AFRICA


ETHIOPIA ETLFV.O.Gospel

 

  オールドファンにはたまらない放送局、アジスアベバのETLF。78年にクーデターでハイレセラシェ皇帝が追放されるまで放送を行っていたキリスト教系放 送局でした。アジア向けには中国語放送があって、日本のリスナーにはなじみの深いアフリカ局でした。放送開始前には楽曲 「エリザベス・セレナーデ」の美しい調べとティンパニー連打のISが聞かれました。70年代にBCLを楽しんでいた皆さんには忘れられない局ではないで しょうか。

Listen to:  ETLF -  The Voice of the Gospel

 

ETHIOPIA V.O.Ethiopia

  78年の社会主義クーデターのメンギスツ政権誕生後、ETLFの施設を接収し国営放送が海外向けの番組を放送しました。 ピアノ演奏によるISを使った「エ チオピアの声」の英語放送は0000JSTから9560kHzで比較的容易に受信できました。

Listen to: Voice of Revolutionary Ethiopia (English)

 

ERITREA V.O.Broad Masses of Eritrea

  90年にエリトリアがエチオピアから独立し、それまで地下放送だった「エリトリアの広汎な大衆の声(V.O.Broad Masses of Eritrea)」がアスマラから国営放送として電波を出すようになりました。弦楽器による音楽がISとして使われています。地下放送時代と同じISで す。ちなみに1982年の冬、地下局時代には五木ひろしの千曲川にて始まる番組がありました。イエメン、アデンにて93 年秋に受信。

Listen to: Voice of Broad Masses of Eritrea (Tigrinia)

 

SCEYCHELLES FEBA

 インド洋のセイシェル諸島からキリスト教系のFEBAが放送をしていま した。 ISは讃美歌の「慈しみ深き」の冒頭部をモチーフにしたもの。日本での受信はきわめて良好で、特にインド亜大陸向けの各言語による放送は、JST2200ごろから15325kHzで毎 日強力に受信できました。ただ、宗教局であるということと、放送に使用されている言語がアジア各国のローカル言語であることが多かったため、内容を じっくりと聴くことはありませ んでした。

Listen to: FEBA Seychelles



SUDAN (broadcasting to Sudan)

 ここではスーダン向けに海外から放送されている二つの放送の開始時の録音を紹介します。
 1局目は、アメリカのRadio Sawa系列で、スーダンのダルフール地方向けに放送しているAafiyah Darfurです。こちらの放送はアラビア語を使用しています。

Listen to: Aafiyah Darfur
 (USA)

 ダルフール地方向けにはもう1局、オランダのNGOによって運営されているRadio Dabangaがあります。こちらのほうは、アラビア語の方言での放送です。Radio Dabangaは、現地の人々の間でも非常によく聴かれているラジオ局です。ニュースや音楽のほかに、生活情報が放送されていま す。

Listen to:
 Radio Dabanga  (Netherlands)



SOUTH SUDAN (R.Juba)

 スーダンから分離独立した南スーダンの国営ラジオ、Radio JubaのISと開始アナウンス、国歌です。アラビア語放送なのですが、放送開始後に賛美歌「いつくしみ深き」が流れます。アラビア語=イスラム という 固定観念を払拭してくれます。南スーダンはキリスト教エリアなのです。2012年の現地録音です。

Listen to:
  Radio Juba in Arabic


LIBERIA ELWA)

  キリスト教系のELWAは、日本時間の午後25mbで比較的良好に受信できました。アフリカ各語での放送で、ビブラ フォーンのISが印象的でした。黒人が ドラムを叩いているデザインのベリカードも人気がありました。その後リベリアが政情不安に陥るや、ELWAは閉局。後に またELWAが放送を再開しました が、内政不安定なために長続きしませんでした。

Listen to: Radio ELWA (English tx closing down)

 

GHANA R.Ghana)

  75年当時R.Ghanaは大規模に国際放送を実施していて、0545JSTからの英語放送は9545kHzでとても強 力に受信できました。放送開始前に 流されていたのがドラムのISでした。番組広報雑誌(周波数表兼)も無料で送ってくれるなど、サービスも良かったのです が、いつのまにか国際放送は規模を 縮小してしまいました。

Listen to: Radio Ghana (English)

 

NIGERIA V.O.Nigeria)

  ナイジェリアの国際放送V.O.Nigeriaは、75年ごろには15180kHz0030JSTの英語放送開始部分 が受信できました。トーキング・ド ラムとよばれる独特の太鼓のISBCLの間に人気を呼んでいました。その後もV.O.Nigeriaは比較的良好に受 信できるアフリカ局として、日本の BCLを楽しませてくれました。

Listen to: Voice of Nigeria (English)

 

TANZANIA R.Tanzania

  タンザニアの国際放送R.TanzaniaDar Essalaamは、かつては15435kHzで英語サービスが0030JSTから受信できました。チェレスタのISが 印象的でした。ただ、変調が浅いことが多く、信号の割には内容が聞き取りにくい局でした。ニュースはタイコの連打のあと0100から放送されていました。

Listen to: Radio Tanzania Dar Essalaam (English)

 

PORTUGUESE MOZAMBIUE R.Club de Mocambique)

  ポルトガル領モザンビークの首都、ロレンソマルケス(現在のマプト)からの英語とポルトガル語による番組は、 JST1400s/onから 11785kHzで良好に聞くことができました。チャイムの4点鐘とギター演奏のSJが目印でした。その後独立国となった後も4点鐘は使いつづけられまし た。

Listen to; Radio Clube de Mocambique (English)

 

SWAZILAND TWR Swaziland)

  スワジランドのトランスワールドラジオも0000JSTISで放送を開始するところが受信できました。19,25mb を中心に何度か受信した記憶があり ます。チェレスタのISが気に入っていました。

Listen to: Trans World Radio Swaziland

 

SOUTH AFRICA R.RSA)

  ギターの演奏とボクマキリーという小鳥のさえずりが実に美しいISでした。70年代後半にはアフリカ向けの英語放送が 2000,2200JSTから 15220, 21535kHzで良好に受信できました。一時25790kHzで混信なく受信できたので感激したことがありました。悪 名高きアパルトヘイト華やかかりし 頃ではありましたが、番組内容も洗練されており、P.O.Box4559というリスナー参加番組は日本の聴取者にもとても人気がありました。

Listen to: Radio RSA (English)

  現在、南アフリカの国際放送は"Channel Africa"の名称で放送を行っています。インターバルシグナルには、今もボクマキリーの声が使われていますが、メロ ディーは異なるものが使われていま す。

Listen to: Channel Africa (Swahili)

 


 

インターバルシグナルページのトップへもどる