャツ、トレーナー、ジャケット、短パン、ジーンズ等)のサイズを測れば少なくとも着ることの出来るというわけです。 採寸が済めば次は設計。 デザインを元に各パーツ毎の形状・サイズを決定します、袖とか襟とかその他色々と区切って。 パーツの区切り方次第で衣装の見栄えが良し悪し変わってきますので腕の見せ所です。がんばりましょう。 例として、ネルフ(新世紀エヴァンゲリオン)の制服の上着に前後にある線は布の縫い合わせで出来る線で表現してやるときれいに見えると思います。下手に何かで線を引いてやるとわざとらしい感じに見えていまいちです。 なお、このときサイズは縫いしろの部分+αでとること。小さい布地を大きくすることは出来ませんが大きい分にはあとで小さく調整ができますから。 私は設計の段階からパソコン(Mac)を利用してます。 CADなどで図面を作っているわけではないですがペインティングソフトで線引きしています。 この場合のメリットは同じような形状のパーツを設計したりする場合何度でも再利用が出来ること。サイズの変更も楽に出来るし、実際のパーツの正確な縮図が見れるので便利です。 Windowsにもペインティングソフトもありますが数が少なく、最近はフォトレタッチソフトの方が多いですがそちらはあまりこういったことに向きません。 |