皐月賞(GI)
作 成 日 1998年 4月12日 最終更新日 1998年 4月20日
| 登録状況 | 枠順発表 | 競り市 | レース結果 | 次走予定 |
桜の女王には、武豊騎乗のファレノプシス(なおや所有)が降臨した。
やはり、武豊騎手はうまい。難しいとされている桜花賞を、これで4勝。とどまるところを知らない。
そして、皐月賞だ。武豊騎手にも心強い味方がいる……■いよいよクラシックは、中山の舞台へ! 心待ちにしているのは、BAKENEKOオーナーなのかも知れない。オーナーは今月、岡山から千葉へと引っ越しを済ませたばかりだ。その後を追うようにして、愛馬スペシャルウィークが東上する。「あんまり優等生なのって好きじゃないんだけどね」と苦笑いするオーナーの気持ちも分からないではない。スペシャルウィークデビューから4戦3勝2着1回。非の打ち所のない成績で弥生賞までをも制してしまった。クラシック候補と早くから騒がれていたキングヘイローをも圧倒しての成績だ。「好きにはなれないけど、期待しているよ」昨年度菊花賞以来のGI制覇へ秒読み段階に入った。関東の生活を、素晴らしいGI勝ちで飾りたいところだ。
■タヤスアゲイン、キングヘイローと、両馬ともにARCSオーナーの期待を裏切り続けている。「うーん、どうしてでしょうね。タヤスアゲインにはどうしてもダービーを勝って貰わないと行けないんだから、ここでも負けるはずがないんだけどなぁ……」納得がいかないというオーナー。しかし、。その素質は十分。タヤス陣営のタヤスアゲインへの心持ちは、その馬名からも判るとおり、タヤスツヨシの再来だ。また、キングヘイローも早くから素質を認められてきた馬。休養あけの前走はともかく、どのような戦いをするのか、興味はつきないところだろう。また、ビルドアップリバーもこの距離ならまだまだ巻き返せる?
■「グリーンプレゼンスがあんなことになっちゃって……残念だよね」というのは、ほくほく顔のなおやオーナーだ。今年度はスタートから不調続きのPOCS。とは言え、昨年度の最優秀オーナーだ。昨年度獲得できなかった桜花賞オーナーとなり、GI男の面目躍如といったところだろうか。昨年度から通算して、桜花賞が7勝目のGI。「強いのだか弱いんだか、わかんないよね(^^; きっと運がいいだけだよ」というセリフも、正直なところか。グリーンプレゼンスで今年度初勝利を飾ったが、故障で皐月賞を回避。ここでは、いよいよ重賞の舞台に登場するエモシオンと、前走スペシャルウィークに食らいついた2着と健闘したセイウンスカイで連勝を期する。「どちらも面白いと思うんだけどね……どうかな(^^;」……さてさて。
他にも、ボールドエンペラー(おーはた所有)やディヴァインライト(橋本所有)なども有力か。スペシャルウィーク一色の中山に、どんな風が吹くだろうか?
| オーナー別皐月賞最終登録馬 | |||
| 途中順位 | オーナー名 | 登録頭数 | 登録馬 |
| 1 | ワカ | 0 | 競り確定 |
| 2 | BAKENEKO | 1 | スペシャルウィーク |
| 3 | なおや | 4 | エアジハード エモシオン グリーンプレゼンス セイウンスカイ |
| 4 | おーはた | 1 | ボールドエンペラー |
| 5 | 橋本龍介 | 1 | ディヴァインライト |
| 6 | ARCS | 4 | キングヘイロー クリールサイクロン タヤスアゲイン ビルドアップリバー |
| 7 | たかし | 1 | マイホームタウン |
| 8 | げんさん | 0 | 競り確定 |
| *青字名は優先出走権を持っている馬。 *太字名は獲得本賞金から出走確実となっている馬。 *グリーンプレゼンス(なおや所有)は故障のため回避。 | |||
|
第58回 皐月賞(GI) サラ系4歳 オープン 定量 中山芝2000 |
