2004年5月23日あたりに、憂鬱な気分を引きずりつつ家から出た。
目指すは山形県の山寺、立石寺

とにかく何も考えずに車に乗って運転したかったので、高速を使った気がする。
東北道で宮城まで出て、そこから国道113号線で山形へ。

さっそく山深くへ、俺は曇り空の下で、俺は山の空気吸い込む。よく見たら断崖絶壁
こんな山中を抜けていくのだ
でもさ、どこにでもある街の風景も宝物に見えるのだ。
この写真をどうやって撮ったかは言えない!

道中についてはこれこれを 見てください(手抜き)
川のせせらぎ何か採ってるおじさん、いい風景だー。

途中、カーナビを見てたらなにやら旧道らしき道を発見、こりゃ行かないわけにはいかない。
案の定、なかなかな道だった。写真では分からないけど、へんな音楽を大音量 で 流す謎の不動尊もあり
かと思ったら「落石注意」の看板の前で小さな落石がいっぱい、とスリリング で楽しかっ た。
こんな所で走りながら写真を撮ってはいけません。そのうち死んで しまうよ。

ここから山寺まで一直線!のはずが、カーナビを見てたらまたもや
「伊達家墓所」という謎の名所を発見してやや寄り道、何故こんな所に?という僻地にあった。
しかも伊達政宗じゃないか看板を見て謎は解けた、あの伊達政宗じゃなくて、さらに祖先の伊達政宗だったの だ。
中興の祖、と言われた政宗にあやかって政宗の父輝宗が政宗と名づけた、というのは聞いたことがある。

寄り道しつつ山寺に到着
駐車場を探してさまよい走ってたらお土産屋のおばちゃんに捕まる。
ここらへんは大体一日500円と談合的に価格が統一されているみたいだ。
そのおばちゃん曰く「帰りにうちの店で1000円以上の買い物してくれたら駐車料金はタダになるから」
こういう観光地は好きじゃないけどしょうがない、そそくさと駐車する。
そのおばちゃんから「あんた若いのに一人で来たの?珍しいねえ」と
やや警戒されつつ話しかけられる
その時は一週間ぐらい無精ひげを生やしっぱなしだったので余計そう見られたのだろう。
「お寺が好きなんですよ」と答える、事実そうなんだから仕方がない。

さてやっと登山?開始、山寺だから登るしかない。
運の悪いことに関西地方の修学旅行生と鉢あわせになってしまってうるさいうるさい。
「そこでボケな」とかいう学生と大量遭遇、寺に興味ないならどっかいけよ・・・。
そんな学生がいなくなるのを待って、一瞬のタイミングで撮影したからブレる(言 い訳)
そして林の中の石段をひたすら登る。登る。

目指すところはまだまだ上なのだ。岩場と電線、ミスマッチ。
しかし今回の写真を見直してみたら手ブレが多い、慌てて撮ってるからだろうけどもうちょっといいデジカメが欲しい・・・。
やっと頂上が見えてきた。と思ったら雨も降ってきた
昔の修行僧はこんな岩場の中で修行してたらしい。立ち止まって思いを馳せ る。
眺めのいい所に着いたようだ。雨宿りもかねて少し休憩。

やっぱ景観がいいなあ、山寺内部下界の様子もよーく見渡せる。
昔の侍、もとい昔の修行僧はすっげえ所で修行してたんだ。
最後部の奥の院に到着、説明は看板で(またまた手抜き)

お守りなんぞを買った後、帰り道へ。
「五月雨山形」なんと冗談を言ってる場合ではなく本格的に雨が降ってきた。
濡れた石段で滑らないように、しかし少し早足で下る。
雨も風情があっていいんだけど。
ところどころで雨宿り、写真は相変わらず手ブレ気味
ここらへんなんか生で見ると本当にキレイなんだけど、微妙にボケてます。

やっと下山できた、服はずぶぬれ、でも心は満たされていたのだ。
雨の山頂、これでおしまい。今日はもう帰ろう。

帰りはおばちゃんのお土産屋さんで税込み1050円のお土産を買ったことは言うまでもない。

古き時代への憧れを感じつつも、また東京に戻ったのだった。

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