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No.0   EPO さん



コスプレ演目 : タオモン
(デジモンテイマー)

 完  成  日 : 2002年1月

製作時に苦労した点・上手く出来た点:

「デジモンテイマー」よりタオモンです。
「デジモンテイマー」はフジTV系列で現在放映中のアニメで、バンダイがトレーディングカードなどでも展開してます。
以前の2作のデジモンのアニメと今回は異なり、カードを専用の読み取り機に通すことによってパートナーデジモンがカードの内容に沿ったパワーアップします。基本的な戦闘能力の強化から他のデジモンの特殊能力の一時付与など様々なカードがありその選択次第で戦闘が有利になったりします。
現在の所までではデジモンの進化に関係するクルモンがデジタルワールドにさらわれたのを助けるためにタカト達はデジタルワールドへ向かいました。そこで南を護る神のデジモンが差し向けたディーヴァを名乗るデジモン達の攻撃を受けながらもクルモンを助け、南を護る神のデジモンと和解した。タカト達は新たな敵「デ・リーパ」の存在を知らされながらもリアルワールドへ帰還しましたが、今度はリアルワールドに対して「デ・リーパ」は攻撃を仕掛けてきます。

タオモンはカードバトルで全国2位になったルキのパートナーデジモン レナモンが進化した完全体。
名前が示すとおり中国の術士のような姿をしています。技もそれらしく札を飛ばしたり、巨大な筆で書いた梵字で相手にたたき込んだり、結界を張ったりします。
仲間の完全体の中では小さな姿ながらもかなり強力なパワーを持っています。

衣装の構成は上着とズボン、貫頭衣、プロテクター、烏帽子、肩パーツ、靴、シッポ、ベルトという構成になっています。
上着は卵色の綿系の布地ツイルを使用し、袖口が大きく開き膝まであり肩が外へ大きくなった形になっています。肩の所には肩パーツを取り付けるためのパイプを通すための大きなハトメが取り付けられてます。袖口の部分は白のツイルの上に赤の薄手の布地を三角形に切り、縁を折り曲げアイロン接着テープで貼り付けていますが頂点部分がはがれそうなので木工用ボンドを少し塗りつけてます。
ズボンは3回作りました・・・ 1回目はウエストが細すぎ(一応型は藤原鷹通のデータを元に作ったが堅紙を作るときにその場で直していたらしい)、2回目はとりあえず3回着たけど丈が短く裾のとこの飾りが上手くないので作り直し。最後のは足首の所はギャザよせて飾りを付けてます。この飾りも布地の形だけでは形が維持できないので、アイロン接着できる堅い芯地で裏打ちしてあります。
貫頭衣は頭を通す穴があるだけの帯状のもので、背中側は腰のところまでVの字にカットされたような形になっています。白のツイルをメインに金色の合皮で縁取りし、フロントには梵字と陰陽マークを付けてあります。梵字は金色の接着タイプの合皮ファンタリーナを使い、陰陽マークは同じものの黒を土台にして白の接着タイプでないファンタリーナを木工用ボンドで接着して作っています。
烏帽子は黒のサテン地を使い、周りの部分は紫の薄い綿系の布地を使ってます。形を維持するために黒の堅い芯地を入れていて、サイドに紐を付け顎の下に引っかけるようになっています。
シッポは黄色と白のボアを袋状に縫い綿を詰め込んでいます。背中への固定は鞄のベルトの所に使われるプラスティックのパーツを使い脱着できるようにしてあります。
ベルトは堅い芯地をベースに黒の接着タイプのファンタリーナを貼り付け、バックルは薄手のライオンボードに金色のファンタリーナを貼り付けて作ってあります。市販でいいのがあればなぁと思ってたんですけど大きなバックルがないので作ってみました。


タオモンのお面です。狐顔のお面です。
素材はいつも通り発泡スチロールと石粘土(フォルモ)を使用して作られています。
発泡スチロールを適当に切って大まかに顔の形を作ります。その大まかに作った発泡スチロールの仮面の削り、曲面を作り形を整え鼻の出っ張りや目の辺りのへこみ、顔を入れる部分を作ります。この時点の仕上がりで形状が決まるので満足いくように作る必要があります。
その上にフォルモを盛りつけていきますが、あらかじめ無数の穴を開けて粘土が乗り易いようにしておきます。粘土の乾燥後ヤスリ、紙ヤスリ(荒いのと細かいの)で形を整え、ナイフで眼や口の部分を削り込み形を作ります。削りすぎてもまた粘土を盛りつけ乾燥後削ればOKです。最後の仕上げはティッシュに水を含ませ表面をふいて乾燥させるとなめらかになります。
その後サーフェイサーを吹き付け(無くても良かったかも)黄色と白の塗料で大まかにエアーブラシで塗装し、目や口、鼻の部分を筆で塗り分けます。
お面の横に穴を2カ所ずつ開け、ハトメの金具を外と内側に貼り付けコードを通しまとめてはさむプラスティックのパーツで留めています。

肩のパーツも同じような作りになっています。

足の部分です。
足の部分はまず市販のスリッパを用意し、その周りに実際に必要な大きさになるよう発泡スチロールを貼り付ける。このとき、つま先、かかと部分を分け2つのパーツにし隙間を空けるようにして接着する。
接着はまず発泡スチロール用の接着剤でスリッパと発泡スチロールを接着し、補強のため隙間に木工用ボンドで埋めてあります。隙間へはシリコン系のシール材(風呂場のタイルの隙間を埋めたりするもの)が使えるかもしれません。
爪の部分は尖るように削った発泡スチロールに黒の接着タイプの合皮(ファンタリーナ)を貼り付けました。その後指の部分を作り割り箸を間に差し爪と指、指と本体を接着します。
その上から白のフェイクファー ボアを本体を覆うように発泡スチロールに接着し足が入る部分に穴を空けています。
発泡スチロールを接着するのに隙間を空けているのは、歩くときにどうしてもつま先部分などを曲げ着地してしまうので、あらかじめ曲げる部分(土踏まず部分より前後の部分)チェックし隙間を作っておくと壊れにくく歩きやすくなります(多少)。

肩のパーツの取り付け方法についてです。
このパーツは今まで黄飛虎や騰蛇のように高さのないものではなく、高さが20cm以上になっているのでマジックテープでの固定では左右に振れたとき安定しないのでやめました。
さてどうしたかというと、まず肩パーツには外径10mmのパイプを2本深く差し込むようにし固定します。
上着の内側にもう1枚ウレタンボードをプロテクターのようにして着込んでおり、ウレタンボードの肩に当たる辺りに外径13mm内径11mmのパイプを左右2本ずつ立ててあります。ウレタンボードに穴を開けパイプを通し、ウレタンボードを挟むようにパイプの上下から穴を空けた板を通します(上8mm厚、下4mm厚)。プロテクターは身体をはさむようになっていてゴムバンドとマジックテープで固定して、着やすく動きやすいようにカットしてあります。
上着には肩の所に内径14mmの大きなハトメを取り付けてあります。着るときにこのハトメからパイプを通します。
肩パーツのパイプを上着から出たパイプに差し込み固定できます。
ちょっと大がかりかもしれませんが外れませんし安定しています。欲を言えば斜めではなくもっと縦にまっすぐ立てたかったところです。



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