馬名 所属 性齢 重量 賞金 厩舎 オーナー −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ウィニングラック 東 牡4 57.0 820 田中 和夫 エアジハード 東 牡4 57.0 800 伊藤 正徳 なおや エモシオン 西 牡4 57.0 1750 小林 稔 なおや キングヘイロー 西 牡4 57.0 3050 優先 坂口 正大 ARCS クリールサイクロン 東 牡4 57.0 4700 優先 稲葉 隆一 ARCS グリーンプレゼンス 西 牡4 57.0 1620 優先 音無 秀孝 なおや ケイエスグットワン 西 牡4 57.0 800 高橋 成忠 コウエイテンカイチ 西 牡4 57.0 800 吉永 猛 シャインポイント 西 牡4 57.0 1200 宮徹 大 スナークレイアース 西 牡4 57.0 800 吉永 猛 スペシャルウィーク 西 牡4 57.0 5200 優先 白井 寿昭 BAKENEKO スペーストラベラー 東 牡4 57.0 800 伊藤 正徳 セイウンスカイ 東 牡4 57.0 2450 優先 保田 一隆 なおや セイクビゼン 東 牡4 57.0 1900 優先 大江原 哲 センターフレッシュ 西 牡4 57.0 800 二分 久男 タヤスアゲイン 西 牡4 57.0 2400 優先 山内 研二 ARCS ディヴァインライト 東 牡4 57.0 1650 伊藤 正徳 橋本龍介 トウカイパンチ 西 牡4 57.0 800 安田 隆行 トウショウコナン 東 牡4 57.0 800 奥平 真治 ビルドアップリバー 東 牡4 57.0 1050 加賀 武見 ARCS フジラッキーボーイ 東 牡4 57.0 800 優先 高市 圭二 ボールドエンペラー 西 牡4 57.0 3150 中村 均 おーはた マイホームタウン 東 牡4 57.0 800 富田 一幸 たかし −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− *「優先」のない馬では、獲得本賞金800万円のうち5頭が出走可能。 |
| 第58回 皐月賞(GI) | ||||||
| 枠番 | 馬番 | 馬 名 | 騎手 | 主な勝ち鞍 | オーナー | |
| 1 | 1 | エモシオン | 松永幹 | すみれS | なおや | |
| 2 | 父 | コウエイテンカイチ | 熊沢 | ゆきやなぎ賞 | ||
| 2 | 3 | セイウンスカイ | 横山典 | ジュニアC | なおや | |
| 4 | ディヴァインライト | 岡部 | 橋本龍介 | |||
| 3 | 5 | ビルドアップリバー | 加藤 | ARCS | ||
| 6 | 地 | ウイニングラック | 田中勝 | 500万下 | ||
| 4 | 7 | クリールサイクロン | 蛯名 | 新潟3歳S | ARCS | |
| 8 | 父 | マイホームタウン | 吉田 | 若竹賞 | たかし | |
| 5 | 9 | 父 | シャインポイント | 後藤 | ||
| 10 | フジラッキーボーイ | 中館 | ワカ | |||
| 6 | 11 | トウカイパンチ | 石橋 | |||
| 12 | キングヘイロー | 福永 | 東京スポーツ杯 | ARCS | ||
| 7 | 13 | ボールドエンペラー | 河内 | デイリー杯3歳S | おーはた | |
| 14 | タヤスアゲイン | 柴田善 | いちょうS | ARCS | ||
| 15 | 父 | スペーストラベラー | 藤原 | ふきのとう特別 | ||
| 8 | 16 | 父 | ビゼンニシキ | 江田照 | ||
| 17 | ケイエスビッグワン | 村本 | ||||
| 18 | スペシャルウィーク | 武豊 | 弥生賞 | BAKENEKO | ||
圧倒的な1番人気を背負ったのは、スペシャルウィーク(BAKENEKO所有)。弥生賞の勝ちっぷりといい、誰しもがその強さを認めているのだから当然といえば当然だった。しかも、鞍上はファレノプシス(なおや所有)でクラシック第一段を制した武豊騎手となければ、向かうところ敵なしと誰もが判断したことに違いない。その結果が、最終オッズ1.8倍になったと言っても、みな頷くに違いない。
2番人気には、未知の魅力あるエモシオン(なおや所有)といった形になっていた。牡馬クラシック第一弾、中山競馬場の直線でハナを切ったのは、逃げ宣言が飛び出していたメジロライアン産駒コウエイテンカイチだった。そして2番手にセイウンスカイ(なおや所有)、続いてエモシオン(なおや所有)、キングヘイロー(ARCS所有)と続く展開となった。これがもうお馴染みとなったスローペースですすみ、これが1番人気に黒い陰を落とした。スペシャルウィークは大外枠18番発走ということもあり、後ろ後ろでレースを展開せざるを得ない状況になってしまった。この展開ではどうしても早仕掛けになってしまうのか、第3コーナーで仕掛けたのがスペシャルウィークの武豊騎手。ずんずんと前を捕らえようと馬群の大外を上がっていった。
