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背中の羽根です。 巨大化した烏の羽根のイメージですが、黒のわりに上の部分が白いのは原画のデザインに合わせたためです。この衣装で一番注目を浴びた部分で、これがなかったらたいして写真を撮られなかったかも。さすが120cmほどの大きさはすごかったのでしょう。 素材はミラーボードという圧縮された発泡スチロールを土台に、黒い綿系の布地、白いボア、バルサ材、バックに使うプラスティックの留め具、ビス、L字金具、アクリル板、ビニールレザー、ベルトの金具で、総額1万くらいだと思います。製作時間は100時間以上だったと思います・・・ 誰かに作ってって言われたら絶対に3万以上取るでしょう。 作り方はミラーボードを羽根の型(全長60cm程)にカットし、先端部分は切り離します。背中に付くところと切り離した部分同士を付けるところにバックに使うプラスティックの留め具ビス止めしますが、そのままでは付けられないのでアクリル板カットし穴開けして留め具とミラーボードを挟み込むようにしてビス止めしています。ミラーボードは白なので目立たなくするためにアクリル塗料で塗装してあります。 羽1枚1枚はあらかじめ3つの大きさ(30cm、50cm、70cm位)の型紙を作り洗濯糊で何度も糊付けして硬くします。芯の部分はバルサ材を4mm×2mm幅でそれそれの羽の大きさに合わせた長さにカットし表面側を丸く削り、黒のアクリル塗料で塗装しました(染色してみたけどあんまり染まりませんでした(笑))。 一番長い羽は切り取った先端部分に切れ目を入れて木工用ボンドを付け接着。他の2種類は留め具に当たるのでミラーボードで接着するための台を作り接着。それぞれは隣の羽に半分かかるように接着してます。上側のはしには白のボアを貼り付けています。 羽根はそこそこ重いので背中に固定する方法が肝心。留め具の残りを羽織の背中にアクリル板ごとL字金具にビスを付け固定。このままだと羽織が後ろにずれていくので固定するときにビニールレザーのベルトと一緒に止め付け、ベルトの位置を調整して完成。 でも運搬や装着が一苦労。しかもけがをさせないためにとあまり硬くしていないので人にぶつかると必ず折れます・・・ バルサ材ではなく竹にすればだいぶ強度が上がるんですけどね。 |
六角帽子です。 修験道者が被ってる定番の帽子です。 本物の素材は木だと思うのですが、こちらはミラーボードをカットし組み上げた物で途中で屈折した六角錐をしています。 各パーツを両面テープで接着し表面は黒の合成皮革ファンタリーナ(接着タイプ)を貼り付けています。 青色のコードを通していますが、通すときにハトメの金具を入れて見た目良くしてます。そしてコードを耳の後ろを通し首のところで結んで固定しています。 ミラーボードもファンタリーナもだいぶ滑りやすいのでゴム系接着剤を付け乾燥させてみました。 |
足甲とわらじです。 足甲は7mm厚のライオンボードに銀色のファンタリーナを貼り付け、縁の部分は金色のファンタリーナを貼り付けています。 土台はライオンボードを形に切った後、曲げるところのラインに切れ込みを入れ両側をいい具合になるまで削りゴム系の接着剤を入れ折り曲げ固定してみました。 足への固定は上下にある紐で固定。思ったよりしっかり固定できました。 さてわらじは昨今普通あまり手に入らない物です。が、田舎に帰った折り(2/25に急遽帰ったのでコミックライブに行けなかった)、いとこの知り合いの葬儀屋さんに頂きました。 サイズが合わないので後ろが出てしまってます。後コードで一部追加加工をして見た目を近づけてます。 同じような物が欲しい方は東急ハンズに「乾皮」というのがあってこれを結い上げれば一足分出来るキットが売られています。足のサイズがあんまり大きくなければそのまま使えると思います。 |