NORTHCENTRAL & SOUTH AMERICA

 

UNITED STATES OF AMERICA  (The Voice of America)

 VOAの放送は日本で強力に受信できます。オープニング音楽(ISといえるかどうかわからないが)にはアメリカ民謡「ヤンキードゥードゥル」が使われていました。モスクワ放送のISと同様、耳に馴染みのメロディーでした。

Listen to: VOA broadcast in Thai


UNITED STATES OF AMERICA  (KGEI)

  FEBC系 列局のKGEIは、サンフランシスコから毎晩日本語放送を行っていました。19741月のサービス開始当初は日本時間の午 後8時から9520kHzで放送されていましたが、受信状態は安定せず。のちに5980kHzに変更されました。東京制作の 録音番組が多かったような記憶がありますが、あまり熱心に聴いた記憶がありません。この録音は9520kHz74年の2月 ごろの録音です。

Listen to: KGEI Japanese service on 9520kHz, 1974


CANADA (Radio Canada International)

 ピアノ演奏のISは、国歌「おおカナダ」の冒頭部分をモチーフにしたもの。76 年頃は1800JSTから9520kHzで南太平洋向けの英語放送が何とか受信できました。今日では中継局のおかげで受信も容易ですが、かつては受信が難しい局でした。⇒ Radio Canada Internationalは、その後2012年に短波送信を全廃しました。

Listen to: Radio Canada International (South Pacific service in English)

 

UNITED NATIONS (United Nations Radio)

 1970年代半ばには日本語でも放送していました。VOAの中継所を経由していたため、VOAISが流れたあとチャイムのUNRISが聴けました。真昼間の午前1130分から15分の送信が混信も なく良好に受信できました。その後UNRの日本語放送はサービスを中止してしまいました。

Listen to: United Nations Radio (Japanese service)

 

CUBA (Radio Habana Cuba)

 1970年代半ばのRHCは、日本向け放送がないにもかかわらず比較的コンスタ ントに受信できました。1530JSTからの9525kHzがまずまずの状態でした。鉄琴によるISはキューバの革命 歌「726賛歌」。ISに続いて国歌で放送開始。音楽番組が聞きものでした。

Listen to: Radio Habana Cuba (North American service in English)
 

NETHERLANDS ANTILLES (Trans World Radio Bonaire in Portuguese)

 ISは、賛美歌「立てよいざ立て主のつわもの」。70年代半ばにはコルネットで の演奏でした。1000JSTという時間帯に11815kHzで極東向け英語放送が放送されていたようですが、一度として受信することはできませんでした。その後ISはカリオンの音色で演奏されるようになりました。南米向けの15435kHz 0800JSTごろ受信できました。いずれにしても今は無き思い出の局となってしまいました。

Listen to: Trans World Radio Bonaire (South American service in Portuguese)

 

ECUADOR (HCJB - La Voz de los Andes)

 「アンデスの声」の日本語放送については他のHPで詳細な記述がご覧になれると 思いますので、ここでは多くは書きませんが、1973年当時9715kHz2030JSTからの受信には様々な思い出があります。尾崎アナウンサー御夫妻に何度か手紙を読んでいただきました。

Listen to: La Voz de los Andes (Japanese service)

 

CHILE (La Voz de Chile)

 1976年に突如国際放送が始まりました。インディアンハープの美しい演奏の ISが日本中のリスナーの間で人気になりました。信号は1800JSTごろ11810kHzが強力に受信できました。ISと なっていたメロディーは、チリ民謡「黒い瞳売ります」。英語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、ロシア語、 アラビア語の放送が行われました。しかし番組はニュース以外はほとんどが音楽で、テスト放送の域を出なかったように記憶しています。かくしてこの局は短命に終わりました。良好に受信できていたのでとても残念でした。

Listen to: La Voz de Chile (German service)

 

BRASIL (Radio National Brasilia)

 R.Nacional do Brasiliaという名称で欧州向けの番組が日本時間の早朝に受信できました。ISはブラジル民謡「月の光」。英語放送は0600JSTから 11785kHzで聞こえました。文化、政治などバラエティー豊かな番組内容でしたが、その後短波国際放送は中止されてしまいました。

Listen to: Radio National Brasilia (English service)
 

ARGENTINE (Argentine National Radio - RAE)

 「幻の日本語放送」というニックネーム、それに9690kHzは、70年代の BCLファンの間ではあまりにも有名でした。受信の難しさはドイチェ・ヴェレの比ではありませんでした。年に数回何とか受信 することができましたが、内容をきちんと聞き取ることはまさに至難の業でした。ちょっとでも良好に受信できたときの喜びは、 筆舌に尽くしがたいものでした。その後、1982年夏のフォークランド紛争(マルビーナス紛争)頃から11710kHzに周波数が替わったこともあり、受信は以前ほど難しくはなくなりました。

Listen to: RAE (Japanese service)

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