最後の直線、コウエイテンカイチが沈みことに伴って先頭に立ったのは、道中カッカとするセイウンスカイと折り合ってきた横山典騎手。早々と先頭へ。これにキングヘイローやスペシャルウィークが襲いかかる展開。しかし、スペシャルウィークは外外を回らされて既に脚は残されていなかった。これに対し、キングヘイローに一端並ばれたがセイウンスカイは坂下でキングヘイローを再び突き放し、驚異の粘りでセイウンスカイがゴールに飛び込み、今年第1冠を制覇した。横山典騎手は初のクラシック制覇。
2着にはキングヘイローが飛び込み、スペシャルウィークは3着に止まった。
4着にはエモシオンが入り、差質の高さを感じさせた。この結果、1着4着に所有馬を送り込んだなおやオーナー。通算8度目、今年度2度目のGI制覇で、首位をひた走ってきたワカオーナーを16ポイント差で射程圏内に捕らえた。また、キングヘイローの活躍でARCSオーナーも4位に浮上した。
POCSもいよいよ佳境に入って参りました!
| 着順 | 馬番 | 馬名 | 騎手 | オーナー |
| 1 | 3 | セイウンスカイ | 横山典 | なおや |
| 2 | 12 | キングヘイロー | 福 永 | ARCS |
| 3 | 18 | スペシャルウィーク | 武 豊 | BAKENEKO |
| 4 | 1 | エモシオン | 松永幹 | なおや |
| 5 | 4 | ディヴァインライト | 岡 部 | 橋本龍介 |
| 6 | 13 | ボールドエンペラー | 河 内 | おーはた |
着順 番 馬 名 性齢 斤量 馬体重 騎 手 タイム 着 差 単オッズ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1着 3 セイウンスカイ 牡4 57.0 472 0 横山 典 2:01:3 5.4 2着 12 キングヘイロー 牡4 57.0 476 -6 福永 祐 2:01:4 1/2 6.8 3着 18 スペシャルウィーク 牡4 57.0 476+10 武 豊 2:01:6 1 1.8 4着 1 エモシオン 牡4 57.0 450 -2 松永 幹 2:02:1 3 8.0 5着 4 ディヴァインライト 牡4 57.0 458 +4 岡部 幸 2:02:2 3/4 16.1 6着 13 ボールドエンペラー 牡4 57.0 448 -6 河内 洋 2:02:4 1.1/4 71.6 7着 7 クリールサイクロン 牡4 57.0 434 -2 蛯名 正 2:02:6 1.1/2 25.8 8着 14 タヤスアゲイン 牡4 57.0 486 0 柴田 善 2:02:6 ハナ 18.1 9着 6 ウィニングラック 牡4 57.0 482 -2 田中 勝 2:02:8 1.1/2 288.7 10着 16 セイクビゼン 牡4 57.0 466 -2 江田 照 2:03:0 3/4 80.9 11着 10 フジラッキーボーイ 牡4 57.0 516 -2 中舘 英 2:03:1 3/4 62.8 12着 8 マイホームタウン 牡4 57.0 462 -8 吉田 豊 2:03:2 クビ 153.2 13着 5 ビルドアップリバー 牡4 57.0 484 +2 加藤 和 2:03:2 アタマ 299.7 14着 9 シャインポイント 牡4 57.0 448 +2 後藤 浩 2:03:7 3 287.2 15着 15 スペーストラベラー 牡4 57.0 502 -6 藤原 英 2:03:8 クビ 232.4 16着 2 コウエイテンカイチ 牡4 57.0 454 -6 熊沢 重 2:03:9 3/4 113.1 17着 11 トウカイパンチ 牡4 57.0 396 0 石橋 守 2:04:0 1/2 255.4 18着 17 ケイエスグットワン 牡4 57.0 476 +4 村本 善 2:04:4 2.1/2 347.7 |
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