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製作時に苦労した点・上手く出来た点: そろそろTVアニメが終了するという話の「カードキャプターさくら」より柊沢エリオルです。コミックス10巻にあるカラーリングの式服です。 ちなみにアニメ版は赤のラインが青となっています。 エリオルはクロウカード編以降に登場し、さくらの学校にイギリスから転入してきます。紳士的にさくらに近寄り仲良くなります(でも、小狼は気に入らない(笑))。 それもそのはずただの小学生ではなくクロウ・リードの後世の姿(実際は分裂した片方)。クロウ・リードからの申告通りさくらに対して試練を与え魔力を強化させつつ何かを企んでいます。 さて、衣装についてです。 今回も綿系の布地ツイルを主に使用しています。それ以外では金色の模様の部分にファンタリーナ、マントの裏地にサテン系の布地を使用しています。 構成はズボン、上着、肩掛け、マント、帽子の5つから成っています。 今回は着やすいように設計してみました。上着部分はフロントにファスナーで合わせるようになっているため帯が無くても前がはだけません。マントは前回のクロウ・リードと同様にマジックテープで取り付けられています。 苦労したのが肩掛けの部分。今までに作ったことがないので型もなく扇状に設計して作ってみたところ何とかいい感じになりました。ただ、もう少し扇形の中心角を小さくしてやれば良かったかなと思う。 ちなみに写真では見えませんがマントの背中には直径60cmほどの魔法陣を付けています(1コマだけ魔法陣のあるコマがある)。 |
肩掛けのフロント部分です。 白と赤の二重の円になっています。この部分は縫いつけによる物ではなくアイロン接着しています。両面テープ状になって売っているものを使用して難しそうな部分で力のかかりそうにない部分は接着しています。技術のない人にはお奨めの技法です。 星の模様は金色のファンタリーナ(シール状になっている合成皮革)を使用し貼り付けています。最初は色的に合うフェルトにしようとしていたのですがエッジが出ないしばらけるので断念。 |
杖のヘッド部分です。 薄黄色の黄色の部分は真っ平らな物ではなく中央から端に向かって薄くなるように丸みを帯びた物になっています。コミックスでは横や斜めから見た絵はないので今まで見た物は真っ平らな物でしたが個人的には違うと思うので自分が思うままに作ってみました。 材質は黄飛虎のときと同様に発泡スチロールにフォルモを貼り付け塗装しています。 青い円盤は真っ平らな発泡スチロールにプラ板を貼り付けた物。 周りの星のきらめきのような飾りは長い方の6本は脱着可能にしてあります。材質はバルサボードを芯にして金色のサテンの布地を貼り付けています。長い着脱可能な部分はバルサボードと布地の間にライオンボードを入れ先端部分は柔らかくし人に当たってもけがのないように工夫しています。 拡大図にはないですが柄の部分は50cmずつに分かれ両端部分はフォルモとプラ板で形にしています。 |
帽子の部分です。写真は別に撮影したところから拡大しています。 形状は船底状になってます。全長80cm強となっており、構造は外側の布地部分と芯材の発泡スチロールの2つになっています。 布地部分の先端部分にファスナーが仕込んであり、そこを開けて発泡スチロールを入れて形になります。 発泡スチロール自体は真ん中で分かれていて上側にガムテープを貼って折り畳めるように一工夫して運搬し易いようにしてあります。 |