[メインメニューへ][コスプレの森へ][自己紹介へ]


No.0   EPO さん



コスプレ演目 : ウイザード
(エンジェリックレイヤー)

 完  成  日 : 2001年6月

製作時に苦労した点・上手く出来た点:

「エンジェリックレイヤー」よりウイザードです。
「エンジェリックレイヤー」4月からTV東京系で放送が開始されたCLAMPの初少年誌向けのまんがです。いろいろなところで言われていますが18年くらい前にアニメ化された「プラレス三四郎」の女の子版という作品。
「エンジェル」という精密機械のいっぱい詰まった人形を「デウス」という操縦者がいろいろパラメーターやパーツをいじってカスタマイズし、お互いに戦わせるゲームを主体にした話でなぜか女の子ばかりが登場します。

ウイザードは女の子(もしくは女性型のエンジェル)ばかりの中で初めての男性型エンジェル。デウスも男です。
2年連続全国大会準優勝という成績を持つほどの強力なエンジェルです。攻撃面での必殺技は今のところないが、防御面では動作に使われる電気を使いバリアを張ることによりほとんどのエンジェルが触ることが出来ないほどの強力な技を持ちます。
アニメでは始めの頃から出ていますが、まんがでは出たばかりの上に結構あっさりとヒカルに負けてしまいました(笑)。

衣装は上着、パンツ、手袋、シューズ、ヘッドセット、バイザー、各種飾りという構成。
上着とパンツは共にカツラギという綿系の布地を使っています。白、スカイブルー、紺色の3色を使用していて、かなりのメーター数を使用している上にお値段が780円(1mあたり)と最初の計画よりお値段が高かったので泣きを見ました(笑)。パンツの膝から下の紺色の部分はかなり堅い接着芯を入れ丸く広がるように形作っています。
上着の裏地には白のサテンを使用しています。フロントの紺色の部分は右側がマジックテープで脱着できるようになっていて開くとファスナーがあり、それを開いて脱ぎ着できるようになっています。
手袋は白と紺の綿ジャージ。すべて手縫いとなっていてすごく大変でした・・・ミシンで縫おうとすると引っかかって上手く縫えないし。手首のところの形出しには接着タイプのかなり堅い芯材を貼り付けてあります。手の甲にはプラスティックのボタンを縫いつけた後ゴム系の接着剤で接着してあります。
バイザーは青色の透明塩ビ板をカットして作り、フレームは0.5mmのプラ板を重ねて接着し柔らかい間に曲げたまま固定して形にし先に作った塩ビ板を貼り付けています。一応すべり止めなども考慮して付けているのですがあまり効果はなかったようです(笑)。

今回の衣装はかなり窮屈です。サイズ的にはちゃんとしているはずなのですが肩の部分や膝から下の作りのため動きにくい・・・


ヘッドセットです。
左側が後方へ伸びる形状になっていて、右側が四角形のままという形状です。
素材はバルサという軽くて軟らかい木材。いろいろな厚さの物が売っている中、前に買っていた4mmのものを使い重ねて角を落としています。
そのまま塗装すると木目が出るので薄くフォルモを塗りつけ削っています。塗装はアクリルのプラカラーを使用。
頭部への装着は白の6mm径の「自由自在」というナイロンコーティングのワイヤーを使い、クリップフォンのように耳に引っかけるような感じで形を作り左右のパーツを接着し固定しています。
首のところには薄手のライオンボードに黒の接着タイプの合成皮革を被せたパーツを取り付け、それにエアー配管用の継手を接着し後方へ伸びるワイヤーを取り付けられるようにしてあります。

肩の部分です。
紺色と水色のカツラギを使用し袋状に縫ってあります。その内側には発泡スチロールを削りこんで上手く入るように加工して入れてます。
発泡スチロールは中をくりぬいて軽量化し、入れやすいようにビニールにくるんであります。発泡スチロールなので安全性的に問題はないと思います。
ここの布地部分の型作りは大変でした。今までにこんな型の肩を作ったことがないのですべて直感で寸法を引きました。最終的には力業で何とか形になりました。
しかし、この肩のせいでかなり動きにくいです(笑)。

背後にあるコードの先端です。
作りはいつも通り発泡スチロールを芯に、フォルモ(石粘土)を薄く貼り付け形を整えてあります。
コードはヘッドセットで使った6mm径の自由自在ワイヤー。先端側にエアー配管用の継手を接着し取り外しできるようにしてあります。
肩のところや襟元、シューズのところの白い作り物も同じ作りです。飾りの紺色の円形のパーツはプラスティックのボタンを接着してあります。こちらのパーツの取り付けはマジックテープで脱着できるようにしてあります。



[注意]  当ページの内容は全て転載・使用は堅くお断りします

[メインメニューへ][コスプレの森へ][自己紹介へ]