よく目をこらさないと見過ごしてしまいそうな花、ほら、あしもとに
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めぐる花の季節

街角に咲く
岸辺に咲く花の彼方に純白の富士が見晴らせます。 「あのね、富士山は私より小さいよ。」
確かに花の目線で見ると、富士は背比べのお相手です。隣の花がいいました。
「という事は、何倍も大きなわたしゃ富士山より何倍も大きいってことだよね。」
遥か遠くの富士山のことなどお構いなしに、花のおしゃべりが聞こえるようです。

夕刻、山の端は茜色に縁取られ、富士の影絵が浮かびます。やがて残照が去り、
富士の姿もいつしか墨の中に溶けるように消えてゆきました。
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